新築写真

2012.05.30.20:13

 普通は建築写真と言うそうですが、引渡直前に建築士がカーテンも家具も無いわが家の写真を撮ってくれました。
 すでに7年も前のことですが今でも時々見ることがあります。
t_DSC_4224.jpg
 写真は建築中も含めて私も何枚か撮りましたが、建築士が撮った写真は一味違います。
 以前に自分でも撮ってみようとカメラを構えたことがありますが随分違う写真になってしまいました。

 建築士は広角レンズを使って撮影してくれたのですがこの広角レンズ、調べてみるとレンズだけでカメラ本体以上の値段がしていました。
 建築士に尋ねてみると仕事の一部みたいなものですから・・・と一言だけ。

 毎日生活している自分の家ですが新築写真を見ると当時のことを思い出したりしてなかなか楽しいものです。
 楽しいだけじゃ無くて新築当時の赤身と白太の色合いも見比べることが出来ます。

 設計事務所で家造りをすると必ず新築写真を撮ってもらえるわけではありませんが、後になるほどその価値が増してくるように感じています。

 また、建築士のブログに引渡後しばらく時間が経ってから紹介されることもあります。
 何回かに分けて写真と併せて紹介してくれるのですが、まとめてわが家の記事を見ることも出来ます。

 多くの方に木の家の魅力を知っていただき丈夫で長持ちして美しく住みやすい家が増えてくれたらいいと思いますが、住まい手になってからもブログを深い思い入れをもって見ています。

損害保険

2012.05.29.09:05

 4月の爆弾低気圧によって風で屋根が飛ばされた方が損害額を保険会社に請求したときに加入している火災保険の契約内容に驚いたと話してくれました。
 新築費用は2,500万円ぐらいだったそうですが契約保険金額は1,500万円しかなくしかも家財は対象になっていなかったと言うことでした。

 銀行で住宅ローンを組んだときに返済期間分の火災保険料も一括して支払う仕組みだったので火災保険のことは気にしなくてもよいと安心していたそうです。
 今回の被害額は契約金額の範囲内で済んだので問題は起こらなかったそうですが加入していた火災保険の保険金額は銀行が融資した金額と同じということでした。

 銀行は貸したお金以上を回収する必要がないので火災保険も融資額と同じになります。
 ところが住まい手にして見れば銀行への返済は無くなりますが、新たに建て直す際の資金がありませんから大変困ることになります。

 損害保険は一物一価と言って複数の保険会社にどれだけ保険を掛けようが支払われる金額は損害額の範囲内と言うことになります。
 建て直す際に必要になるのは家本体の他に家財も必要になりますから、住宅ローンと一緒に加入している火災保険の契約内容を確認した上で不足している物があれば保険会社に尋ねてみることをお勧めします。

 そんな余裕は無いと言われそうですが、生命保険の場合人の価値には基準が無いので何社でどれだけ保険を掛けようが契約金額が支払われます、逆に必要の無い保険まで掛けている方が多く月額で2,000円ぐらい年間でも3万円ぐらいの保険料を損害保険に振り替えても家計に影響しない方は結構いらっしゃると思います。

 言うことは分かるけど実際自分じゃ出来ない・・・
 自分で出来ないから誰かに頼るわけですが住宅や保険のこと以外でも誰に!頼るかで大きな違いがあるように感じます。

継ぎ手

2012.05.25.02:44

 わが家には天井板が無いので梁や桁、母屋、棟木まで見えます。
 形は縦11メートル、横7メールぐらいの長方形をしています。
追掛け大栓継ぎ手1
 横方向の桁は繋ぎ目の無い一本ですが縦方向は11メートルぐらいあるので桁は繋いであります。
 写真は桁を繋いでいる継ぎ手で追掛け大栓継と言います。

 随分複雑な継ぎ手で上下に滑り込む部分には1/10程度の勾配まで付いています。
 どうしてこのような複雑な継ぎ手を使うのか、もっと簡単に繋ぐ方法が無いのか不思議に思っていました。

