木の家の良いところ

2012.03.31.10:33

 木の家はどこが良いのか尋ねられて一言で説明するのは大変だと思っていましたが、最近になって木の家の良いところは色艶だと思うようになりました。
 調湿性や消臭性、肌触りとか音の伝わり方など他にもいろいろあるのですが住まい手には分かっても伝えるとなると簡単ではありません。

 色艶は何も言わなくても見れば誰でも分かります。
 天然乾燥した材料であることが前提になりますが、天然乾燥という前提を外して木の家のよさを説明するのはなかなか大変です。

 木の家の魅力である美しい色艶は人工乾燥してしまうとほとんどが失われてしまいます。
 天然乾燥した芯持ち材の柱や梁は乾燥割れが入ることがありますが、人工乾燥すれば短時間で乾燥して表面割れも目立ちにくくなります。

 含水率など工業製品としての性能には問題なくても見た目の美しさが犠牲になります。
 色艶を生み出しているのは木が元々持っている様々な成分だそうですが高温で処理するとこれらの成分が揮発したり変質してしまうそうです。
 私のような素人でも天然乾燥材と人工乾燥材を並べればすぐに分けられるくらい違います。

 住宅に関する情報はたくさんありますが、木の色艶に関しての情報を見ることはほとんどありません。
 色と言えば何かにどんな色を塗るとか、どんな色の何かを選ぶとか家具や設備に関することが多くなって家に使われている木の色艶の話になるとほとんど話題になっていないように感じています。

 家は家具や設備よりも使う時間が長いのでもう少し注目されても良さそうですが、”木”と言う一文字で全て良しとなっているように思います。

 人工乾燥材が悪いわけでも無く、大壁仕様の家に問題があるわけでも無いのですが、大昔から我が国の気候風土に合った木を家の材料に使いこなしてきた歴史と文化があって現在でもそれは受け継がれています。

 美しい色艶を表に出そうとすれば真壁仕様になりやすいですし、見えるので大工さんは大変ですが仕事が見えることが次に技術を伝える力になっているように思います。
 そしてなりより住まい手が世代を超えて深まっていく色艶を楽しめるわけですからこれはこれで結構いい流れになっていると思います。

 何度も繰り返しになりますが天然乾燥材を使った真壁仕様の家は一部のお金持ちだけでは無く普通のサラリーマンでも建てられます。
 どんな家を選ぶかは施主が決めればいいことですが、天然乾燥材の美しい色艶が見える家も見て欲しいと思います。

 木の家は床に傷がつくとか汚れやすいと思う方は、何十年も経った文化財などを見学して傷だらけの床を見て自分がどう感じるかやってみるのもいいかもしれません。
 新しい内はまわりが綺麗ですから傷や汚れが気になりますが、そのうちほとんど目立たなくなりますし、小さい子供はすぐに大きくなります。

 天然乾燥材で建てられた木の家は色艶が美しいだけではありませんが、綺麗な家は住み心地が良いことは確かです。

熱画像

2012.03.29.06:34

 熱カメラ(サーモグラフィー)で家のいろんなところを撮影してみました。熱画像(寝室窓)

 温度差を見やすくすることに注目して撮影しているので画像中に表示されている温度は実際の温度よりも高い温度が表示されています。
 コールド・ドラフトについては以前に書きましたが今回はコールド・ドラフトを画像にして見えるようにしてみました。

 1枚目の写真は寝室の窓です。
 窓枠の下にも温度の低い部分が広がっていることが分かると思います。

 3枚目の写真は衝立を置いた窓ですがこちらは衝立を境にしてくっきりと温度差があることが分かると思います。

 普通の写真と違って熱だけを捉えて画像にしているので見にくいかもしれませんが、熱だけの写真でもそれなりに何を撮っているか分かります。
IMG_4002_convert_20110119014444.jpg


 今回窓を撮影して分かったのはカーテンのある窓は全体が冷たいわけでは無くて窓の下が冷たくなりやすいこと、高さ1メートルぐらいの普通の窓であれば高さ30センチぐらいの衝立を置くことでコードル・ドラフトが抑えられることが見える形で確かめられました。

 衝立は1,000円ぐらいですが効果は高いので今度は子供部屋にも置いてみたいと思っています。

熱画像(階段窓)

