職人の一言

2017.04.09.10:00

 建築士がお施主さんのご厚意で開催する見学会には大工さんも応援に来てくれることがあります。
 建築士は説明だけだったらまとめて話すこともできますが、みなさん聞きたいことがありますから建築士一人だけでは大変です。
 私もお願いして見学会に出向いたときにこんな一コマがありました。

 大工さんがお客さまに柱について説明しています。
 「この柱はたまたま見つけたのでここにしました。」
 これだけでは何のことだか分からないので少し説明するとお施主さんの家も真壁仕様なので柱が表に出ています。

 普通は柱の3面が壁などに隠れてしまいますがリビングにある1本の柱は4面とも見える場所に立っています。
 家に使われている柱は節がある芯持ち材でしたが、リビングにある1本の柱には節が見当たりませんし、薄い化粧板を張ったつき板柱でもありません。

 つまり4面無節柱(超高級品)です。
 大工さんはこの超高級柱をたまたま見つけたのでこの位置にしました。と言っていたわけです。
 この話を聞いていた私は大工さんにもう少し説明をしてほしいと思いました。
 というのは、大工さんは作業場で家に使われる柱や梁を全部並べてどれをどこに、どの向きに使うのかを一本ずつ決めていきます。

 柱が100本あるとすると柱だけで400面をみていることになりますし、梁もあります。
 よく見える場所には色が揃った柱の綺麗な面が表になるように、隠れて見えない場所にはそれほど見栄えを気にしなくても良い材料と全部見て決めていきます。

 番付は見ていると静かな作業ですが大工さんの頭の中はフル回転です。
 そんな大変な作業の結果選ばれてリビングに決まった柱なのですが、見学会では「たまたまみつけた・・・。」になってしまいます。
 これが営業担当だったら違う言い方になったと思います。

 また、林業家にも似たところがあります。t_DSC_4224.jpg
 わが家には8寸角(24㎝角)の太い柱が2本あります。
 大黒様が2人いるのはおかしいと言うことで一本は大黒柱、もう一本は恵比寿柱と呼ぶこともあるそうですが、呼び方はさておき太い柱が2本あります。

 わが家の木のふるさとを訪ねたときに林業家が天然乾燥中の太い柱について説明をしてくれました。
 一本の太い柱を指さして「この木はいい木だよ。」と言ってくれました。
 当時(平成16年頃)はへぇ~と言うくらいにしか捉えることができませんでしたが、新築後も続いている林業家や大工さん、建築士とのおつきあいの中で林業家がたくさんある材料の中でどうしてあの一本の柱だけ指したのかが分かってきました。

 一本の木からは柱や梁、板も取ることができます。
 しかし、柱に向く木もあれば梁に向くもの、板に向くものなどそれぞれ木の個性によって向き不向きがあります。
 また、柱と言っても4寸、8寸など太さや長さによっても選び方が変わってくるそうです。
 8寸角で長さ6メートルの柱となると加工分を含めてもっと長くて太い木を用意することになります。

 長くて太くてしかもまっすぐな木と書けば数文字ですが山の傾斜地で100年近く風雨に耐えてきた植物としての杉がまっすぐに育つというのは無理が多い内容です。
 現場でも大黒柱として使える木は2000本伐採して10本あるかないかという1%未満の話だそうです。

 その中でもたまたま100年間周囲の木の並びや育ち方など様々な要因が重なって偶然まっすぐに伸びる木が出てくるそうですが先ほどの1%未満のさらにもう一桁小さい数になってしまうそうです。
 林業家が言ってくれた「この木はいい木だよ。」の一言にはとても深い意味があったことをずっと後になって知りました。

 大工さんや職人さん、林業家は私たち住まい手のために目に見えない努力や苦労をしてくれています。
 営業担当者のようには話してくれませんが、建築士は住まい手と大工さんや職人さん、林業家をつないでそれぞれの仕事や役割を紹介してくれます。

 見学会は住まい手と建築士の出会いの場でもあります。
 家を見ることをきっかけに建築士に今まで聞いたことや思っていることについて尋ねてみると意外な話が聞けるかもしれません。
 木の家に住み始めて10年を超えて振り返ってみると私が当時思っていたことには随分誤解と思い込みが多かったように思います。

 建築士や林業家、大工さん、職人さんからわが家のことを学ぶ中で誤解や思い込みが減っていき住まい手としても上手に家が使えるようになっていきました。

積立預金

2016.06.14.22:43

 私たちは様々な形で金融と関わりながら生活していますが、学校で金融について学ぶ機会はほとんど無く社会に出てから自らの判断で金融商品を選んでいるように思います。

 株式、債券、外国為替、商品先物など専門性が高い金融商品もあれば、定期預金や積立預金など身近な金融商品もあります。
 金融機関が費用をかけて宣伝したり積極的に勧めてくるのはまとまった金額をある程度決まった期間預かることができる商品か取扱手数料が入ってくる金融商品が多いように思います。

 金融商品を知るには金融機関で聞くのが良さそうに思いますが、窓口やネットで調べようとすると、会社が売りたい商品やサービスは時間を割いて説明してくれますが地味な積立預金などは簡単な説明だけで、使い方などと言った話になるとそれはお客様のご判断で・・・でおしまいです。

 例えば株式投資は売却益を得ることができるので多くの方が利用しています。
 株式投資を始めるに当たって売却益が期待できる反面、売却損が出るかもしれないことぐらいはみなさんご存じですしそれがわかった上でなるべく売却損が出ないように運用しようとします。

 ところが実際に株式投資をやってみると、株式取得金額よりも株価が上昇していればもっと上がるんじゃ無いかと思いますし、株価が下がればここで売却したら損が確定してしまうのでもう少し待てば株価が戻るかもしれないと思います。
 要するに株価が上がっても下がっても売却する判断に迷うわけです。

 また、株式投資は時間をかけて少しずつ上昇してきた株価でも一日で取得金額を下回ることもありますから株価の推移に敏感になります。
 さらに、株式投資は取得銘柄ごとに決済するまでが一つの区切りですから一つの銘柄で決済が終われば次というように取引が連続するので思っている以上に忙しい取引です。

 株式投資は売却益に期待ができるというだけで株式投資を始めると株価の推移に一喜一憂する生活に耐えられなくなるか、売却するタイミングを逃して塩漬けになってしまったり必要な資金のために損を承知で売却してしまうことが意外に多いようです。
 株式投資を始めるに当たって株は買うよりも売るタイミングが難しいなんてことは取引の説明書に書いてないし、株式投資を始めるとどんな生活になるのかなんてことまで説明してくれません。

 積立預金は毎月自分で決めた金額を普通預金口座から積立預金口座に振り替えるサービスで誰でも知っている超有名金融商品ですが、その使い方になると意外に知られていないように思いますし、一般的な使い方としては旅行やほしい物の購入資金確保のために利用されています。

 普通預金口座には給与が振り込まれたり生活費が引き落とされたりお小遣いも普通預金口座から出ていくのでお金は入ってくるし出ても行く口座です。
 積立預金口座は自分で引き出さない限り出て行くことは無くほっとけば預金限度額まで増え続けます。

 この特徴を活かせば生活費の中から自分が決めた金額を切り離すことができます。
 今の生活に余裕なんて無いのに積立なんて無理!と言われそうです。

 私も新築した頃は新たな積立などできませんでしたが建築士が「メンテナンス・フリーの家など存在しない」と言うのでいずれ必要になるのであれば準備は早いほうがいいと思ってとりあえず毎月1,000円の積立預金を始めました。
 毎月1,000円の積立なんて年に12,000円ですからそんな金額であればわざわざ積み立てなくても思いますが、とりあえず積立預金口座を持つことが目的でした。

 その後、減った暖房費を積立預金に振り替えたり、電気料金が減った分も積立預金に振り向けることで積立金を少しずつ増やしていきました。
 費用削減策を実行して減った金額の取り扱いまで考えておかないと光熱費は減ったはずだけど特に生活に実感が無いと言うことになってします。

 積立口座を持っていると減った金額を振り替える先があることで生活費から削減額を切り離すことができます。
 急にまとまった資金が必要になったときに備えて時間を味方につけてコツコツ積み立てるお金は元々電力会社などに支払っていた金額ですから生活に負担感は少なく安定して長く続けられます。
 自分で使えるお金を増やすには収入を増やすか支出を減らすしかありません。
 支出を減らして使えるお金を増やす仲介役として積立預金は結構使えるサービスだと思います。

吸気口の掃除

2016.04.11.02:47

 家の気密は温熱環境と共に計画的な換気の必要性など最近よく耳にするようになりました。
 気密についてはすきま風の話とか息が詰まるとかいろいろ言われているみたいですが、気密は奥が深くて建物の気密について専門に研究している方もいるそうです。

 気密で言う隙間は計画されていない空気の流入箇所で換気扇や吸気口は隙間とは言いません。
 隙間は引き違い窓やコンセント、柱と床・天井が交わるところ、配電盤にも結構大きな隙間があります。
 こうした計画されていない場所から多くの空気流入があると家全体の換気計画が乱れるので隙間の少ない家(C値が小さい)がよく話題に出てきます。

 換気の方法にもいろいろありますが、換気扇で空気を排出して負圧になった室内には吸気口から空気を取り入れる方法が多いようです。
 ところが、吸気口から取り入れるよりも隙間からたくさん空気が入ってくれば排気口から離れるほど思うように換気ができなくなります。
 だから気密は大切ということになっているのですが、わが家で気密ってどうなっているのか調べてみることにしました。

 隣り合う脱衣室と浴室の換気扇を両方使うと毎分2.5立方メートルの空気が排出されます。
 両方合わせても3畳ぐらいの狭い空間なのでリビングと脱衣室の引き戸の隙間から風が入ってきます。(1m/秒)
 脱衣室に気圧計をおいて換気扇のON/OFF時で測ってみましたが、出て行った量の空気がリビングから入ってくるので気圧の変化はほとんどありません。