 この継ぎ手は複雑な形状で加工も大変なのに繋いでしまうと線一本だけになってしまいます。
 また、木だけで繋いでいることも大きな特徴でボルトや金具を使わずに強固に繋ぐことが出来るそうです。

 鉄の梁をつなぐ場合梁に幾つか穴を開けてプレートで挟んでリベットで止める方法がありますが木の家にリベットなどを使えば繋いだ部分は線一本というわけにはいきません。
 大昔から見た目が綺麗でしかも強固に桁を繋ぐ方法として代表的な継ぎ手だそうです。
追掛け大栓継ぎ手2
 今は昔と違って技術も進んで便利な金具も多いのでこうした継ぎ手は使われないのかと思ったら最近こうした木と木を繋ぐ継ぎ手が見直されているそうです。
 木同士で繋いでいると大きな力がかかったときにお互いにめり込みながら力を受け止めようとします。

 めり込みを活かそうとすれば木同士で繋いだ方がよく、しかも見た目は線一本で綺麗ですから都合が良いわけです。
 継ぎ手は内部でつながっているので木に粘りが無いと困ります。

 今は随分改良されてきたそうですが高温で無理矢理乾燥させると木は内部で割れることがあります。
 外側からは見えませんが内部が割れているともろくなるし粘りも小さくなってしまいそうです。
 木のめり込みを活かせる追掛け大栓継ぎ手などは天然乾燥材と相性が良さそうです。

 わが家の場合、林業家も建築士も大工さんもみんなこうしたことを知っていて私だけが知らなかったわけですが、住み始めて数年後にやっと気がついて線一本だけの継ぎ手を見るとそれまで目に入らなかったことまで見えてくるから不思議なものです。

時間が経った外壁

2012.05.23.10:34

 わが家の外壁は杉の板で縦に張っています。
 建築士の他の作品を見せてもらうと張り方はいろいろですし、塗装したり無塗装だったりしますが赤身の板が使われていることは共通しています。
TS15年外壁
 最近近所の方が外壁の汚れを落とす薬品とその施工のセールスを受けたと話してくれました。
 その家も外壁は板で10年以上経過しているので色はシルバーグレーになっています。
 営業マンに薬品と当社の施工技術を組み合わせれば、汚れは綺麗に落とせますと言われ見積もりも結構いい値段だったそうです。

 赤身の板であれば無塗装でも耐久性は50年以上あるし、一部が壊れても木はロングセラーなのでいつでも張り替えることが出来ます。
 営業マンが汚れと言っているのは板の表面が紫外線などで変化した膜の色なので何の問題もないことですが、汚れが!と繰り返されると気になってしまったと言うことでした。

 以前に天然乾燥した床板にアルカリ性の洗剤を使うと紫色に変色すると書いたことがありますが、一月も経てば跡形も無く消えてしまうのに慌てて漂白剤などを使うと漂白した部分がずっと残ってしまいます。
 木の板を外壁に使うと数年でシルバーグレーに変色しますが、変色した後は何十年も変わらず外壁の役目を果たしてくれるのに薬品で脱色するのは余計なことだと思います。TS15年洗浄外壁

 また、表面がシルバーグレーになってしまえばそれ以上奥に染みこんでいくことはありません。
 汚れているだけじゃ無くて腐っていると言っていた人もいますが、シルバーグレーは膜の色なのでカンナで削ったり高圧の水で膜を落とすと赤身の肌がよみがえります。

 膜の色だけ見て腐っていると勘違いしないようにしたいものです。
 木の板を外壁に使うと何がいいのか尋ねられたこともあります。
 一番は耐久性が高いこと、次は見た目が綺麗なことだと思います。

 木は腐ると言いますが、赤身の外壁が腐って使えなくなるのは数十年・・・もっと先の話かもしれません。
 遊びに来た知人に外壁の写真を撮らせてくれと言われたこともありました。
 少しずつ変化してわが家の外壁として落ち着きを見せ始めた板の風合いは気に入っています。