 熱カメラで外壁を撮ると壁が同じ色になっていました。
 もし壁の一部に色の違う部分があるとそこだけ温度が違うわけですから断熱材が入っていなかったり不足していたりするわけですが、我が家ではそういった部分はありませんでした。










コールドドラフト






いきさつ

2012.03.13.01:02

 時々建築士と知り合ったいきさつを尋ねられるときがあります。
 電話帳ですと答えているのですが、家を思い立ってすぐに電話帳を開いたわけではありません。

 以前にも書きましたが、まだ若かった頃に仕事で知り合った建築士に家を建てるのであれば設計事務所に相談に行く方法もあることを聞いていたので、それが頭の中にあったのは確かですが何件も地元の工務店を訪問して社長さんと話したりもしました。

 いろいろ見聞きした結果が建築設計事務所だったわけですが、電話帳を頼りに住宅を専門とする設計事務所を探して訪問し、建築士と話す中で設計事務所が決まったわけです。
 設計事務所に家造りを相談した方には住宅展示場や地元の工務店などいろいろ見学したり調べたりした経験を持った方が多いように感じています。

 いろいろ見て回ったけどどうも自分が求めるものとしっくりこないので調べている内に設計事務所のホームページや建築士のブログなどが目に入り設計事務所を訪問するそんな感じなのかもしれません。
 私が設計事務所に相談をして家を建てることが出来たので設計事務所がお勧めだと言いたくなりますが、自分に合った設計事務所や建築士に出会うには時間もかかります。

 ハウスメーカーや工務店、設計事務所を飲食店に例えた方がいて、大手チェーン店のレストランをハウスメーカーに、街中の飲食店を工務店や設計事務所に例えていました。
 チェーン店では高望みは出来ませんがそこそこ満足のいく食事は出来るし、サービスも安定しているので大外れはしない安心感があります。

 街中にはそれこそ三つ星と言われる高級店からこれが飲食店かと思えるほど汚い店まで様々なお店があって味もサービスも二度と行きたくない大外れのお店がある一方、チェーン店ではできない味とサービスを体験することも出来て、自分が満足したお店は人にも勧めたくなるものですが、紹介されたけど自分には合わなかったりすることも時々あります。

 施主が受け入れられる時間の余裕も関係すると思います。
 子供の入学とか仕事の都合など状況は様々ですが、家が建つまでの時間の余裕はどこに家造りの相談をするかを決める時には大きな要素になると思います。

 大手ハウスメーカーは3ヶ月で出来ると言うから設計事務所でもやってくれそうだと考えるのはちょっと無理があるように思います。

 家に何を求めるのかによっても違いますし、家造りは人それぞれだと思います。
 ただ、設計事務所で家造りをすると費用が高くつくという話は根拠の無い思い込みで、既製品で満足できないのであれば設計事務所に相談した方が安く出来るように感じています。

寸法の違い

2012.03.08.13:43

 写真はテレビ台の小さい壁を撮っています。
 柱に板①がついてさらに板②と接しています。(繋ぎ目②)
子壁
 柱は4寸角ですが、柱と板①、板②はそれぞれ寸法がわずかに違います。
 見た目は同じように見えるのですが触ってみると柱と板①にはわずかな段差があって板①の方が小さく、板②との繋ぎ目②でも段差があって板②はさらに小さいことが分かります。

 こうした壁は家の何カ所かにありますがそれぞれ板の幅寸法が少しずつ小さくなっていきます。
 同じ幅の板を必要な長さに切って使っているのか思ったのですが、どうやら大工さんは一手間かけているようです。

 大工さんにどうして幅を変えるのか尋ねたら、こういった部分はこのように作るのが当たり前!と話してくれましたが、どうやら木は時間が経つとわずかに反り返るので同じ幅の板を使うと繋ぎ目で引っかかりが出来てしまいます。
 取り付く板の幅を小さくしておけば引っかかることは無くなることも関係しているようです。

 さらに板①と板②の繋ぎ目②は板①が突き出ています。
 こうした板同士が合わさる部分は小口を隠すために留めと言われる加工(45度に切った板同士を合わせる)をすることが多いそうですが、我が家では小口がそのまま見えています。

