温度計

2012.08.29.22:07

 温度計を置いている家は多いと思います。
 特に暑くなる夏や冬の朝などは温度計を見る機会は増えると思います。
温度計
 これから温度計を置こうと思う方には室内と室外の両方表示できるものをお勧めします。
 私はA&D社のデジタル温度計 AD-5661を使っていますが、屋外センサーと表示部はワイヤレスなので配線の必要はありません。

 屋外センサーは雨がかからず直射日光が当たらない場所に設置します。
 わが家では屋外センサーから2階表示部までの距離が20メートルぐらいありますが電波は途切れること無く届いていますし、電池は半年以上持ちます。
 値段は7,000円ぐらいです。

 温度計をリビングや寝室に置いておくと朝起きたときや出かける前にちらっと目が行きます。
 最初はただ見るだけですがそのうち行動が伴うようになって来ます。

 室内に入れる風は温度が低い方がいいのですが、どっちが低いかなど温度計が無いと分かりません。
 暑い日が続くとエアコンを使うことが多くなりますが、日が暮れて外の温度が下がればエアコンを止めて窓を開けるといったことも出来るようになります。

 電気代を削減するための節約行動みたいですが、閉め切っているよりも風が通った方が気持ちがいいので自然に窓を開けられるようになります。

 温度差が分かるようになると1階と2階の温度差などいろいろ知りたくなりますが、調べ出すと温度計が増えていきますのでご注意下さい。
 何台あっても家族も含めて一番目にするのは内外温度計です。

暑い夏

2012.08.26.11:55

 暑さ対策は様々なことが言われています。
 わが家は周りに家や木が無いので日射を遮るものがありません。日射窓
 晴れていれば日の出から日の入りまで日光が当たります。

 最高気温が35℃近くになる日でも午後1時ぐらいまでは室内温度は32℃を上回ることはほとんどありません。
 室内の温度が最も高くなるのは16時ぐらいなのですがこの時間は西側の窓に日射が当たります。

 遮熱ガラスと障子のおかげで室内に日射が入ることはありませんが、障子表面温度が35℃ぐらいになります。
 ドイツでは日射遮蔽は外でやるのが基本で随分前から外付けのブラインドなどが使われているそうです。

 日本ではカーテンや障子、屋内ブラインドが使われることが多く家の中で日射遮蔽することが多いように思います。
 室内温度よりも障子表面温度が高くなるわけですから障子が壁暖房になって部屋を暖めていることになります。
 ところが外で日射遮蔽するとなると急に難易度が高くなります。

 最初に思いつくのがすだれですが、すだれは日射遮蔽は出来ますが風が入ってこなくなります。
 部屋に風を入れながらすだれも使うとなると窓から離して吊すことになるし離す距離も3メートルぐらいあれば効果があるそうです。
 また、すだれと窓は平行な位置にあるので風を部屋に入れるにはウィンドキャッチャーを使うなど一工夫必要になります。
 外付けブラインドは夜の目隠しや日射遮蔽も出来ますし風も入りますがお手軽にと言うわけにはいきません。

 わが家では障子は暖かくなりますが部屋に日射が入ることは無いので今のところ何もしていません。
 さて、風通しが良い家は涼しいと言いますが連続して温度を測っていると室内と屋外温度には時間差があって外が暑くなるのは13時~14時、室内は16時過ぎになります。

 つまりお昼過ぎに窓を開けると室内よりも温度が高い風が入ってきます。
 温度計を見て外の方が暑ければ窓は閉めて扇風機を使っているのですが、このあたりがモヤモヤしてしっくりこなかったところです。

 先日野池さんの講義を聴く機会があって基本は室内よりも低い温度の風を入れることや、風通しには風が体に当たる涼感作用と屋内の排熱作用があることを教えてもらいました。
 何となくやっていたことが理にかなっていたと知ってホッとしています。

 建築士はあまり口に出して言いませんが、わが家は設計の段階からこうした温熱効果についてよく考えて工夫された家だとつくづく感じます。
 建築士が温熱効果も考えて設計してくれた木の家に住まい手がちょっと手を加えるだけで目に見える効果として現れます。
 それが光熱費や温度計の数値、体感だったりするわけですが自分がやってみて効果が見えるのは楽しいものです。

 住まい手が身構えてエネルギー消費を減らそうとがんばるよりも楽しいことを積み重ねて続けた結果が省エネルギーにつながるとすればうれしいことだと思います。

木の家の壁

2012.08.23.00:31

 木の家と言えば壁は漆喰でしょうと言われますが、わが家はプラスターボードに塗装したほとんど調湿性が無い壁です。
 塗ってあるのはつや消しのたまご色なので見た目は漆喰のように見えます。
木の家の壁
 以前に見学にみえた方が壁をじっと見ているのでどうしたのか尋ねると、漆喰か塗装か分からないと言っていました。

 漆喰か塗装のどちらかだと言うことはご存じだったのですがじっと見てもわかりにくいようです。
 どんな塗料をどのような塗り方で施工するのかは建築士が選んでくれましたが、壁の質感は気に入っています。