 さて、写真は林業家の住宅展示場の外壁です。
 すでに15年以上経過している外壁ですが、2枚目の写真は新しそうですがこの写真の方が時間が経っています。

 一枚目の写真を見ると汚れているとか腐っているとか言われそうですが、水で膜を落とせば2枚目のように復活します。
 自宅のホースとタオルで洗うだけではこのようにはなりませんが、15年以上経っていても膜の下は綺麗なままだということが分かります。

部分日食

2012.05.22.10:26

 5月21日は天候にも恵まれて92%も欠ける日食を楽しむことが出来ました。
 当日の天気を気にしながら準備していたのでホッとしています。
日食
 天気はGPV天気予報を見ていたのですが、当日の雲行きが怪しく心配でしたし、NOAAからの写真でも晴れと曇り領域のちょうど境目だったので落ち着きませんでした。

 今回は早朝から始まる日食にもかかわらずご近所の方もやってきて用意していた日食めがねが足りなくなるほどでした。

 日食の様子をコマ撮りして動画にしてみました。

 私たちから見ると太陽や月が動いているように見えますが、地球は時速10万㎞で太陽の周りを回っていますし、月は時速3,600㎞で地球の周りを猛スピードで回っています。
 普段はこうした星の動きを身近に感じることはありませんが、日食や月食の時に感じることが出来ます。

星空と双眼鏡

2012.05.19.23:55

 わが家の周りには家が少ないのと東側は大きく開けているので立山連峰も綺麗に見ることが出来ます。
 夜になると星空が広がって綺麗なのですが星を見るには望遠鏡が必要と思われる方は多いと思います。
 私は星空を楽しむには双眼鏡の方が適していると思っています。双眼鏡

 雑誌などで大きく渦巻いたアンドロメダ銀河や土星や木星などの色鮮やかな写真を見て望遠鏡さえあれば自宅であんな綺麗な星が見られると思って望遠鏡を購入する人は結構多いと思いますが、望遠鏡で見る像は白黒です。

 天文台に行って大きな望遠鏡で見ても目に見える像は白黒なのです。
 人間の目は明るい日中に使っている細胞と夜に使っている細胞が違います。
 日中に使う細胞は色を捕らえられるけど感度は高くありません、夜の細胞は色は識別しにくいが感度は高いという特徴があります。

 トンネルに入ると一瞬真っ暗になるとか長いトンネルを抜けるとまぶしく感じるなどと言うことからも目は光の量によって細胞を使い分けていることが分かります。
 夜に望遠鏡を覗くと夜の細胞で星を見るので白黒になるというわけです。

 雑誌の写真は望遠鏡の像をカメラの目で捕らえることで少ない光を時間をかけて蓄積する方法で撮られています。
 また、木星の大きな渦巻きは迫力がありますが望遠鏡で見ると随分小さく見えます。
 望遠鏡の小さな像をカメラで撮って像を引き延ばすことで迫力ある写真が作られています。

 しかし、望遠鏡やカメラ、その他の機材を揃えるとなると安く見積もっても40万円ぐらいは覚悟しないといけません。
 一方倍率7倍、対物レンズ有効径50㎜(7×50)で25,000~30,000円も出せば星空を楽しむには十分な双眼鏡が手に入ります。

 どうして7倍かと言えば倍率が高くなると見える範囲(視野)は狭くなる傾向があります。
 また、倍率が高いと手ぶれの影響を受けやすくなるので点である星は見にくくなります。
 さらに双眼鏡は手で持つことが多いので倍率が高くなると重たくなることも見逃せません。

 瞳の大きさとか双眼鏡の光学性能とかいろいろ細かいことはあるのですが手軽に星空を楽しむには確かな双眼鏡を1台持っていると重宝します。
 星空を見るのであればズーム付きとか20倍を超えるような高倍率の双眼鏡には手を出さないようにしましょう。

 私が双眼鏡をお勧めする最も大きな理由は取り回しが簡単だと言うことです。
 望遠鏡を設置するには簡単な物でも三脚や望遠鏡の設置などで30分はかかります。
 赤道儀まで持ち出すと最初の星を見るまでに1時間、片づけるだけで30分以上はかかってしまいます。