 今度は空気が入ってくる引き戸の隙間を四面ともテープで塞いでみましたが、やっぱり気圧に変化が見られません。
 おかしいと思ったら、あれ・・・臭いがする・・・嫌なにおいではありませんが普段と違うにおいがします。
 すぐに床下の臭いだと気がつきました。(床下には何度も入っているのですぐに気がついた)

 しばらくして脱衣室にある分電盤から空気が流れ込んでいることがわかりました。
 分電盤には家中の電線が壁の中を通っています。引き戸の隙間が無くなったので別の隙間から脱衣室内に空気が入り込んでいたわけです。
 これだけ強調すると気密が悪いように見えますが、気体の通り道を塞ぐのは結構大変だと言うことがわかりますし、施工中であれば対処できますが家ができあがってから気密をあげるのは難しいように思います。

 さて、わが家にも各部屋に空気の取り入れ口があります。
 法律で設置が義務づけられている吸気口ですが、数年前から暖かくなると吸気口内でゴソゴソ音がするようになりました。
 たぶんどこにでもいるアブラコウモリだろうと吸気口を閉じて放置していましたが、コウモリが住み着いているとすれば当然うんちもするはずです。吸気口のコウモリ

 この状態で吸気口を開けると空気が室内に入る前にコウモリのうんちフィルターを通ることになり気持ちよくありません。
 4月に入ったばかりの今だったらまだコウモリはいないだろうと吸気口を外してみたところすでに一カ所だけコウモリが3匹居座っていました。
 ほかの吸気口にはコウモリはいませんがうんちはいっぱいだったのできれいに掃除してコウモリが入らないようにしておきました。

 気圧計で室内の気圧変化は捉えられませんでしたが、計画換気には気密に加えて吸気口の点検・掃除が大切だと学ぶことができました。
(後から知りましたが気密を測るには私が使った気圧センサーの1,000倍精度がよい測定器が使われるそうです。)

電気料金メニューの比較

2016.02.02.21:43

 北陸電力から平成28年4月からはじまる電気料金メニューが発表になりました。
 これまで使っていた料金メニューは平成28年4月以降も継続して使えますが、平成28年8月以降の変更については新しい料金メニューしか選ぶことができません。

 電力自由化で電気料金は安くなると言われていますが、わが家ではどっちの料金メニューが安くなるのか興味がありました。
 現在選んでいる”エルフナイト10プラス”と新料金メニュー”くつろぎナイト12”を数年分の1時間毎の消費電力量のデータをもとに比べてみました。

 なんと、電気料金はほとんど同じになりました。
 電気料金は年間20万円を超えますが料金メニューでの年差額は300円程度でしたから同じと言っても差し支えないと思います。

 現在の割引プランが新メニューでは使えなくなります。
 エルフナイト10プラスには冬季の電気料金が2割引になるあったかプランがありますが、新メニューにはありません。
 あったかプランは電気温水器やエコキュート、クッキングヒータ、200Vエアコンや床暖房用ヒートポンプを使用し機器総容量が10kVAの場合に選ぶことができます。

 言葉で書くと難しく感じますが、給湯は電気温水器やエコキュート、200Vエアコン、クッキングヒーターは今では普通の設備機器なのですでにあったかプランが使える家は結構多いと思います。
 新築の場合は最初から設備が揃っていますが、私のように後から少しずつ設備更新した場合はあったかプランを見逃しているかもしれません。

 料金メニューでの差額はほとんどありませんが、あったかプランなどは冬に多くの電力を使う家庭では見逃したくないプランですし、電気料金が高くなる冬に2割引になるのは助かります。わが家では1月の割引額は7,300円でした。
 消費電力量だけで比べるとどっちの料金メニューでも金額に違いはほとんどありませんが料金プランで比較すると割引プランによっては電気料金に違いが出ます。

 わが家の場合は電気料金メニューを変更しない方が年間の電気料金は安くなる結果になりました。
 電力自由化で北陸電力以外も選べるようになりますが、消費電力量だけで比べずにどんな機器をどのように使っているか把握し、電力会社で使えるサービスが無いか調べてみることをお勧めします。

 普段気にしない電気料金メニューですが新しい発見があるかもしれませんし、設備更新時期であれば事前に使える料金プランを知ることで選ぶ設備が変わるかもしれません。
 平成28年8月以降は新しい料金メニューしか選ぶことができなくなります。
 また、あったかプランなどの割引プランの見直しにも締切があります。

熱損失量

2015.12.18.19:17

 富山の冬は晴れる日が少なく日中晴れている地域がうらやましく思います。日射時間比較
 住宅の自然温度差というと暖房していない室温と屋外気温の差を言いますが、自然温度差は設備機器やキッチンなどから発生する生活熱と日射取得熱が熱源になっています。
 自然温度差が大きいほど暖房に要するエネルギーが少なくなります。

 室温 = 暖房 + 自然温度差 + 外気温

 外気温が8度で自然温度差が6度の場合、20度の室温を得るためには6度暖めれば良いことになりますし、室温を保つには屋外に逃げた熱を補う必要があります。

 室温 = 暖房 + 自然温度差 + 外気温 - 逃げる温度

 自然温度差(度) = 生活熱(W) + 日射取得熱(W) ÷ 総熱損失量(W)

 生活熱が900W、総熱損失量が300Wのわが家では、自然温度差は3度になります。
 計算には日射取得熱も入れるのですが富山の冬は晴れる日が少なく日射に期待できないので日射取得熱を省いた値を使っています。

 夏は何度も屋根や外壁の温度を測りましたが、寒い冬はどうなのか測ってみました。
 曇った日は外気温と屋根の温度に差はほとんどありませんが、晴れた日に測ってみると気温が8度でも日射が当たっている屋根は35度ぐらいありました。冬の日射と熱損失量

 今まで室温20度の室内から外気温8度の屋外に熱は逃げていくと考えていましたが、日射が当たっている面は室温よりも暖かいので様子がちょっと違うように思います。
 晴れていれば窓から日射が入ることで室内が暖められる効果に加えて、屋外に逃げる熱量も少なくなっていることが考えられます。

 以前太平洋側にお住まいの方から灯油の使用量について話しを聞いた時に思ったよりも消費量が少ないことや、わが家の温度データを見直してみると外気温が同じでも晴れた日は障子を閉めていても室温が高くなっていました。

 日射が当たっている面の温度が高くなることで屋外に逃げる熱が減ることで室温も下がりにくくなっているように思います。
 明日が晴れると分かれば暖房設定温度を下げられそうです。

 わが家の暖房はヒートポンプが熱源なので電気を使います。今年から午前10時から17時までの電気料金単価が高い時間帯の設定温度を2度程度下げて運転していますが、これに加えて晴れる日にはさらに設定温度を下げることができそうです。
 一手間かかりますが、暖房は消費電力が大きいので住まい手のちょっとした工夫で快適性を犠牲にすること無く費用削減ができます。

 我慢したり節約しているわけでは無く温度や日射という環境を観察することでそれに対応すれば結構大きな費用の削減ができますし、それがだいたいいくらになるのか分かるところが大切なところです。
 自宅の熱損失量を知ることは生活費の削減に大きく貢献します。新築の際には使い方も含めて是非知りたい値です。

続・消費電力を測る

2015.11.14.02:48

 電力量など測っても実益が少ないと言われることがあります。
 測定器を購入して電力量が分かったところで電気料金が目に見えて安くなるわけでは無いし、単に使っている電力量が分かっただけでおしまいというわけです。
電力量計測機器
 デスクトップパソコンはモニターの電源をOFFにするだけで消費電力が半分ぐらいになることもあるし、トイレの蓋を閉めるとか、冷蔵庫の扉を開閉に注意するなど測ってみると確かに効果はあります。

 ところが、電気料金は1kWh単位なので数ワット削減したところで電気料金に換算すると多くても月額1,000円ぐらいにしかならず、わざわざ測定器を購入して削減するほどの金額では無いという意見もうなずけます。

 私も中途半端に測ると測っただけでおしまいになると思ったので測定器に少しお金を出して電力量を把握することにしました。
 家全体で使っている電力を把握する機器、エコキュート用、床暖房ヒートポンプ用2台、ワットチェッカータイプが2台の全部で6台使います。
 併せて室内外の温度も測定しているのでヒートポンプの運転と温度の関係も掴むことができます。

 グラフは床暖房用ヒートポンプの1時間毎の消費電力です。ヒートポンプ消費電力11月
 2台のヒートポンプをそれぞれ別々に測定してみると設定温度が同じでも消費電力に違いがあったのでタイマーで8時から17時までの電気料金単価が高い時間帯だけ設定温度を下げて測ったデータです。

 日中は気温が上昇するので設定温度も下げられることは何となく分かりますが、それによってどれだけ消費電力が落ちるのか測ってみないと分かりません。

 また、測ることで削減分を費用に置き換えることもできます。
 今の時期はそれほど気温が下がらないのでヒートポンプの効率も高いのですがこうした運転を一月続けると3,000円ぐらいは電気料金が違ってきます。
 室温は寒くない温度を維持しているので快適性を犠牲にすること無く費用削減できた一例です。

 設定温度が高くなる17時の消費電力が心配でしたが朝8時に設定温度が下がったときの削減分と差し引きすると心配するほどのことは無いことも分かりました。
 11月のこの時期、ヒートポンプ運転時は2台で1kWhほど電力を消費していますが、運転ランプが消えていても温水ポンプが動いているので1台当たり120W程度の電力を消費していました。

 1kWhの電力量は17個の60W白熱電球を1時間ぐらい使った量です。
 暖房機器は消費電力も大きいのでちょっと工夫するだけで冷蔵庫の扉の開閉や便座の蓋、パソコンやテレビといった家電製品で節電するよりも大きな効果が期待できます。
 測ることでそれがいくらなのかはっきり分かりますから削減分は家計から切り離して積み立てましょう。

