真夏への準備

2014.06.25.19:23

 6月は太陽高度が高く一年で最も太陽からの放射エネルギーが大きくなる時期ですが本格的に暑くなるのはもう少し先です。
 家の内外の温熱環境を測ったり調べる中でわが家では窓以外からの熱の侵入が小さいことが分かってきました。

 一番暑くなる屋根の温度は野地板には影響が小さかったし、外壁に面している室内壁についても直射日光の影響は小さく、窓から入る直射日光を抑えれば室内はそれほど暑くならないことに気がつきました。

 去年は西側窓だけ偽装網で日射遮蔽していましたが、南側にはどのように日射が当たっているのか調べてみることにしました。

 SketchUpは家の形を作って日射がどのように変化するのかシミュレーションすることができます。
 季節、時間を変化させてどのように日射が当たるのか見られる便利なソフトが無料で使えます。

 最も暑くなるのは8月中旬ぐらいなので8月20日の状況を調べてみました。
 視点は南西から見ています。時間は日の出直後から日の入り直前までです。
 お昼頃には1階の窓全面に日射が当たっていますが、太陽高度が高いので室内に侵入する面積は小さいことが分かりました。

 床にあたる直射面積が小さいことや障子があることで室温に与える影響が小さかったのかもしれませんが、西日対策はできているので今年はここに注目して工夫してみたいと思っています。

 シミュレーションしてみて思ったのですが、わが家は住まい手の手が届く範囲で工夫ができます。
 暑さの厳しい時期に2階の窓まで日射が入ってしまうと窓の外で日射遮蔽するのは大変です。
 また、窓以外からの熱の侵入が小さいので住まい手が1階の窓だけ工夫すれば家全体の環境を変えることができます。

 わずかな工夫が家計に直結するのでやり甲斐がありますし、わが家の特徴を知る楽しみもあります。
 特徴を知るたびにわが家は富山の気候風土に合った家であることを実感していますし、それが何よりうれしいです。


外壁の温度

2014.06.03.00:09

 外壁は季節によって50度以上の温度差や雨風、日射など屋根に次いで厳しい環境に晒されています。
 先日は屋根の温度を測りましたが、今回は外壁の温度です。外壁温度推移
 日中快晴の日を選んで南側と西側に温度計を設置してどのような変化をしているのか調べてみました。

 予想では日射の当たる外壁の温度は南側で50度ぐらい、西側は少し遅れてやはり50度ぐらいになると思っていました。
 結果は南側は54度でしたが、西側は65度になっていました。

 南側に日射が当たり始める頃はまだ最高気温に達していませんが、西側に日射が当たる頃は最高気温に近い時間になっています。
 すでに暖かくなっている西側外壁に日射が当たることでさらに温度が上昇したように思います。

 西日は暑いと言いますが、測ってみてもやっぱり西日が当たる外壁は熱いことが分かりました。
 西側外壁は16時頃に65度の高温になりますが、冷えるのがとても早く日が沈んでしまうと南側の外壁と同じ温度になってしまいます。
 16時頃に西側外壁に面している室内壁を測ってみたところ、外壁に面していない室内壁と同じ温度だったので外壁の温度が室温に与える影響は小さいようですが、室温は16時頃に最高気温になることから窓から入る西日の影響は大きいようです。

 外壁を65度まで上昇される日射にはどのくらいのエネルギーがあるのか調べてみました。
 先日屋根を測ったときに温度と全天日射量の関係をグラフにしました。全天日射量は気象台で測っている1時間毎の太陽からの放射エネルギーのことで、お昼頃には1㎡当たり3.6MJ(メガジュール)ぐらいになります。
 1,000Wの電気ストーブを1時間使うと3.6MJのエネルギーを使ったことになります。
 つまり日射には1㎡あたり1,000Wの電気ストーブで1時間暖めるのと同じぐらいのエネルギーがあります。

 私は夏にエアコンを使うのは悪いことでは無いと思っていますが、わが家では夏の過ごし方を探る中で卓越風に気がついたり、日射遮蔽を工夫することで家族がだんだんエアコンを使わなくなっていきました。
 省エネルギーのためにエアコン使用を控えているわけでは無く、窓を開けたり閉めたりするだけで室内の温熱環境を調節できるようになり、ちょっと暑い方が体調が良いのでエアコンを使う機会が減っていったように感じています。

 室内の温熱環境は日射遮蔽と風通しだけで調節できるほど単純では無いと思いますが、私たち家族が西側窓だけ日射遮蔽して風を通せば夏が勝手に過ぎていくところがわが家のすばらしいところです。

 ただ、日射遮蔽と風通しの両立に偽装網(カモフラージュ・ネット)を使っているので家族からもう少し見た目も考えてくれと注文がついてます。

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