 さらに、赤道儀を動かすためのパソコンの設定などお手軽というわけには行きません。
 双眼鏡は持ち出して空に向ければ裸眼で見る星空とは別世界が広がります。
 あっちを見たりこっちを見たり・・・大人でも夢中になるほどです。

 夜空をちょっと眺めてみようと思い立ってすぐに見られる双眼鏡と設置や片付けに時間がかかる望遠鏡、両方持っていても年間を通して活躍するのは圧倒的に双眼鏡です。
(写真はビクセン社 アルティマZ7×50)

イリジウム・フレア

2012.05.18.19:08

 流れ星に願い事を!と言いますがいつどこに出るか分からない流れ星に願い事をしかも続けて言えなんて極めて難しい条件です。
 いつ出るか分からない流れ星が現れたときにパッと言えるくらい真剣になっていれば願い事はきっと叶うでしょうと言うことのようです。

 そんな夢もロマンも無い話よりもあらかじめ流れ星が出る時間と方角・高さまで分かっていれば子供たちにも喜んでもらえるかもしれません。
 地球を回る衛星でイリジウム衛星というのがあります、この衛星の太陽電池パネルが太陽光を反射して届く範囲をあらかじめ計算で求めることが出来ます。

 自宅で何時何分何秒にどの方角のどの高さに出るのか簡単に調べられます。
 流れ星とはちょっと違いますが、はじめて明るいイリジウム・フレアを見るておぉ~と声を上げる方もいらっしゃいます。

 イリジウム衛星のフレアを計算するサイト

 計算結果の見方を参考にして<操作>手順に従ってご自宅から見えるイリジウム・フレアを調べてみて下さい。
 イリジウム・フレアにはいろいろな明るさがありますが明るい物だと-7等星ぐらいになります。

 明るく見える金星が-4等星ぐらいですから随分明るく見えることもあります。
 方角はだいたい分かると思いますが高さの感覚は腕を伸ばしてげんこつ一個分がだいたい10度ぐらいになります。
 計算値が高度40度になっていたらげんこつ4つ分ぐらい上あたりを見ていると見逃さないと思います。

 暖かくなって星空を眺めるのもいい季節になって来ました、ご家族でイリジウム・フレアを見るのも楽しいと思います。

温・湿度変化

2012.05.16.03:37

 家の中の温度や湿度は温湿度計を見れば分かりますが、どのような変化をしているのかはデータを記録しておかないと分かりません。
 少し前まで記録型の温湿度計は高かったのですが最近15,000円ぐらいで購入できる温湿度計が出てきました。AD-5696

 A&D社のAD-5696などは見た目は普通の温湿度計ですがSDカードに1分ごとのデータを大量に保存が出来ます。(10年分以上)

 普通の温湿度計として使えるのでリビングに置いて、データが蓄積してきた頃に取り出して変化の様子を見るという使い方も出来ます。

 富山は5月の今頃が年間で最も屋外湿度が低いのですが、これから梅雨に向けてどのような変化をするのか観察したり、お子さんの夏休みの自由研究にも使えそうです。

 慣れてくるとエアコンを入れた時間とか今日は窓を開けていたとかなどちょっとしたことをメモに書き残せるようになります。
 後からメモと一緒にデータとみると新しい発見があるかもしれません。

 わが家の温湿度のデータを公開しているのでそれと比べることも出来そうです。
 (24時間分
 (3日分
 木の家というと必ず調湿という言葉が出てきますが、言葉だけよりも生活している今の場所と木の家の湿度変化を比べることが出来ればイメージも掴みやすくなると思います。

気象衛星

2012.05.14.15:24

 冬の間ずっと室温20度前後を保って乗り切ったと思ったら5月11日に今年の室温最低温度を更新してしまいました。
 この日は最高温度が11度しかなくしかも夜には7度ぐらいまで下がったので室温も17度になってしまいました。20120511衛星温度分布
 17度で騒ぐなと言われそうですが、寒く感じた一日でした。(暖房無)

 さて、なんでこんなに寒いのかと思って気象衛星からのデータを受信してみるとすっぽり冷たい空気に覆われていました。
 写真の左端にも冷たい空気の塊が写っているのですぐには暖かくなりそうもありません。