 何日かかけて測定している間、家内からこんなに機械を買って何やってるの!と言われました。
 「今年はチャラだけど来年から削減分の積立が増える。」と言ったら
 「それならいい!」だって・・・

 なんだか積立のために測っているような感じになってきましたが、日常生活の一部を測って観察するのは結構楽しいものです。


消費電力を測る

2015.11.10.08:52

 消費電力の単位はW(ワット)を使います。
 LED電球1個の消費電力は8W、液晶テレビは60W、ドライヤーは1000Wなどと表現されます。
 1,000Wのドライヤーを1時間使用すると1kWh(キロワットアワー)と表現します。

 ドライヤーは使い始めた瞬間に毎秒1,000Wの電力を消費しますが、電気料金はkWh単位なのでちょっとややこしい部分です。
 60Wのテレビを30分使うと30Wh、2時間使うと120Wh、1000Wのドライヤーを3分使うと50Whの消費電力量になります。
 また、玄関灯(白熱電球60W)を4時間毎日使うと一ヶ月で7200Wh(7.2kWh)となり1000Wのドライヤーを7時間連続使用した電力と同じぐらい消費していることになります。

 こうしたことが分かってくると消費電力が大きそうな家電よりも電球など毎日何時間も使っているものに注目したくなってきます。
 消費電力を測ってみると最近の家電製品は消費電力が小さいし、液晶テレビは画面の明るさを変えるだけで消費電力が半分ぐらいになることもあります。
 少ない電力で動いている家電製品と白熱電球を比べると白熱電球の消費電力が目立ちます。

 さて、コンセントから電気を取っている家電の消費電力を測るには市販のワットチェッカーが使えますが、家全体とか200V機器の消費電力を測るにはクランプメーターが便利です。
 また、機器がいつどれだけ電気を使っているかを調べるには記録型の測定器が必要になってきます。
 クランプメーターは電線に流れている電流を測定して皮相電力に換算して表示してくれます。

 皮相電力(VA) = 電圧(V)× 電流(A)

 クランプメーターは電流を測っているので交流の消費電力を測るには力率を調べなくてはいけません。
 冷蔵庫や洗濯機、LED電球などコイルやコンデンサーが使われている機器には無効電力があります。

 皮相電力  = 有効電力(消費電力)+ 無効電力
 消費電力  = 皮相電力 × 力率
 消費電力量 = 消費電力 × 時間

 皮相電力が92VAと表示される機器の力率が0.6の場合、消費電力は55W、無効電力が37Wとなります。
 電気料金は消費電力量にかかりますから55Wが請求対象ですが、クランプメーターでは92VAと表示します。
 クランプメーターで92VAと表示しているのを見てカタログ表示よりも多くの電力を使っていると勘違いしないようにしましょう。

 力率を知るには力率まで分かるワットチェッカーや機器の仕様書に記載が無ければメーカーに尋ねることになります。
 白熱電球など抵抗や電熱線を使った機器の力率は1、ヒートポンプは0.95ぐらいなのでこれも1と見ていいと思います。
 冷蔵庫や洗濯機などは0.6、LED電球は0.7ぐらいです。

 無効電力と聞くと無駄な電力と思ってしまいますが、コイルやコンデンサーが使われている交流機器には必ず発生する物ですし交流機器を動かすために必要な電力です。
 無効電力に料金請求はなされませんが、力率の小さい機器を同時に何台も起動するとブレーカーが落ちるかもしれません。

 消費電力を測ることで何がいつどれだけ電気を使っているのかが分かるようになるといろいろ対策が見えてきます。
 わが家では数も多い白熱電球の電力消費が大きいのでここから対策を始めました。
 LED電球の色の見え方とか電球価格の問題も最近改善されてきたのでやってみました。

 白熱電球が消費している電力量が分かっていますからこれをLED電球に替えることでいくら削減できるかが分かります。
 その後何もしなければ月額数千円電気料金が下がっただけで終わってしまうので削減額相当分は施設整備積立額の増額を行います。
 今まで電力会社に払っていたお金を自分の積立口座に振り分けるわけですが、費用削減分を家計から切り離して削減策が成功としています。

 最初はわずかだった施設整備積立金ですが少しずつ積立額を増やしてきました。
 積立金があることで白熱電球よりも高価なLED電球をまとめて購入できますし、それによって毎月の積立額が増えることで以前よりも多くの積立ができるようになります。
 積立はとても地味な行動ですが継続すると結構大きな力になります。

 これまでもいろいろ費用削減対策を行ってきましたが私一人でここまでできたわけではありません。
 温度や電力量など測ったデータを建築士に見せて相談できたことが大きいように思います。
 新築であれば最新の設備機器などが導入されますが、私のように10年も経てば当時の最新機器となってしまいます。

 北陸電力では使っている電化設備によって料金プランがいろいろ選べるようになっています。
 私は家の電力量を測ることはできますが、電力料金メニューのしくみや変更等測ることで付随して発生することまで把握できません。
 建築士はデータを見てこれならこんなプランが使えるとかこっちに変更するとこうなるなどいろいろアドバイスをしてくれます。

 今回私が自宅の電力量を測ることで削減できる電気料金は年間6万円を超えます。
 白熱電球をLED電球に替えるだけではこの半分も減りませんが、いろいろ対策を組み合わせることで今までと変わらない生活で費用を削減することができそうです。

 まとめて対策ができることで削減額も大きくなるし、それを見ると積立意欲も湧いてきますし、なによりわが家の実測値による対策というところでやる気が出ます。

 建築士の話にはお金を生む話しが多いと言うと言いすぎかもしれませんが、太陽光発電パネルに数百万円出すよりも理屈を理解した建築士に光熱費の相談する方が費用対効果は大きいように思います。

一組の写真

2015.10.04.11:39

 木の家に住み始めてもうすぐ10年、木の家の住み心地ブログを書き始めてから5年になろうとしています。
 木の家については何となく良さそうだぐらいにしか捉えていなかった私が自宅を測ったり様々なことを教わったり体験したことをブログに書きながらここまで来ました。木の家

 振り返って見ると木の家は何となく良さそうだという漠然とした思いは誰かが木の家について語ったことが元になって自分でも多分そうだろうと考えていたように思います。
 今は住み始めた当初よりは木の家への理解や使い方についてちょっとは上手になっていると思います。

 木の家に興味のある方から木の家について尋ねられると様々なことを伝えたくなりますが、木の家は何となく良さそうだと捉えていた昔の私にいきなりいろんなことを言われてもきっと消化不良になると思うし、うまく伝えられないように思います。
 そんなことを象徴するような私のお気に入りの写真を2枚紹介します。

 1枚目は建築士が引渡直前に撮ってくれた写真です。
 同じ山の木を天然乾燥した色の揃った綺麗な木の家です。あれから10年経って今のわが家は新築当初の初々しさから少し落ち着きを見せてくれるようになりました。
 もう後10年ぐらいするとさらに色艶が深まって立体感が出てくるのでそれを楽しみにしています。

 2枚目の写真は去年行ってきた林業家の伐採ツアーの写真です。伐採ツアーにはこれまで何度か参加していますが行くたびに新しい発見や気がつくことがあります。2014TS伐採ツアー

 ブログでも伐採ツアー参加後に感想を書いてきました。最初の頃は木が倒れる様子を注目していましたが、林業は木を植えたり育てたりするだけじゃ無く林道を作る土木工事の要素もあることや木材は元々植物だということも伐採ツアーに参加して学びました。

 写真には木のほかに伐採するために作られた林道も写っています。
 林業家は大きな木、樹齢100年ぐらいの木を選んで伐採を見せてくれるのですが、写真をよく見ると太い木の近くに切り株が写っています。
 植林するときはもっと短い間隔で植えていきますし、切り株があると言うことは誰かがこれらの木を残すために世話をした証ということになります。

 私が家を建てる時に林業家は太い大黒柱に使える木は2,000本ぐらい伐採して10本あるかないかと話してくれたことがありました。
 今、わが家の大黒柱を見ると小さな苗が長い時間と手間をかけて製材され1%未満の中から選ばれてここに建っていると感じられます。

 2枚の写真は撮った時期も被写体も違いますが林業家と大工さん、建築士によってつながっている一組の写真です。
 私はこの写真がつながっていることに気がつくまでに10年かかりましたが、それに気がついたことがうれしいし、少しずつ子供たちにも伝えながらこの家を長く使っていこうと思います。

電気料金照会サービス

2015.09.10.11:29

 北陸電力では登録(無料)すると毎月の電気料金がWebで確認できるサービスがあります。
 毎月の電気料金は電気料金明細書で見ることができますがWebで見られるようになるとデータの整理や電気使用量の把握などいろいろ便利になります。

 検針は人の手によって行われていましたが、2015年7月からスマートメーター導入によって無線でデータ収集を行うので1時間毎の詳細なデータが見られるようになります。
 わが家でも1時間毎の電気使用量を記録していますが、スマートメーターであれば計測器などが無くても見られるようになります。

 スマートメーターは2015年から9年かけて全世帯に導入する予定ということだったので北陸電力に問い合わせてみたところ、新築住宅、電力計の交換が必要な場合を優先に計画的に設置していくそうです。
 スマートメーターが設置されると1時間毎の電力使用量が分かるようになりますが、リアルタイムに見るためには電柱に受信機が設置されている必要があります。(旧富山市内には概ね設置済)
 電柱に受信機が設置されていなくても検針後しばらく時間をおけば先月分のデータは見られるそうです。

 また、2016年4月から電力自由化の対象が家庭にも拡大されます。
 北陸電力でも2015年12月末には新しい電気料金メニューが発表になるそうですが、2016年8月以降は新しい料金メニューになります。
 現在の料金メニューは2016年8月以降も続けられますが、それ以降の新築や料金メニュー変更は新しいメニューしか選択が出来なくなります。