 私には全く違和感が無いのですがどうして留め加工するのか尋ねてみると、無垢材であれば小口は年輪だけど建材だと合板の断面が見えてしまうので留め加工が必要になると話してくれました。
 また無垢材で留め加工すると45度に切った接合面が時間が経ってから開いてくるので写真のように留め加工しないで突き出してあるそうです。

 確かに45度に切断した部分は尖っているので接合面が開いて尖った角が触れるようでは困ります。
 このほかにも引き戸の戸当たりを取り付けたビスを隠すための工夫とか細かい工夫がいろいろ見つかります。
 最近は壁紙を貼ることが多いのでこうした大工さんの工夫はだんだん見えにくくなっているそうですが、納まりを美しく見せる工夫は見ていて感心します。

ボイラーの設定

2012.03.06.03:39

 床暖房のボイラーにはリモコンが付いていてこれまでは温度設定以外の機能は使っていませんでした。
 予約機能が付いていて一日の間でONとOFFを2回設定できます。
ボイラーリモコン
 予約機能が付いているのは分かっていましたが、どれだけの時間止めたらいいのか分からないし、一旦止めて温水が冷めてしまうと元に戻すまでに多くの燃料を消費することもあって4月下旬まではずっとつけっぱなしで使っていました。

 今年は1時間ごとの温度測定から4時間ぐらい床暖ボイラーを止めても室温には大きな影響が無いことが分かったので予約機能を使っています。
 住み始めて6年半も経つのにやっと使い始めた予約機能ですが、4時間の停止を2回設定しています。

 午前0時から4時間と午前11時からの4時間ですが、天気予報で明日が暖かくなりそうだったら予約1と予約2を有効にしますし、寒そうだったら予約1だけを有効にするといった使い方をしています。
 比較的暖かい日は8時間ボイラーが止まっていることになります。

 8時間連続しないで4時間を2回に分けることで気温の変化に対応しやすくしたり温水が冷めすぎないようしたり、日中の一番気温が高くなる時間帯にボイラーを止めて必要以上に室温が高くならないようにするなどいろいろやっています。

 ボイラーを停止しても室温の変化が小さいのは床だけじゃ無く壁や柱・梁、家具などが暖まっていることや家の断熱性能が確保されていることも影響しているように感じています。

 コールド・ドラフトを抑えることで温水温度を35℃で冬を乗り切るプランは成功したと思いますが、さらに寒くならない程度の時間、ボイラーを止めることにも挑戦中です。

修繕積立金

2012.03.03.09:55

 修繕積立金というとマンションなど大規模修繕時に備えた積立金が有名ですが、我が家でも修繕積立金を積み立てています。
 理由は単純で毎月の生活に余裕が少ないので、予想される出費に備えて小さい金額を積み立てています。

 いきなりボイラーが壊れたとか冷蔵庫が壊れたと言って何十万円もすぐには払えないので積み立てているわけですが、マンションの修繕費のように毎月何万円も積み立てているわけではありません。
 しかし積み立てというのは結構強力な金融商品で毎月1万円の積み立ててでも5年もすれば60万円積み上がります。

 また、積み立てておけば問題が見つかったとき、問題を大きくすること無く対処することが出来ます。
 さらに、冷蔵庫が壊れたから私の小遣いが減らされるという被害?も防げます。

 積み立てと言っても自分で金融機関に言って毎月積み立てる方法では半年は続かないと思うし、積立金を取り崩すのに株式や投資信託のように4営業日待たされるも困ります。

 私はオート定期と言う商品を使っています。
 これは給与が振り込まれてくる口座から一定金額を定期預金に振り替える商品で私が何もしなくても勝手に口座から引き落とされるので便利です。

 ただ、お金は使い道が限定されていないので修繕のための積立金を他の用途に使ってしまいそうになります。
 積立金が貯まってくればその欲求はますます増してくるので要注意です。

 一般住宅で修繕積み立てなんて珍しいと言われたこともありますが、予想される出費に積み立てるという時間で対抗しようとしているだけのことです。

 病気や交通事故、災害などさらに大きな出費は保険に頼ることになりますが、家の修繕だったら積み立てで備えられると思っています。

床下の温度

2012.03.02.12:41

 2月14日から床下に温度計を吊して1時間ごとの温度推移を調べていました。
 一階リビングは床暖とエアコン(設定温度23℃)を併用しています。
 二階子供部屋は床暖だけの暖房です。
 床暖の温水温度は35℃です。
2週間データ
 1枚目のグラフは14日から2週間ぐらいのデータを表示しています。
 期間の前半は寒い日が多かったこともあり床下も冷えていたようですが、全体を通して温度変化が少ないように感じました。
 外気温が氷点下にならなければ床下は12℃ぐらいあるわけですから思ったよりも床下は暖かいようです。