 気象衛星NOAAの電波を受信して画像にしているのですが、台風や発達した低気圧などが近づいてくると迫力ある画像が見られます。

 二枚目の画像は今日の13時頃の様子です、富山の今は晴れていますが中国・四国地方にはすでに大きな雲がかかっているのでまた天気は悪くなりそうです。
 この画像にはあちらこちらにスジ雲が写っています、昔からスジ雲が出ると天気は悪くなると言いますが、スジ雲のすぐ後ろに大きな雲があることがよく分かると思います。

 さらに画像の真ん中の下の方にひときわ明るくなった部分があります、太陽が海面に反射しているのですが日食になるとこの部分が影になって写ります。
 NOAAは極軌道気象衛星なので日本の上空付近を通らないと電波を捕らえられません。
20120514衛星写真
 早速軌道を調べてみると残念ながら21日の午前7時前後に通過する衛星はありませんでした。(NOAA-17は通過するが正常に機能していない)

 受信した画像を見ていると晴れたり曇ったり台風が来たり湿った空気が流れ込んできたりといろいろな変化を見せてくれます。
 こうした気象の変化が大きいのが日本の特徴でもあるわけですが、温度計や湿度計、風速風向計など何台も置いて調べていると一日の中でも大きく値が変わっていきます。

 ところが室内の湿度計だけは壊れているかのようにほとんど変化しません。
 屋外の湿度計と室内の湿度計は同じ機器なので数字はともあれ変化は捉えられるはずですがほとんど値が変わらないのです。

 木が調湿しているわけですが、自分の家で測ったり調べたりしていると木の家の調湿効果はよく言われる快適とかカビが生えにくいだけじゃなく健康に大きく貢献しているように感じます。

年輪と方角

2012.05.07.00:15

 山の中で道に迷ったら切り株を見つけて年輪を見れば南側が分かる。
 ずっと信じていましたが、この話を信じて進むと遭難するかもしれません。

 年輪の間隔が広くなっているところはよく育っている、つまり南側は日当たりが良いのでよく育つと思っていましたが、大きな勘違いをしていました。年輪の間隔
 北側斜面は北側が開けています、南側は山ですからそこに生えている木は北側の方が枝を伸ばすには都合が良くなります。

 また、枝は日当たりの良い方に多く出ると思いますが、だからといって日当たりの良い側の幹が太るわけでは無いそうです。
 人間で言えば口は前面に付いていますがお腹側だけが太るわけではありません。

 年輪が偏るのは木が立っている環境や周りの木々との関わり合いが関係しているそうです。
 言われてみればその通りでなんでこんな単純な話を何十年も気がつかなかったのだろうと思いました。

 写真の切り株を見て太っている方角を聞いたら西だそうです、もし南と思い込んで進んだら大変なことになるところでした。
 周囲の他の切り株を見てみるとバラバラ、ということはやっぱり年輪の間隔と方角とはあまり関係なさそうです。

家の中からの眺め

2012.05.05.13:57

 住み始めてから7年経ちますが未だに敷地には家だけが建っていて庭や植木もありません。
 知人から庭を造らないのかとか、周りから丸見えだけど・・・などといろいろ言われましたが、今のところ庭を造る考えはありません。
窓からの景色
 写真は南側の景色を撮影しています。
 天気が良ければ東側に立山連峰が開けているのですが毎日見えるわけではありません。
 敷地には砕石を敷いていますがいろいろ都合の良いことがあります。

 くつに砂や泥が付きにくいので玄関が汚れにくくなる。
 雑草が生えにくい。
 雨によって泥跳ねが起きないので基礎が汚れにくい。
 水たまりが出来にくい。
 見た目が綺麗。
 呼び鈴を押す前に誰か来たことが分かる。

 砕石は玉砂利と違って角が尖っているので歩きやすいし、玉砂利のように転がって広がることも少ないので普段歩く場所だったら砕石は使いやすいように思います。
砕石を敷く
 砕石と言っても大きさは様々ですしコンクリートを砕いた再生砕石というのもありますので建築士や土石屋さんと相談することをお勧めしますが、思ったよりも手頃なお値段でした。