 電気料金照会サービスは2年間分見ることができますので登録しておけば新料金メニューが発表になる頃には役立つ情報になると思います。
 電気料金は長い期間払い続けるのでこの機会を見逃さないで、前の料金メニューの方が・・・ということにならないように今のうちに自宅の使用料を把握して準備しておきたいと思います。

そらまめ君

2015.06.07.11:23

 そらまめ君は環境省大気汚染物質広域監視システムのことで全国の大気汚染状況について24時間情報提供しているところです。そらまめ君
 PM2.5(微小粒子状物質)や光化学オキシダントなど7種類を風向風速、気温などと一緒に各地のデータが提供されています。
 富山でPM2.5についての注意喚起されることは少ないのですが、地域によってはPM2.5の値が高くなっていることもあります。

 中国の観測点を見てみると信じられない数字が年間を通じて出ています。
北京のPM2.5
 中国の大気汚染についてニュースを見ることはありますが、データを周囲と比較してみると深刻さが伝わってきます。

 富山のデータを見ていると年間を通じて低い値で推移しているのですが、高い値が出るときは季節や天気に関係しているように思います。
黄砂データ
 また、黄砂についても環境省から情報提供があります。
 黄砂と聞いて洗濯物や自家用車が汚れる程度にしか捉えていませんでしたが、小さな砂にいろいろな物がペタペタくっついているので汚染物質として捉えられているようです。

 ちょっと前まではこうした情報を見ても「へぇ~昨日は値が高かったんだぁ」ぐらいでしたが、最近は明日は値が高くなりそうだと何となく感じられるようになってきました。何となく感じたことをそらまめ君を見て確かめるといったことを繰り返すことでニュースに頼らなくても自ら感じられるようになってきたように思います。

 空気清浄機を連続運転するよりも汚染物質が高いときだけ窓を閉める生活の方が手軽だと思うのですが、盛り上がるのは機械の性能や使い方の話しです。
 測定値だけ見ていても生活は変わりませんが、日常生活と関連づけてデータを見ていれば生活が変わってきます。

 富山では西にすじ雲が流れていれば天気は下り坂傾向だと言われています。
 目に見えない汚染物質もそらまめ君などを使って観察を続ければ、明日の空気は汚れているかもなどと予想ができます。

 明日の空気は汚そうだと言った翌日、家内が出かける前の子供たちにマスクを手渡す場面がありました。
 中国の汚染に比べれば富山はずっと綺麗な方なのですが、空気が汚いという言葉に反応した母親の行動でした。

お天気情報

2015.02.25.19:37

 天気は毎日の生活に欠かすことができない情報で、天気情報に触れない日はほとんどありません。
 ところが報道される天気情報は大まかな情報です。
 一時雨や時々雨といわれてもいつ雨が降るのか、いつやむのか、ところによってと言われてもどこで雨が降るのかなど事前に分かれば負担は大きく減ります。

 これまではこうした情報を得るには気象会社にお金を払わないと得ることができませんでしたが、最近少し変わってきました。
 私が使っている方法を少し紹介します。

 週間天気予報の信頼度
 1 気象庁のホームページへ行きます。
 2 天気予報を選び、知りたい地域を選択すると、今日、明日、明後日までの天気予報が表示されます。
 3 同じ画面にある 地域時系列予報へ を選択すれば3時間ごとの気温や風、天気の移り変わりなどを見ることができます。
 4 一つ前に戻って今日、明日、明後日までの天気予報画面で 週間天気予報へ を選択すれば週間天気予報が出てきます。

 週間天気予報には3段階の信頼度があって信頼度Aであれば明日の予報並みと信頼できますが、信頼度Cは翌日には予報が変わるかもしれない情報ですから翌日もチェックした方が良さそうです。

 解析雨量・降水短時間予報
 アメダスでは雨の量は分かりますが、観測地点には距離があるので観測点に隙間ができます。
 また、レーダーでは雨粒を捉えているので雨が降っている場所を面で捉えられますがアメダスのように測っているわけでは無いので精度が落ちます。

 この両者のいいとこ取りをしたのが解析雨量・降水短時間予報です。
 降水短時間予報では今後6時間の1時間ごとの降水量分布予報が見られます。
(見たい場所あたりをクリックすれば地図が拡大します)

 高解像度降水ナウキャスト
 降水短時間予報は降水量分布を1km四方で解析したものですが、高解像度降水ナウキャストは250m解像度で降水の短時間予報が見られます。
 予報は1時間後までと短いのですが、予報間隔が5分と短く解像度も高いので降水短時間予報(6時間)と組み合わせれば知りたい場所でいつどのくらいの雨がいつまで続くのかが分かります。
 Yahoo!地図が高解像度降水ナウキャストに対応しているので、Yahoo!地図で見た方が見やすいかもしれません。

 XバンドMPレーダ雨量情報
 ここは気象庁では無くて国土交通省が提供している情報ですが、更新間隔は1分です。 XバンドMPレーダ雨量情報を見ながら外の様子を見ていると雨の強弱、降り始めや止むタイミングが合っていてなかなかおもしろいです。

 天気が気になる日が近づいてきたらまず週間予報で信頼度をチェック、雨が降りそうだったら事前に準備します。
 当日に降水短時間予報を見ることで6時間後までの様子を掴みます。
 雨が強くなってきたら一時的かこのまま続くのかを高解像度降水ナウキャストやXバンドMPレーダなどをチェックします。

 こうした情報は屋外イベントの中止判断にも使えそうです。
 また、狭い場所で強い雨が何時間も続く場合、何か起きる前に水と電池ぐらいの買い物だったらできそうです。

 少し前まではこうした細かい情報はお金を払わないと知ることができませんでしたが、紹介した情報は全部タダです。
 結構使える情報がタダで提供されているので必要なとき使ってみると便利かもしれません。

エコキュートの電気料金

2014.12.07.10:34

 ヒートポンプを使った電気給湯器をエコキュートと呼んでいますが、正しくは「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と言ってエコキュートは関西電力の登録商標だそうです。

 電気温水器は深夜電力を使うので電気代が安いことやお湯が柔らかいが溜めたお湯が無くなると困ることになります。
 エコキュートも深夜電力を使いますが、ヒートポンプは使う電力以上の熱を発生させることができるので電気温水器よりも給湯にかかる費用が安くなります。

 電気温水器で月に5,000円かかっていた電気代がエコキュートでは1,500円程度になると言われているみたいです。
 今年の5月下旬からエコキュートに切り替えて使用電力量を見てみるとエコキュートにかかる電気代は季節ごとに幅があることが分かりました。

 夏の暑い時期には一月600円程度ですが、外気温が終日1度と寒い時期になると1日で90円、月額では2,800円ぐらいになることもあります。
 年間を通じてだいたい・・・と言われますが、時期によって4倍ぐらい幅があります。

 ただ、暖房費から見ると一桁小さいのでエコキュートの電気代は多くても月に3,000円、夏は1,000円以下ぐらいに捉えておけばいいと思っています。
 新築であれば床暖房、給湯はヒートポンプが熱源になると思いますが、灯油を使っている家は多いと思います。
 灯油が1リットル100円を超えるのが当たり前になってくると、家計に影響が出てくるので床暖房の熱源機をヒートポンプ替えようとする方は増えているようです。

 ヒートポンプと聞いて本当に暖かいのか、高額な設備を導入して本当に安くなるのかなどいろいろ不安もあります。
 ヒートポンプと灯油ボイラーでは熱の取り方は違いますが、床暖房は温水を床下に流して床を暖めているので温水の作り方が違っても暖房の質に違いはありません。

 設備費用はヒートポンプは灯油ボイラーに比べて3倍の値段がしますが、これだけ灯油の値段が高くなると償却年数も早まりそうです。
 床暖房の熱源に灯油を使っている家では給湯も灯油を使っていることが多いと思います。
 電気料金単価は24時間同じ従量制になっていると思いますが、給湯まで電化すると電気料金メニューが選べるので夜間・深夜帯の料金が大きく変わります。

 エコキュートは深夜電力を使ってヒートポンプでお湯を沸かすので電気温水器よりも安くなるわけですが、ついでに床暖房も夜間・深夜帯の料金設定が使えるようになることで暖房費用も大きく変わります。
 設備更新の順番としては最初に暖房費用が大きい床暖房の熱源機を交換してその後給湯器も更新することになると思います。

 私はこうした運用費用の軽減を目的とした設備更新は積立とセットで行うことが大切だと思っています。
 床暖房の熱源が灯油からヒートポンプに変わると暖房費用が減ります。これを全額まで行かなくても費用軽減分を積み立てしておくといろいろ役に立ちますし、もともと支払っていた金額ですから家計に与える影響も小さいと思います。

 新築住宅の場合は最初から少ない運転費用で暖房や給湯ができるわけですが、設備更新組は運転費用に差額が発生するので積立を始める絶好の機会でもあります。
 家にはいつか必ずメンテナンスが必要になります。
 必ず必要な資金準備のために費用軽減目的の設備更新時は見逃したくないと思います。

季節の変わり目

2014.09.21.08:22

 今朝、日の出直前の屋外気温は15.8度でした。
 室温は25度ぐらいあるのでそれほど寒くは感じませんが、日射遮蔽に使っていた偽装網もそろそろ片付けようと思います。Earth Wind Map 体感温度

 季節の移り変わりは気温や天気、稲刈りなど周囲の変化から感じ取ることができますが、”Earth Wind Map”は地球規模でどのような風が吹いているのか見ることができます。

 画面の左下にある”地球”の文字をクリックすると様々な高度での風の様子や気温、海流、過去のデータや地図を拡大してみることもできます。
 関連サイトには”東京都風速”もあって東京都に吹いている風が見られます。

 天気図を横に並べてみると夏と秋など季節の変わり目がはっきり分かりますし、台風も気象衛星や天気図では伝わらない迫力があります。
 広い範囲で見ていると砂漠地帯にはいつも高気圧が居座っているとか気候の違いがよく分かります。