 家全体の調湿においても床・柱・梁・野地板などが十分機能しているので全く問題ありません。
 最初は私も漆喰に関心がありましたが、資金不足で漆喰壁をあきらめました。

 ところが今になってみると建築士が考えてくれた壁は見た目には漆喰壁と見分けがつきにくいものですし、調湿に関しても家全体として余裕のある調湿性があることは調べてみた結果からも分かっています。(柱の重量変化

 以前にプロの方にわが家は木の家だけど壁はプラスターボードに塗装壁ですと話したら驚かれたことがあります。
 壁に調湿性が無くて大丈夫ですかと言うことのようですが、隣にいた林業家が壁に調湿性が無くても表に出ている木の量が多いので大丈夫なんですよと話してくれたことがありました。

 設備であれば取扱説明書を見れば仕様や使い方は分かりますが家には決まった仕様や使い方があるわけではありません。
 壁の作り方一つ取ってみても様々ですから思い込みだけで決めないで建築士や大工さんと相談しながら選んで欲しいと思います。

トイレットペーパーの重さ

2012.08.17.11:41

 以前に柱材を家の中においてどれくらい水を吸ったり吐いたりしているのか調べたことがあります。
 (調湿の違い
 (柱の重量変化
 今回はトイレットペーパーを使って屋内と屋外でどのくらい重さが変わるのか調べてみました。トイレットペーパーの重さ
 幾つかトイレットペーパーを使いましたがどれもほぼ重さが同じだったので品質管理がしっかりしていて助かります。

 最初に重さを測ってから屋外(雨に当たらない場所)と家の中(エアコンや浴室などの影響が無い場所)に置いておきました。

 試験体はティッシュペーパーで覆ってホコリやゴミがつかないようしてあります。
 柱材と違ってトイレットペーパーは重さの変化が早いので比較的早く結果が分かります。
 一日経過して測ってみると
 屋内122g→122g
 屋外123g→127g

 まだ一日だけですが木の家の中は屋外よりも水蒸気量が少ないことは分かりました。
 わが家では晴れていても家の中で洗濯物やシーツを干しているので結構水蒸気は出ているはずですがそれでも屋外よりも少なくなっています。

 トイレットペーパーまで持ち出さなくても湿度を測れば分かることですが重さを比べることで違った感触も試したくてやってみました。

 繰り返し測っていればそのうち湿度計が無くてもトイレットペーパーを触ればだいたいの湿度が分かるようになるかもしれません。

床と布団

2012.08.15.11:00

 わが家は杉の床に布団を敷いて寝ています。
 本当は毎日布団をあげないといけないのですが、床に敷いたままの方が布団がサラサラしているので敷きっぱなしの時もあります。
布団と床
 単にサラサラで気持ちよいからなのですが、フローリングに直接布団を敷いて使うと布団がカビることがあるそうです。
 少し調べてみると寝汗など人が出す水蒸気が原因になる場合と床と布団の温度差で起きる結露が原因になる場合があるようです。

 寝汗は夏が多いし結露は冬に多いと思われます。
 時々布団を干したりしてもカビは生えてくるのでフローリングに直接布団を敷く場合は吸水シートを床と布団の間に挟むなどの対策をされている方を多く見かけました。

 杉床に調湿性があることは誰でも知ってることですが、床材を選ぶ時に布団を敷いたらカビるなんてことまで考えないと思います。
 杉床は乾燥時期に隙間が空くとか、傷がつきやすい、汚れやすい等と言われます。

 ところがよく考えてみると隙間が空くと言うことは調湿している証拠ですし、傷がつきやすいとか汚れやすいといったことも高い調湿性の裏返しであることに気がつきます。
 林業家はそれを承知で調湿性を損なわずに汚れにくくて足の踏み込みなどの摩擦に強い床板を提供してくれます。
 林業家の熱圧加工板(商品名:こもれび)はよく出来た床板だと思っています。
 他の人に言うと、でも杉の床って・・・と言われてしまいますが裸足が気持ちいいだけじゃ無くて室内にカビが生えにくいなど家族の健康面に貢献していることは間違いなさそうです。

 杉床に布団を敷いてもカビにくいなら浴室の出入り口に敷いたタオルも敷きっぱなしで大丈夫そうだと思ってしまいます。
 林業家から浴室出入り口の足ふきマットは敷きっぱなしだとカビるから用が済んだらどこかにかけておきましょうと言われたことがあります。

 写真は敷きっぱなしにしてあった布団をめくって撮りました。
 布団にカビが生えているとか床に何か変化が見られるわけではありません。
 また布団や床から変な臭いがするわけでもありません。

 床の隙間もわずかに空いていることから、まだ水蒸気を吸い込む余裕はありそうです。
 布団の敷きっぱなしについてはいろいろ捉え方があってお勧めできることではありませんが、床材を決める時には色や雰囲気だけで決めないで幅広い見地から選んで欲しいと思います。