 12℃という値はガラス窓と障子の間の温度に近く、床下は床から供給される熱によって隙間だらけであってもそこそこ温度が高くなることが分かりました。

 2枚目のグラフは2月29日以降午前0時から4時間床暖を停止した状態での温度推移です。
 我が家では4時間ぐらいだったら室内にほとんど温度変化が無く、早朝は寒いかなと心配していましたが問題ないと分かって一安心です。
4時間床暖停止
 3枚目のグラフは床暖を停止する前3日間のデータですがグラフの右側に床下温度が急に下がっている部分があります。

 調べてみるとこの時間帯に比較的強い風が吹いていたことが気象台の資料で分かりました。
 富山は冬にあまり風が吹かない特徴がありますが、風が吹くと床下にも冷たい空気が入ってきているのが分かります。
2週間データ
 何となく感じていることも測ったり比べたりすることではっきり分かることもあります。
 床下の温度まで測るのはちょっとやり過ぎかもしれませんが、現状を知ることはどうしたら少ない費用で快適な生活が出来るか探る上でも有益なことだと思います。

床暖房の停止時間

2012.03.01.10:11

 3月に入ってようやく冬が終わったと感じられるようになりました。
 知人の気象予報士は富山は2月29日から春だと言っていましたが、何をもって春と言うのかは分かりませんが、ようやく長かった冬が終わってホッとしています。

 以前床暖房を何時間か止める試みのことを書きましたが、冬が終わった昨日から4時間床暖房を停止しています。
 設定で2回ON,OFFを登録できるのでまずは深夜帯の4時間(0:00~4:00)止めてもう少し暖かくなってきたらさらに停止時間帯を増やすことで灯油の節約を図りたいと思っています。

 ボイラーメーカーに尋ねてみたところ、断熱性能が確保されていれば6時間ぐらいボイラーを止めてもそれほど影響は無いだろうと言うことでしたが、室温を18度以下に下げたくないのでまずは4時間からやってみることにしました。

(富山で目安とされるQ値2.7よりも数字が小さければ6時間ぐらいの停止であればそれほど室内温度は下がらない。:ボイラーメーカーの話)

 また、ボイラーを止める時間帯ですが日中晴れているのであれば日中に止める方法もありますが、どっちが効果的かについても調べてみたいと思います。

 深夜に止める理由は裸足で生活しているので深夜であれば床を歩く頻度が少ないためですが代わりに屋外の温度が下がっているので室内も冷えやすくなります。
 これについては家の断熱性能に頼って朝までに寒いと感じない19度ぐらいまで戻ってくれていればいいと思っています。

 日中に止めれば外気温が高くなっているので室内温度は下がりにくいけど、床が暖かくないので今の気温だとどっちもどっちです。

 今日から灯油が値上げされると言うことで燃料屋さんが昨日満タンにしてくれたので床暖停止でどのくらいの燃費になるのかわかりやすくなると思います。

 また、ボイラーメーカの話としてボイラーは年々劣化による燃焼効率が落ちて10年ぐらい経つと当初の7割~半分ぐらいまでになるそうです。
 ノズルや熱交換器の掃除などのメンテナンスで効率を上げられないのか聞いたところ熱交換器は掃除が不可能な部品だし、ノズルの交換は費用がかかる割には効果が薄くメンテナンスをしても寿命を大幅に伸ばすことも出来ないそうです。

 結論として余計なことをしないで壊れるまで使えと言うことのようです。
 使う側としては壊れるまで使うよりもある程度効率が落ちたところで取り替えた方がいいかもしれません。

 ボイラーが壊れて寒い思いをするよりもこの先どっちみち交換するわけですから、壊れる前に交換すると割り切ることも出来そうですし、設備補修積立金の額を少しだけ増やすことで対応が出来そうです。
 ボイラーの交換は灯油の消費量を見て決めようと思います。

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