 日本には四季があるとか夏は高温多湿であると分かっていても、動きとして見ると地球規模で変化している気象現象には逆らえない大きな力を感じます。

積立貯金

2014.05.29.10:49

 5月にエコ・キュートを入れました。
 エコ・キュートはヒートポンプを熱源にした給湯器です。電気温水器と言えば夜間・深夜電力を利用した給湯器ですが、ヒートポンプを使うので電気温水器よりも使う電力は三分の一ぐらいになります。

 また、電気料金についても今まで24時間同じ料金単価だったのが夜間帯が三分の一になるので暖房期間中は特に助かります。
 今回の設備更新によってわが家から灯油タンクが無くなりました。
 8年ぐらい前までは灯油やボイラーが安かったので給湯や暖房機の熱源に灯油を使っていたわけですが、これだけ灯油の値段が上がってくるとさすがに堪えます。

 設備更新は一度にはできないので最初は暖房の熱源機の交換、2年ほど間をおいて給湯器を替えました。
 ヒートポンプを使えば灯油よりも暖房費を大きく落とせるのは分かっていても、ヒートポンプを導入する費用が問題になりますし、増して給湯器まで更新するなんて難しいと言われそうです。

 私は普通のサラリーマンですし子供にもお金がかかるので、生活に余裕があるわけではありません。
 費用は設備整備積立金を取り崩しました。
 住み始めた当初、建築士からメンテナンスフリーの家なんて存在せず手入れは必要だと言われていました。
 いつか資金が必要になるのが分かっているのであれば早いほうが積立額は小さくて済みます。

 1万円の積立などできるわけも無く最初はもっと小さい金額から始めました。
 窓に置いた衝立の工夫によって費用が減った分を増額したりしながらコツコツ続けていたわけです。
 給与が振り込まれる口座からの自動積立はとても便利な商品だと思います。

 最初は少なかった積立金ですが5年も続けているとそこそこの金額になります。
 これに灯油削減策効果で2年間で10万円加わりました。
 この積立金を使って暖房の熱源機をヒートポンプに替えたところ、今度は年間10万円ほど暖房費が減ったのでこれも設備整備積立金に振り向けました。

 今回エコ・キュートへの設備更新によって大きく費用が減るのでその分はまた積立金を増額することになりそうです。
 住み始めた当初は新規の積立など難しい状況だったのですが、建築士が手入れは必要になるというので早いほうがいいと思って少ない金額でしたがとりあえず設備整備積立金という名目で積立を始めました。

 振り返って見ると金額は別にして積立を始めたことが大きかったように思います。
 灯油使用量や室温を継続して測っていたことでいくら費用が減ったのか分かっていたので減った分を積立金増額という形で家計から切り離していたことも役に立ちました。

 私は特別のことをしたわけでは無く整備更新時に備えて時間を味方につけてコツコツ積立を続けていただけです。
 最初は小さかった積立金ですが建築士に相談しながら費用対効果の高い設備更新ができたことでだんだん積立金が増えていきました。
 給湯・暖房費は減りましたが我慢や節約で減らしたわけでは無く、設備導入資金も生活費から捻り出したわけではありません。

 きっかけは建築士が話してくれた「メンテナンスフリーの家など存在しない」という一言だったように思います。
 新築であれば最新の設備機器が導入できますが、まだまだ灯油を使っている家は多いと思います。
 建築士は新築や増改築の専門家のように捉えられていますが、技術を持った建築士であれば温熱環境についても話しを聞いてくれるし、それによる費用削減効果は意外に大きいように感じています。

火事

2014.03.15.10:24

 木造住宅は火事に弱いとか、金属のように熱で柔らかくならないので燃えながらも家を支えてくれるので火事に弱いとは言えない。消火器
 また、木は燃えても有毒ガスを出さないと聞いたこともあります。

 避難訓練で消火器の使い方を教わっていても火事をイメージできる方は少ないと思います。
 火事と言っても小さな火がいきなり大きくなるわけではありません。
 どんな経過をたどって火事になるのか知っていると住まい手の行動は変わってくると思います。

 消防白書の第1章、第1節には火災予防が書いてあります。
 これによると死亡者が出た出火時間帯は、22時から6時と7時から21時では前者が後者の倍になっています。寝ていて火事に気づくのが遅れたことが逃げ遅れにつながっているように思います。

 出火原因では最も多いのが放火です。なんだか嫌だなあと思いましたが先進国ではだいたい放火が出火原因の上位を占めるようになるそうです。
 放火、こんろ、たばこ、ストーブが建物火災の出火原因の半分程度をしめています。

 消防が火事の通報を受けてから放水を始めるまでの時間では10分以内が6割、15分になると9割で放水が始まっています。
 死亡原因別では火傷と一酸化炭素・窒息によるもので65%を占めています。

 一酸化炭素は完全燃焼すれば二酸化炭素になるはずが、酸素が足りないために発生するもので臭いはありません。
 有毒ガスというとシアン化水素や塩素などがあげられますが、木の家でも酸素が足りなければ一酸化炭素は発生します。
 物が燃えるには燃える物、酸素、熱が必要です。木は260度ぐらいにならないと火がつかないそうです。(自然発火は450度ぐらい)

 木が260度になるためにはまず水が抜けなくてはいけません。
 氷が入った鍋をコンロで暖めても氷が溶けるまでは0度から上昇しません。
 同じように水分を含んだ木から水が抜けるまでは100度を超えません。
 天ぷら鍋が燃えているような火で木に火をつけるのは結構時間がかかるし、通報から15分しない間に消防が水をかけ始めます。

 こうしたことが分かってくると住まい手として何が出来るか見えてきます。
 火災報知器があると寝ていても火事の発生を教えてくれます。
 最近の火災報知器は連動型と言って別の場所で煙や熱を感知すると全部の機器が警報を発するものがあります。物置や納屋など離れた場所で発生した火事も教えてくれます。

 早期に発見できれば消火器が使えます。
 ぼやに遭遇した新築間もない奥さんの話があります。
 子供の世話をしている間に天ぷら鍋に火が入ったのですが、消火器があったのに使わなかったそうです。
 理由が「キッチンが汚れてしまう」というものでした。最初この話を聞いたときは笑い話かと思いましたが、奥さんにしてみれば大切なキッチンで消火器を使えば消火剤で真っ白になってしまいます。

 幸い消防が来るまで燃え広がらずに済んだそうですが、私は消火器を使えば火は消えるが部屋が真っ白になるというのは致し方ないと考えていました。
 最近は食品を原料とした透明な消火剤を使った消化器が出ています。色も4色あってデザインもおしゃれなものになっています。

 火事ははじめは小さかった火が何かに燃え広がって大きくなっていきます。言い換えれば他に燃えるものが無ければ火は大きくならないと言うことになります。
 コンロ周りを整理しておくことで天ぷら油に火が入っても燃え移る危険を小さく出来ます。

 火災報知器で早く知って、火が小さいうちに消火器で初期消火すれば8割は成功するそうです。
 火災報知器は単独型であれば2,000円、消火器は8,000円、両方で1万円ぐらいで揃います。

 火事に備えるには火を出さないことがなんと言っても大切です。出てしまった火に備えるには火災報知器と消火器、整理整頓が役に立ちそうです。

星座切手

2013.12.19.22:56

 星座切手シリーズ第3集までは7月に発売されていましたが、第4集は12月に発売になりました。
 ホログラムを使った綺麗なシール切手で人気もあるそうです。星座切手第4集
 ホログラムには星座マークが入っていたり、流れ星に文字が入っていたりとちょっと探してみたくなる工夫がされていて第4集には何があるのか早速探してみました。

 パッと見ただけでは分かりませんが第4集には”星”の文字が入っていました。
 今回のシリーズはこれで完結ですが、来年からは新星座シリーズが発売になるそうです。
 切手は郵便料金を差出人が支払う仕組みとして取り入れられているそうですが、綺麗な切手が貼ってある郵便物を受け取るとちょっとうれしいです。

 本来、切手は郵便物を差し出すために購入するものですが、こうしたシリーズで気に入った切手が発売されてると切手収集家じゃ無くても集めたくなってしまいます。星座切手シリーズ
 星を見るのが好きな私が最初に星座切手を見たとき、これいいな!と使うために1シート購入したのが事の始まりなのですが、結局使わないでシリーズ全部手元に置いてあります。
 
 このままでは来年発売になる新星座切手も所有目的で購入してしまい郵便局の手の内にはまってしまいそうです。
 1シート800円だから・・・と自分に言い聞かせたくなりますが、切手収集している方が以前に話してくれた「最初は私もそうだった」という一言が気になります。

 今回ブログを書くためにしまってあった切手を広げて見てみると、これはこれでなかなか綺麗ですし郵便料金としての機能の他にも見る楽しみ方もあるのかと思います。

 私の住む八尾町にはおわら風の盆があって切手も出ています。八尾町の会社から差し出す郵便物には必ずおわら切手を貼ることにしているという社長さんもいらっしゃいます。

 私から差し出す郵便物には星座切手を貼ろうかなと思ったりしています。

中秋の名月

2013.09.22.15:48

 台風が去って乾いた空気に覆われたおかげで立山連峰から昇ってくる満月を見ることが出来ました。
 平成25年9月19日の満月は20時ぐらいだったので真の満月を見られたことになります。
 なぜこの時期の満月だけ中秋の名月と言って特別扱いするのでしょうか。

 夏の満月は高度が低すぎるし、冬は高すぎます。
 春と秋は高さがちょうど良いのですが、春は春霞と言われすっきりしない日が多く、秋はカラッと晴れる日が多いことから秋の満月は人間が見て楽しむにはちょうど良いと言うことで名月としているようです。

 中秋とは秋の真ん中という意味で、秋は旧暦の7月、8月、9月を指すので中秋は8月になります。旧暦は月の満ち欠けで日を決めていたので新月の日が1日それから満月を経て月が細くなり次の新月で月が変わります。新月から15日経つと満月になることから十五夜のお月様と言われることもあります。