 いいのは分かっているけど無垢材は高いと思っている方は調べてみることをお勧めします。
 無垢の床材は無節材でなければ合板の床材とほとんど変わらないことが分かると思います。

夏の外壁温度

2012.08.10.15:34

 わが家の外壁は杉の板張りです。
 今回は外壁と道路(アスファルト)の温度を測ってみました。

 接触温度計と放射温度計の両方で測りましたが、接触温度計は測るものが凸凹しているとうまく測れないことが分かりました。
 道路はともかく外壁も7年も経過すると年輪の堅さの違いが表面に現れて触ると凸凹しています。
 黒体テープをそれぞれに貼って放射温度計で測りました。(放射率0.95)
 
 平成24年8月10日(金)13:30
 外気温 32℃
 室内(エアコン無し)30.5℃
 ガルバリウムの屋根(日向)64℃
 (日陰)39℃
 アスファルト(日向)56℃
 外壁(日向)55℃
 (日陰)33℃
 日向外壁の室内側の壁 27℃(注)

 意外だったのはアスファルトと外壁の温度がほぼ同じだったことですが両者を触ってみると明らかにアスファルトの方が熱く感じます。
 同じ温度でもアスファルトは10秒も触っていられないのに外壁は1分でも大丈夫です。

 板は細い管が束になっていることや経年変化で表面がザラザラしていることでアスファルトよりも手に触れている面積が小さいことが影響しているように思いました。
 55℃の板と鉄板を触っても鉄板の方が熱く感じると思います。

 熱く感じないから木の板は温度が上がりにくいのかと思っていたのですが、測ってみて同じ温度でも感じ方が違うと言うことが分かりました。
 今回は黒体テープを使いましたが、黒体テープ無しでも放射温度計の値に大きな違いはありませんでした。(差異1℃~2℃)

 ガルバリウム鋼板は黒体テープを使わないと値が全く違うものになりますが、杉の外壁やアスファルトであれば放射率0.95で問題ないことも分かりました。

 13時30分ごろの室内壁は27℃でしたが、その後15時頃に測ったら室温が31.7℃で壁の温度も31℃になっていました。
 断熱してあるので外壁が50度以上あっても室内壁まで熱が伝わってくるわけではありませんが時間をおいて室内と同じぐらいの温度になってきます。

 今回外壁の温度が55℃もあってちょっと意外だったのですが、外壁は60℃ぐらいになることもあれば氷点下になったり雨や風に晒されるなど、おかれている条件が厳しいことに気がつきました。

 サイディングの外壁でも15年もすれば表面が剥がれてきたり色が褪せたりします、以前に50年ぐらい経過した外壁の板をもらってきたことがあります。
 厚みがすこし薄くなっていたので板は少しずつ剥がれていって表面を更新しながら何十年も耐えているのかなと思いました。

 剥がれても無垢材ですから次々に新しい表面が出てきます。
 また薄くなると言っても50年で1㎜とかそんな程度みたいです。

続、熱圧加工板

2012.08.08.00:13

 以前にも熱圧加工板の話を書いたことがあります。
 熱圧加工した板に水をこぼしたままにすると跡が残るが色艶が良いことや汚れにくいと書きました。
 今回は表面の堅さについてです。
階段直下床
 階段に使われている板は林業家が用意してくれた材料を大工さんが踏み板やささら板に加工してくれたものです。
 後から知ったことですが階段に使う材料にも適材があって木の板であれば何でも良いわけでは無いそうです。

 一枚目の写真は階段の登り口の床で熱圧加工してある板です。
 二枚目は階段途中の踏み板で、こちらは熱圧加工してありません。
 両者とも同じ回数行き来する場所ですが板の表面に違いが見られるようになってきました。

 熱圧加工してある床の方は特に変化は見られませんが、踏み板の表面は白くなっているのが分かると思います。
 よく見てみると足で踏む部分で年輪の春目が白くなっています。
階段踏み板
 元々春目は柔らかいので表面が削れているのかもしれませんが、足裏で凹凸が分かるほど削れているわけではありません。
 固く絞った雑巾で拭けばほとんど目立たなくなりますが、気にならないので一カ所だけ拭いて後はそのままです。

 わが家では階段以外の床は熱圧加工板が使われているので気がつきましたが、熱圧していない床板でも全体が同じような変化をするのでそれほど気になることは無いと思いますし気になれば固く絞った雑巾で拭けば目立たなくなります。

 こうした変化をどのように捉えるかは人それぞれですが、両者を比べると熱圧加工板の春目は堅くなっているので繰り返しの踏み込みには耐久力があるようです。
 でも熱圧加工板に水をこぼしてそのままにしておくと水の跡が残ります。

 入居後まだ新しい床に水の跡がつくと目立ちますが、時間と共に床の色艶も変化しますし水の跡も気にならなくなっていきます。
 床材を選ぶ時はいろいろ迷いますが、木のことをよく知った林業家ならではのラインナップですし、どちらを選んでも裸足が気持ちよいのは変わりません。

 ついでに写真は8月7日に撮りましたがこの時期の床板は隙間が閉じています。

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