 景色を活かした砕石庭としましたと強引な言い方をしても受け入れてくれる人は少なさそうですし外から見れば殺風景ですが、遮る物が無いので家の中からの眺めは気に入っています。

強風

2012.05.04.10:45

 前回は卓越風のことを書きました。
 卓越風は普段ふいている風を指しているので強い風と区別しています。

 4月は強風がふきやすく我が家でも27m/sの強い風がふきました。
 さて、家が心配になるほどの地震は頻繁に来るわけではありませんが、家が揺れるほどの風は年に何度か吹き荒れることがあります。

 地震に強い家とか耐震性が・・・など地震関連の話はよく聞きますが風になるとあまり聞かないように感じています。
 風で窓や外壁が壊れる話は聞きますが、家が倒壊するといった話は聞いたことが無いので被害も小さいことから注目されにくいのかもしれません。

 ところが風で家が揺れるのはあまり気持ちよいものではありません。
 家が壊れてしまうことは無いのが分かっていても、窓ガラスが割れてしまうのでは無いかなど何かと心配になります。

 普通の窓であれば風速30mぐらいの風で窓ガラスが外れたり風だけで割れたりすることは無いそうです。
 今年は風速計を設置したのでどのくらいの風で家が揺れるのか観察しようと思っていました。

 夜の10時ぐらいから風がだんだん強くなっていきます。
 風速10mでは風の音はしますが家は全く揺れません。
 風速15mでも風の音は大きくなるし近くの木も激しく揺れていますが家は揺れません。

 風速20mぐらいになると大きなバケツのふたなどいろいろなものが家の周りに転がっていきますし、家に当たる風の音も大きくなります。
 風は風洞実験室のような一定の強さでふいているわけでは無く強弱があるので強くなったときにドンという音まで立てて吹き荒れていました。
 まだ、家は揺れません。

 以前住んでいた家では風速は分かりませんがこのくらいだったらとっくに家が揺れているはずですが、まだ大丈夫です。
 風速が23mを超えたぐらいで強い風が家に当たってドンという音と共に少し揺れたかなという程度でした。

 風速計は25秒ごとにデータを送っているので家が揺れたときの風速ははっきりしませんが、前の家よりはずっと風に強い家だと感じました。
 風で家が揺れたから家具が倒れるなどということはありませんが、風に強い家は安心感があります。

 我が家は風の強い場所なので建築士に話しました。
 後から気がついたことですが、風を受けやすい窓ガラスは普通よりも厚いものが指定されていました。

 最近の家は風にも強いとは思いますが、風で家が揺れることが気になる方はそのことを建築士に伝えた方がいいかもしれません。

卓越風

2012.05.03.09:42

 風は気ままにと言われるくらい勝手にふいているように見えますが、観察してみるといつも似たような方向からふいていることに気がつきます。
 地域や地形によって風の方向は違うようですが、ある地点で同じ方角からふいてくる風のことを卓越風とか卓越風向と言います。
 卓越風向を知れば自分の家ではどの方角からの風が多いのかまた、時間によってどう違うのかが分かります。卓越風

 図は我が家の気象計のデータをグラフにしたものですが南南東と北北西方向からの風が多いことが分かります。
 時間で見ると午前中が南南東、午後は北北西方向からの風が多いことが分かりました。

 強風時や雨が降っているときは窓を開けることが出来ませんが、午後から北西側の窓を開ければ大量の風が家の中に入ってきます。
 北西側は西日も入らないので暑い日には重宝しています。

 風は入口だけを開けても出口を作らないと入ってきませんので、二階の北西側の窓と一階の東側の窓を開けることで吹き抜けを通って肌に感じるくらいの風が通っていきます。

 何度か夏でも室温が32度程度ならエアコンが必要ないと書いていますが風が家の中を通っていくので気温ほどの暑さは感じません。
 湿度が元々低い上に空気が流れているので体から気化熱を奪うことで体感温度を下げているようですが、理屈はさておき家の中に風が通っていくのは気持ちが良いものです。