 太陽と地球と月が平面上に一直線になる時間が属する日が満月とされます。つまり満月はその日の午前1時の場合もあれば午後11時の場合もあります。
 午前1時に満月になった夜に見る月は少し細くなっていることになります。

 さらに月の満ち欠けと地球の一日には少しずれがあるので新月から15日経つと必ず満月になるわけでは無く新月から16日後や17日後に満月になる場合もあります。
 今は太陽と地球の位置関係を暦として使う太陽暦が使われているので中秋(8月)の15日目が満月になるわけではありません。

 今年は9月19日でしたが来年は9月9日が満月になります。
 中秋やら旧暦やらなじみのない用語が出てきますが、難しいことは置いといてカラッと晴れた夜空にぽっかり浮かぶ秋の満月は理屈抜きに綺麗です。

切手

2013.08.19.10:08

 郵便局から星座切手が出ています。7月の七夕に合わせて発行されていて今年も第3集が発売されています。星座シリーズ切手

 夏、秋、春の順に発売なりましたので来年、冬を代表する星座シリーズで完結するかもしれません。
 この切手はシール式で使いやすいのですが使わずに取ってあります。
 見た目も綺麗でこうした切手が張られた郵便物を受け取ると目が止まりそうです。水瓶座

 綺麗なだけじゃありません。使われているホログラムをよく見ると第2集には星座のシンボルマークが入っていますし、第3集には彗星の尾に文字が入っています。
 今年は2つの彗星がやってくる彗星の当たり年だからかもしれませんが、ちょっと探してみたくなります。

 第2集には山羊座、水瓶座、魚座のシンボルマークを見つけることが出来ました。
 第3集では彗星の尾に「Constellation Series NO.3」と書かれているように見えました。彗星と文字

 切手と言えば大震災の後に発行されたものがあります。
 右が東日本大震災、左が阪神淡路大震災の後に発行されました。震災切手

 シートをよく見ると阪神淡路大震災切手の方は大蔵省印刷局製造となっていますが、東日本大震災の方は国立印刷局製造になっていたりします。

 阪神淡路大震災の後にE-ディフェンスが出来たり、木造住宅の研究が盛んに行われるようになったと聞きました。
 東日本大震災では原子力発電について多くの方々が関心を持つようになりました。

 わが家ではこの切手を並べて地震の時に何をしたらいいか話し合ったことがあります。
 地震の時はまず逃げる。
 避難する場所は家族で確認しておく。
 たったこれだけですが、震災経験者が話してくれた家族の安否が分からなかった日々は空腹よりも辛かったとの一言が印象に残っています。

 年末にはアイソン彗星がやってきます。私は夜空は望遠鏡で見るよりも肉眼や双眼鏡で見ることをお勧めしているのですが、夜空に広がるアイソン彗星が見られるのを楽しみにしています。
 震災切手は教訓を思い出させてくれますが、星座切手は綺麗な星空を思い出させてくれるようになればいいと思います。

青空の星

2013.08.09.13:33

 前に山から登ってくる満月の話しを書きましたが、今回は晴れた空に見える星の話しです。
 晴れた空には太陽と時々月も見えることがあります。
 他の星は太陽が沈んだ後に見えると思っている方は多いと思います。

 金星は明けの明星とか宵の明星とか言われ等級もマイナス4等星と大変明るく見える惑星です。
 明るく見えると言うことは・・・、日中でも見えるんです。
 しかも望遠鏡や双眼鏡を使わなくても肉眼で青空にぽつんと浮かぶ金星の姿を見ることが出来ます。

 問題は広い空のどこにあるのか見つけにくいところです。
 空が暗くなれば明るい金星はすぐに見つかります。空が明るいと金星の場所がある程度分かっていないと見つけるのは大変です。

 金星の場所を調べるには国立天文台天文情報センター暦計算室 の今日のほしぞらのページが役に立ちます。
 また、暦計算室の暦要項では翌年の日曜日や祝日について見ることが出来ます。

 日中に金星をわざわざ探して何が楽しいのかと言われそうです。
 地球は太陽の周りを回っていることは誰でも知っています。しかし、地上から太陽の周りを回っている実感はほとんど感じられません。
 金星を見つけられたら、是非翌日も見てください。昨日と違う場所に金星が動いていることが分かると思います。梅雨が明けて晴れることが多いことも連続して観察するには好都合です。

 晴れた青空にぽつんと浮かぶ金星を見ているとヤツと一緒に太陽の周りを回っている妙な一体感が味わえると思います。

 金星を探すときは双眼鏡を使わないでください。間違って太陽を見てしまうと目に大きな障害を残すことになります。 一度見つけてしまえば目を離してもすぐに見つけられるので、肉眼で金星を見つけてから双眼鏡で見る手順をお勧めします。誰がなんと言おうと双眼鏡で太陽を見るのは厳禁です。

 今ちょうど金星は夕方西の空に明るく見えています。夕方金星が見えると言うことは日中も見えているはずです。
 太陽を見ないように注意しながら金星を双眼鏡で観察すると丸くない形が見えるかもしれません。金星にも月と一緒で満ち欠けがあります。
 見つけた金星はどんな形をしているのか観察してみてください。

 あの・・・出来れば一人で見ない方がいいかもしれません。
 大人が一人で双眼鏡を青空に向けている姿はちょっと変だと家内に言われたことがあります。

扇風機と体温

2013.07.18.01:55

 扇風機をつけっぱなしで寝るのは良くないと言われますが、何が悪いのかよく分かりませんでした。
 体温の上限は44℃ぐらいで下限は33℃ぐらいと言われます。平熱は36℃ぐらいですから下限からたった3℃しか離れていません。
 33℃ぐらいなると意識が無くなって27℃まで下がると死に至るそうです。

 普通の生活をしていれば心配することは無いそうですが扇風機によって無理矢理体温が下げられてしまうことがあるそうです。
 水の気化熱は0.58kcal/mlなので水100mlが蒸発すると58kcalの熱を奪うことになります。 人体の比熱は0.83なので体重70kgの人の熱容量は70×0.83=58.1kcalとなり水100mlが蒸発する際に奪う熱量とだいたい同じになります。

 つまり体重70㎏の人は100mlの汗をかくことで1℃の体温上昇を抑えていることになります。
 風があると汗が蒸発しやすくなりますし、木の家では湿度が下がる傾向があるのでさらに汗が蒸発しやすい環境になります。
 このおかげで夏はエアコンを使う回数や時間が短くなるわけですが、風を体に当てっぱなしで寝るのは注意した方が良さそうです。

 普通であれば寒くて目が覚めるなどしますが酒を飲んで爆睡していると危ない体温まで下がってしまうことがあるそうです。
 酔っ払って上半身裸で扇風機の首振り機能を使わず、風を体に当てっぱなしで寝る場面はそんなに無いかもしれませんが、体から無理矢理熱が奪われることによって下限体温に近づいてしまうことは知っておいた方が良さそうです。

 寝てしまえば体温は少し下がるし、日中の熱気が家の中にこもらない工夫がされていれば夜通し扇風機を使う場面は少ないと思います。
 便利でエコな扇風機ですが幼いお子さんや酔っ払った大人は注意しましょう。


月の出

2013.07.06.14:35

日の出とは太陽の上端が地平線と重なった瞬間、つまり日の出は太陽が顔を出した時で日の入りは太陽が完全に隠れた時を指します。月の出シミュレーション

 日の出や月の出は新聞に毎日出ていますが、新聞に出ているのは地平線での時刻なので富山のように東側に3,000m級の山が連なっているような地域では遅れて山の上から顔を出します。
 日の出を見たこと無いという方は少ないと思いますが、月の出を見たことある方は意外に少ないように思います。

 月は毎日出る時間が1時間ぐらいずつずれていきますし、出てくる場所も変わっていきます。
 山のすぐ上に月が出ていたというシーンに出会うことはあっても、月が昇ってくるシーンを見ようと思うと準備が必要です。

 7月は夏休みと言うこともあって近所の子供たちと一緒に月の出を見ることにしているのですが月が昇ってくるシーンを見ながら歓声をあげる子供たちの姿は何度見てもいいものです。
 持っている双眼鏡や望遠鏡を全部出して月が出てくる地点を狙って子供たちに見せていますが、月が昇ってくるのが早いのに驚いたという感想が一番多いようです。

 子供たちは学校で地球は自転していると教わりますが、富山で見ている月が秒速374mという音速(340m/s)よりも速い速度で登ってくる場面から自転速度を感じてもらえばうれしいです。
 月が昇ってしまってもじっと双眼鏡を眺めている子もいました。

 さて、今月の23日は満月です。この時期は晴れていても山には入道雲が出来やすいので月の出が見られるかは当日になってみないと分からないのが悩ましいです。
 月が昇ってくる時間と場所を事前に調べる方法として私は「カシミール3D」を使っています。

 ダウンロードしてすぐに使えますし、解説本を購入すれば地図もついてきますので使用制限期間を過ぎても使い続けることが出来ます。(ダウンロード版はソフトはフリーだが地図に使用制限期間がある)
 富山の方はカシミール3D入門編がお勧めです。

 わが家の付近では7月23日の月の出時刻は19時12分(地平線)となっていますが、カシミール3Dを使うことで薬師岳のあたりから19時27分頃に顔を出すことが分かります。
 月の出は満月じゃ無くても見られますが、満月が登ってくるのが19時過ぎとちょうどいい時間なので子供たちと観察するには都合が良いです。

 また、月が顔を出すところが分かっているとだんだん明るくなってくる様子も観察できます。
 さらにマニアックになると夜中に細い月が昇ってくるシーンを見るコース?もあります。 こちらは辺りが静まりかえった時間に細い月が音も無くスルスルと昇ってくるのが見物です。

電子防錆

2013.06.20.16:32

 以前に木は静電気が帯電しにくいのでホコリが溜まりにくいとか静電気によって汚れが固着しにくいと書いたことがありました。
 今回は自家用車の汚れについてです。

 自動車が新しいうちは洗車にも気合いが入りますが、だんだん面倒になってきます。
 自慢することじゃ無いのですが、わが家の自家用車は自宅で洗ったことがありません。
 車を洗うのは車検の時ぐらいでしかも洗ってくれるのは整備工場です。

 車は一月も洗わなかったら汚れるし、黄砂をかぶれば相当汚れが目立つはずなのですが、なぜかわが家の車は汚れが目立ちません。
 特別なコーティングをしているわけでは無く、電子防錆という機器を取り付けています。
 電子防錆は船やガスタンク、海にかかる橋などにはよく使われています。

 塗装は鉄と空気の間に膜を作って鉄が酸素と触れないようにすることで錆を防いでいますが、塗装が劣化するとやがて鉄が錆びてしまいます。
 鉄の錆は鉄の電子が奪われて酸素と結びつくことで起きる現象なので鉄よりも錆びやすい金属から弱い電流を流して鉄に奪われた電子を供給することで錆びないようにする仕組みです。

 この電子防錆は錆びを防ぐ仕組みとしてはよく知られていますが、もう一つ静電気が帯電しにくくなる効果もあるようです。
 わが家の車はすでに9年使っていますが未だに目立ったところに錆は見られませんし、整備士さんも車の下には錆は見られませんと言っていました。

 錆びにくいのはそれはそれで魅力なのですが、車が汚れにくいという効能も結構魅力があります。
 黄砂や泥はねなど普通につきますが帯電しにくいので雨に当たると勝手に流れ落ちてしまいます。
 晴れているときは汚れもつきにくいし、雨が降ると汚れるけどすぐに落ちてしまうことを繰り返しているように見えます。

 また車の塗装も時間が経てば劣化して艶が無くなってきますが、電子防錆していると塗装にも良い影響があるのか目立って艶が落ちているようには見えません。
 一時期は自動車メーカー数社がオプションで採用していたのですが、最近は見なくなりました。

 価格も8万円前後と安くはありませんが、わが家では20年ぐらい電子防錆を使っていて錆を防ぐ効果よりも、洗車しなくても良い効果?が気に入っています。
 8万円出費すれば雨ざらしで10年ぐらいは綺麗に使えるので車庫を建てるより安上がり?かもと勝手な解釈で納得していますが、効果がすぐに目に見えるわけでは無いので他の人に話しても8万円はちょっと・・・と言われてしまいます。

 その反面、電子防錆を使っている人は次の車にも取り付ける方が多く、理由について尋ねると「洗車しなくてもいいから」と言われる方が多いそうです。
 私もその一人ですが電子防錆と言わないで無洗車システムとか洗車いらずなどと名前を変えた方が売れるかも・・・。

ハチミツ

2013.06.17.10:27

 私は喉の違和感を放置しておくと高熱が出たりすることがあります。
 これまでは喉に違和感があるたびにイソジンでうがいしたり薬で対応していましたが昔から喉にはハチミツがいいと聞いていたので試してみました。
ハチミツ
 一口にハチミツと言いますが、値段もさることながら水飴にハチミツの色や香りだけをつけたまがい物から抗生物質が混じっている物まで様々ですし、火入れしていないものをお店で探そうと思うとなかなか見つかりません。
 ようやく2つのハチミツを見つけて試してみました。
 国産純粋ハチミツ(れんげ)とマヌカハニーです。
 れんげハチミツの方はさっぱりしていて食べ慣れた味ですが、マヌカハニーは黙って出されたらハチミツと思わないかもしれません。

 単に食べ慣れていないだけで美味しいし、れんげハチミツよりもスプーンですくいやすいのでマヌカハニー方が早く減りそうです。
 ハチミツはミツバチが集めた花の蜜だと思っていましたが、ハチミツはミツバチが花の蜜を原料に作り出したものなので濾過したそのままをいただくのが一番美味しい食べ方だと教えてもらいました。

 ところが国内で売られているハチミツの9割が加工ハチミツとよばれるもので、まともな国産純粋ハチミツは1割にも満たないそうです。
 せっかく味わうなら天然純粋ハチミツを探して下さい。

 さて、喉に違和感があったときの効果ですが、これが大変よろしくて違和感のある部分にじわっと染みこんでいく感じがします。
 もともとハチミツには殺菌・抗菌力があるので蜂の巣から取り出し濾過したままでも3年ぐらいは保つと言われます。
 でも、ハチミツはけっこう酸性が強いのでハチミツをなめてから寝るのは歯に良くないそうです。
 注意することもあるようですが、最近は喉に違和感があったらハチミツをなめるようにしています。

星空と双眼鏡2

2013.05.05.12:16

 前回は望遠鏡で見る像は白黒であることや双眼鏡は取り扱いが簡単と言うことを書きました。
 望遠鏡で何を見るか尋ねると圧倒的に多いのが月、続いて土星、木星と続きますが、月や土星、木星を見たらおしまいという方も多いようです。

 せっかく買った望遠鏡がたった数個の星を見ただけでお蔵入りにならないように望遠鏡で星空を見る前に是非、双眼鏡で夜空を眺めてみて下さい。
 見所は星と星の間です。そんなところ真っ暗だと思って双眼鏡を眺めていると所々ボヤッと小さな雲のように見える部分があります。

 小さな雲のように見える部分は星団や星雲です。星は大きな望遠鏡を使っても光の点にしか見えませんが星団や星雲は様々な形があります。
 双眼鏡で見ると倍率も小さいし手ぶれもあるのではっきり見えるわけではありませんがしばらく眺めているとボヤッとした星団が小さな光の集まりに見えてきます。

 星団や星雲は事前に調べなくてはいけないと思っている方も意外に多いようですが、俺はあの綺麗にまとまった球のようなのがかっこいい、私はあそこのまばゆい光の塊が好きといった楽しみ方もあります。
 さそり座やいて座の付近には星団が多くちょっと双眼鏡を動かせばいくつも星団を見つけることが出来ます。

 秋から冬に見られるプレアデス星団(ずばる)は双眼鏡でみるには最も美しい星団だと思います。
 どんな名前でどのくらいの距離があるのかなど詳しいことを知らなくても見つけた星団をしばらく眺めていれば普段見たことが無い夜空を楽しむことが出来ると思います。

 夏に向かって天の川も見やすい時期になりますが、織姫星と彦星の間を双眼鏡で眺めてみると両方の星が天の川の対岸に位置していてその間を小さな星が帯になっている様子を見ることが出来ます。
 双眼鏡で天の川を見た方は「うわぁ、本当に川だぁ」とおっしゃいます。

 天の川の中には肉眼では見にくい小さな星がたくさんあるので双眼鏡でそれを見ているわけですが、川岸に当たる部分で急に星の数が減るので川になって見えるようです。
 天の川は地上の光が無く、南側がひらけていて、月が出ていなく、快晴の夜であれば肉眼でも夜空に流れる広大な姿を見ることが出来ます。

 4つの条件を満たして安全な場所というとなかなか難しいのですが、挑戦する価値が十分あると思います。
 普段眺める夜空には色はありませんが、綺麗な天の川には色までついています。
 天の川に色までついて見える綺麗な夜空だったら、見慣れた星団が肉眼でも見られるかもしれません。

 アンドロメダ銀河やさそり座のアンタレスのすぐ西に位置する球状星団(M4)などは条件が良ければ肉眼で見られることでよく知られています。
 アンドロメダ銀河までは光の速さでも200万年以上、M4でも1万年ぐらいかかるほど遠くにあります。
 肉眼で遙か彼方の銀河や星団を眺めていると確かにあそこにあるという存在感を満喫できます。

 ここで注意があります。
 双眼鏡で星団を見つけるともう少しはっきり見たいと言うことで三脚を買います。
 三脚で固定すると像がピタッと止まっていっそう綺麗に見えるので、もっと大きく見たいと言うことで望遠鏡が欲しくなります。
 さらに綺麗な星団を残したいと言うことで写真に撮りたくなる・・・という傾向がありますのでご注意下さい。

 私は三脚よりも一脚の方が取り回しが簡単なのでお勧めしているのですが、いずれにせよ望遠鏡で月や土星を見る前に双眼鏡で星と星の間を見ることは夜空をいっそう楽しくしてくれると思います。


鉛筆

2013.01.06.15:59

 最近は鉛筆を使う人が少なくなったそうですが、なぜか私の周りには鉛筆を使う方が多いように思います。
 大工さんも鉛筆、建築士も図面はCADでも普段は鉛筆を使っているみたいですし、製材所でも鉛筆を使っていました。
 私も普段は鉛筆を使っています。鉛筆

 いろんな筆記用具がある中鉛筆を使っているにはそれぞれわけがあると思いますが、私が鉛筆を使うわけは削れるからです。
 随分前に仕事で考えることがあってなかなか良い案が浮かばず何日も悩んでいたときに気分転換に鉛筆でも削ってみるかと何十年ぶりにナイフで鉛筆を削ってみました。

 久しぶりのことだったので鉛筆削りに集中していたとき、ハッ!と思いついたことで何日も悩んでいたことが解決に向かった出来事があって以来ずっと鉛筆はナイフで削っています。

 なかなかうまくいきませんが、綺麗な6角錐に削れたときは小さな達成感があります。
 鉛筆はトンボ鉛筆のmono100を使っています。
 トンボ鉛筆と三菱鉛筆両社とも軸材にはヒノキ科のインセンス・シダーを使っているそうですが、トンボ鉛筆の方が削り心地が良いように感じています。

 また綺麗な6角錐に削るためにナイフにも少し手を入れています。
 ナイフは定番の肥後守ですが、このナイフ買ってすぐに使うよりも研いでから使った方が切れ味が良くなります。
 切れ味が良いナイフで鉛筆を削るとナイフが吸い込まれるように入っていくし、芯まで一気に綺麗に削れます。