 さらにただと言うことも重要です、風の利用はただなので電気やエアコンなどの設備を使わなくても空調が出来ます。
 ただで気持ちが良い風を利用しない手は無いのですが、問題はどこからどの程度の風がふいているのか分からないことです。
 何となく感覚で分かっていても実際利用するとなると調べる必要があります。
 新築予定地に気象計を置いて調べれば分かりますがそんなことはできません。
 そこでおおざっぱですが卓越風向を調べられるところがあります。

 一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構が公表している自立循環型住宅への設計ガイドラインの中に全国の卓越風をまとめたページがありますので自宅近くのデータを見ることは出来ると思います。

 しかし、私が自宅で調べた卓越風と資料に載っている卓越風は少しずれていますので詳しく知ろうと思ったら気象計などで調べないといけませんが、だいたいのことは分かります。

 風を利用しようと思っても家の形や窓の位置の関係で風を利用しにくい場合もあります。
 そんなときは物置や電気温水器などの置き場所を工夫したり、縦すべり窓や袖壁もウィンド・キャッチャーとして使うことが出来そうです。

 もう一つ、我が家のような周りに家が少ない場合は風は使えるけど家が密集していたら風は入ってこないように思いますが、周りに家が無い場合を10とした場合、隣に建物があっても9ぐらいの風は使えるそうです。
 隣とくっついている場合は難しいかもしれませんが、最近の家は隣と3メートルぐらいは離れているのでこのくらい離れていれば風は利用できるそうです。

 風を積極的に利用することが省エネルギーにもつながるわけですが、私たちが卓越風まで考えて家造りをするなんてことは出来ません。
 しかし、建築士に資料を見せて新築予定地の卓越風を知ってもらうことで卓越風を活かした家造りがしたいという意志は伝えることが出来ると思います。

見所

2012.05.01.08:36

 先日我が家に家族の知人が遊びに来ていました。
 私は二階にいたのですが早速大黒柱の割れ目が目に入ったようで、こんな大きな割れ目だったら何かで埋めた方がいいのではないかと話が盛り上がっていたようですt_IMG_0364.jpg

 私たち家族は割れ目を何かで埋めようと考えたこともなったのですが、気になる方は埋めてしまえと考えるようです。
 充填剤で割れ目を埋めるとどうなるかはだいたい想像がつきます。

 柱と充填剤は色が合わないので柱に異色の線が一本入るとか、割れ目は季節によって開き具合が違うのでやがて隙間が開くなどあまり良い効果が無いように思われます。

 天然乾燥した芯持ちの柱が割れるのは自然現象ですし、乾燥が進むことで強度が上がっていても割れることで強度低下を起こすことは無いそうです。

 単に見た目が悪いから気になると言うことなのですが、割れ目を埋めると前よりも見た目が悪くなります。
 我が家の気に入っているところは家全体の色が揃っていて新築時よりも色艶が深まって綺麗に見えるところなので充填剤が柱の真ん中に入っていると目障りになります。
 逆に家全体の色が揃っていることで幅14㎜ぐらいの割れ目は気になりません。

 こんなことを言っている私も住み始めてからしばらくは家全体の色が揃っていることの意味がよく分かっていませんでした。t_DSC_4224.jpg

 建築士は天然乾燥した同じ山の木を使うことで家全体の色が揃って綺麗だと最初からずっと言い続けてくれましたが、それが分かるようになるまでには時間がかかりました。

 今は天然乾燥材の一番の特徴として挙げられる美しい色艶の中で生活し
ているので住み心地は大変良いのですが、割れ目に目が行って全体の色が揃っているところまで気がつかないことはよく分かります。

 柱が割れていること自体がどうしても気になる方は致し方ないですが、家全体の色艶が揃う魅力は柱の割れ目を覆い隠してしまうほど綺麗なものだと思っています。
 しかもそれが何十年も褪せることなく深まっていきます。

 木の家は調湿性があるとか五感に優しいとかいろいろ言われます、その通りなのですが我が家の一番の見所は家全体の色艶が揃っているところだと思います。


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