 鉛筆の話をし出すと必ず消しゴムの話になります。
 何を使っているかどこのどれが使いやすいかなど様々ですし、それじゃ紙は何がいいかなど文具好きには盛り上がる話なのですが、私は使いやすいものを選んで使っています。

講習会

2012.07.18.22:34

 高断熱・高気密住宅が話題になることがあります。
 光熱費が抑えられて快適な生活が出来ますと言われます。

 断熱や気密は必要なことです、昔の家のように夏はいいけど冬はすきま風で寒いとか暖房費がかさむのは困ります。
 そうはいっても気密性が高いと言うことは風通しが悪いと言うことですし、断熱性能が高いと夏はエアコン無しでは生活できなくなってしまいます。

 何にでも頃合いというものがあるとおもいます、温度管理だけ捉えれば高気密・高断熱は優れていることになりますが、同じ空気が循環している環境はシックハウスの側面から見ると新鮮な空気も取り入れたくなります。
 家は人が生活する場所なので温度や湿度、気密や強度といった個別の要素だけ優れていても健康で快適な家にはならないように感じています。

 最初に基本的なことをしっかり抑えて家を建てれば、住まい手が生活の中でわずかな工夫するだけで健康で快適な生活が出来るようになります。
 暑い日はエアコンを使うこともありますが、普段は窓を開けて風を家の中に通すとか、冬は窓に衝立を立てて冷たい空気が部屋に入りにくくする工夫も出来ます。
 個別要素はそこそこでも人が住む家としてバランスが取れていれば余計なエネルギーを使わなくても結構気持ちよく生活できると感じています。

 わが家は高気密・高断熱の家ではありませんが、Q値で言うと富山(Ⅳ地区)で標準とされる数値(2.4)よりも小さい値です。(数値が小さい方が断熱性能が高い)
 夏は窓を開けて生活していますので夏期日射取得係数(μ値)は算出していません。

 年寄りもいるので室温が32度を超えるような日はエアコンを使いますが、湿度が70%になることはほとんど無いので32度という数字から感じられるほど暑くはありません。
 ただし、窓を開けて風が入ってくる状態での話ですから風が無ければ感じ方は違ってくると思いますが、湿度が低いと扇風機の風は気持ちいいです。

 私は自分の家での体験や感想を書いていますが、これから家を建てようとする方に頃合いとか、そこそこと言ってもよく分からないし、バランスと言われても捉えようが無い話です。

 平成24年8月25日(土)に富山県情報センター(県立富山商業高校向かいのビル)で自立循環型住宅設計講習会が開催されます。
 建築士やプロの方が多く参加される講習会ですが一般の方も参加できます。

 講習料は一般の方は6,000円でそのうちテキスト代が2,500円するのですが、講習料以上の価値があることは確かだと思います。
 このテキストを手に入れるためにわざわざ遠方まで交通費を払って講習に行くプロの方も多いそうです。
 講師は野池 政宏さんです。

 講習名は難しそうですがおもしろく、わかりやすく話される方なので一般の方にもお勧めです。
 個別要素も大切ですが家全体のバランスが注目され地域にあった家造りが広まってくれたらいいと思いますが、施主も家を建てる前に頃合いやバランスの話を聞く機会があってもいいと思います。

電気料金削減策

2012.07.01.02:37

 電気料金の値上げや消費税引き上げなど家計を圧迫する話が多いので何か工夫できないか考えてみました。
 わが家では使用電力量を測っているのでいつどの時間帯にどれだけ電気を使ったのか見ることが出来ます。
使用電力量
 当初は日中に使っている電力量を調べて蓄電池で対応しようと思っていました。
 午前8時から午後10時までの電力量を深夜電力で溜めた蓄電池で補おうとしていたわけです。

 深夜電力料金は日中の三分の一なので注目していたわけですが、仕組みを整えるのに200万円ぐらいの費用がかかります。
 費用の割には削減費が小さく費用対効果は薄いことが分かりました。

 太陽光発電も考えてみましたが、買い取り価格42円として計算すると費用対効果があるように見えますが、ドイツみたいに当初は高い買い取り価格だったが数年で元に戻ってしまうことが十分考えられるので現在の買い取り価格が続く前提で計算するのは難しいと思っています。
 ではどうするか・・・

 データを見ていて季節を問わず使っている電気があることに気がつきました。
 待機電力や冷蔵庫などが消費している電気ですがこれが結構大きいのです。
 詳しく調べてみると季節によって違いはありますがだいたい月額2,000円ぐらいは削減出来そうです。

 普通の家庭で待機電力だけで月額2,000円の削減は難しいかもしれませんが、パソコンを24時間動かしていたり他にもあれこれやっているので割と大きな金額になります。
 新しい機器を購入せず、特別我慢することも無くこれまでの生活を少し見直すだけですからこれなら出来そうです。

 月額2,000円程度の削減では目に見える効果は無いと思いますが、電気料金が値上がりしそうと言うだけで数百万円する機器を購入するのは思いとどまれそうです。

 グラフは暑かった日と寒かった日、過ごしやすかった日(気象台資料)当日の使用電力量を表示しています。
 暑い日は午後1時ぐらい、寒い日は朝と夜にピークがあります。
 注目したのは過ごしやすかった日でも毎時500W程度の電気は使っていることです。
 500Wの三分の一、170W程度を削減することを目標にしてみました。

170*24時間=4KW
22円(料金単価)*4=88円(日額)
88*30日=2,640円

金星の大きさ

2012.06.06.10:40

 朝から曇っていましたが雲の間から金星の太陽面通過を見ることが出来ました。
 日食時に使った減光フィルターで見ると肉眼でも金星がはっきり分かりますが思ったよりも大きく見えます。
 夕方や早朝に見える金星は-4等星ぐらいで随分明るいのですが、太陽面を通過している金星と比べると小さいように感じます。(太陽は-26.7等星、満月は-12.7等星ぐらい)

 太陽面を通過している金星ぐらいの大きさがあれば場所さえ分かっていれば日中でも金星を見つけられそうですが日中に金星を見たことある方は少ないと思います。
 金星が光って見えるのは太陽の反射光なので金星の全面に光が当たっている時が一番明るく見えます。
 そのときは太陽の反対側に金星があるので地球からは遠くなります。

 地球と近づけば大きくなりますが最も近づいたときは月で言えば新月ですから地球からは見えません。
 三日月よりも満月の方が大きくて明るく見えますが、金星の場合は大きい金星は暗く、明るい金星は小さいということになります。

 たまたま金星が太陽面を通過するので大きな金星が見えるというわけです。
 金星の太陽面通過を見て何が楽しいのかと言われますが、普段みえる金星の大きさと太陽面を通過している金星の大きさの違いは一見の価値があると思います。

 また、日中でも金星の場所さえ分かれば青空にぽつんと浮かぶ金星を見つけられるようになります。
 最初に日中の金星を見つけたときは不思議な感じがすると思いますが、ちょっと違った青空が見つかると楽しいものです。

 普段の生活で太陽系の軌道面を感じる機会は少ないと思います。
 太陽の周りを回っている惑星はほぼ同一面を回っていますが、私たちが普段水平と感じる面と惑星の軌道面は随分違うと言うことも金星が太陽面を通過する様子を観察することでより身近に感じることが出来ます。

損害保険

2012.05.29.09:05

 4月の爆弾低気圧によって風で屋根が飛ばされた方が損害額を保険会社に請求したときに加入している火災保険の契約内容に驚いたと話してくれました。
 新築費用は2,500万円ぐらいだったそうですが契約保険金額は1,500万円しかなくしかも家財は対象になっていなかったと言うことでした。

 銀行で住宅ローンを組んだときに返済期間分の火災保険料も一括して支払う仕組みだったので火災保険のことは気にしなくてもよいと安心していたそうです。
 今回の被害額は契約金額の範囲内で済んだので問題は起こらなかったそうですが加入していた火災保険の保険金額は銀行が融資した金額と同じということでした。

 銀行は貸したお金以上を回収する必要がないので火災保険も融資額と同じになります。
 ところが住まい手にして見れば銀行への返済は無くなりますが、新たに建て直す際の資金がありませんから大変困ることになります。

 損害保険は一物一価と言って複数の保険会社にどれだけ保険を掛けようが支払われる金額は損害額の範囲内と言うことになります。
 建て直す際に必要になるのは家本体の他に家財も必要になりますから、住宅ローンと一緒に加入している火災保険の契約内容を確認した上で不足している物があれば保険会社に尋ねてみることをお勧めします。

 そんな余裕は無いと言われそうですが、生命保険の場合人の価値には基準が無いので何社でどれだけ保険を掛けようが契約金額が支払われます、逆に必要の無い保険まで掛けている方が多く月額で2,000円ぐらい年間でも3万円ぐらいの保険料を損害保険に振り替えても家計に影響しない方は結構いらっしゃると思います。

 言うことは分かるけど実際自分じゃ出来ない・・・
 自分で出来ないから誰かに頼るわけですが住宅や保険のこと以外でも誰に!頼るかで大きな違いがあるように感じます。

部分日食

2012.05.22.10:26

 5月21日は天候にも恵まれて92%も欠ける日食を楽しむことが出来ました。
 当日の天気を気にしながら準備していたのでホッとしています。
日食
 天気はGPV天気予報を見ていたのですが、当日の雲行きが怪しく心配でしたし、NOAAからの写真でも晴れと曇り領域のちょうど境目だったので落ち着きませんでした。

 今回は早朝から始まる日食にもかかわらずご近所の方もやってきて用意していた日食めがねが足りなくなるほどでした。

 日食の様子をコマ撮りして動画にしてみました。

 私たちから見ると太陽や月が動いているように見えますが、地球は時速10万㎞で太陽の周りを回っていますし、月は時速3,600㎞で地球の周りを猛スピードで回っています。
 普段はこうした星の動きを身近に感じることはありませんが、日食や月食の時に感じることが出来ます。

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