積立預金

2016.06.14.22:43

 私たちは様々な形で金融と関わりながら生活していますが、学校で金融について学ぶ機会はほとんど無く社会に出てから自らの判断で金融商品を選んでいるように思います。

 株式、債券、外国為替、商品先物など専門性が高い金融商品もあれば、定期預金や積立預金など身近な金融商品もあります。
 金融機関が費用をかけて宣伝したり積極的に勧めてくるのはまとまった金額をある程度決まった期間預かることができる商品か取扱手数料が入ってくる金融商品が多いように思います。

 金融商品を知るには金融機関で聞くのが良さそうに思いますが、窓口やネットで調べようとすると、会社が売りたい商品やサービスは時間を割いて説明してくれますが地味な積立預金などは簡単な説明だけで、使い方などと言った話になるとそれはお客様のご判断で・・・でおしまいです。

 例えば株式投資は売却益を得ることができるので多くの方が利用しています。
 株式投資を始めるに当たって売却益が期待できる反面、売却損が出るかもしれないことぐらいはみなさんご存じですしそれがわかった上でなるべく売却損が出ないように運用しようとします。

 ところが実際に株式投資をやってみると、株式取得金額よりも株価が上昇していればもっと上がるんじゃ無いかと思いますし、株価が下がればここで売却したら損が確定してしまうのでもう少し待てば株価が戻るかもしれないと思います。
 要するに株価が上がっても下がっても売却する判断に迷うわけです。

 また、株式投資は時間をかけて少しずつ上昇してきた株価でも一日で取得金額を下回ることもありますから株価の推移に敏感になります。
 さらに、株式投資は取得銘柄ごとに決済するまでが一つの区切りですから一つの銘柄で決済が終われば次というように取引が連続するので思っている以上に忙しい取引です。

 株式投資は売却益に期待ができるというだけで株式投資を始めると株価の推移に一喜一憂する生活に耐えられなくなるか、売却するタイミングを逃して塩漬けになってしまったり必要な資金のために損を承知で売却してしまうことが意外に多いようです。
 株式投資を始めるに当たって株は買うよりも売るタイミングが難しいなんてことは取引の説明書に書いてないし、株式投資を始めるとどんな生活になるのかなんてことまで説明してくれません。

 積立預金は毎月自分で決めた金額を普通預金口座から積立預金口座に振り替えるサービスで誰でも知っている超有名金融商品ですが、その使い方になると意外に知られていないように思いますし、一般的な使い方としては旅行やほしい物の購入資金確保のために利用されています。

 普通預金口座には給与が振り込まれたり生活費が引き落とされたりお小遣いも普通預金口座から出ていくのでお金は入ってくるし出ても行く口座です。
 積立預金口座は自分で引き出さない限り出て行くことは無くほっとけば預金限度額まで増え続けます。

 この特徴を活かせば生活費の中から自分が決めた金額を切り離すことができます。
 今の生活に余裕なんて無いのに積立なんて無理!と言われそうです。

 私も新築した頃は新たな積立などできませんでしたが建築士が「メンテナンス・フリーの家など存在しない」と言うのでいずれ必要になるのであれば準備は早いほうがいいと思ってとりあえず毎月1,000円の積立預金を始めました。
 毎月1,000円の積立なんて年に12,000円ですからそんな金額であればわざわざ積み立てなくても思いますが、とりあえず積立預金口座を持つことが目的でした。

 その後、減った暖房費を積立預金に振り替えたり、電気料金が減った分も積立預金に振り向けることで積立金を少しずつ増やしていきました。
 費用削減策を実行して減った金額の取り扱いまで考えておかないと光熱費は減ったはずだけど特に生活に実感が無いと言うことになってします。

 積立口座を持っていると減った金額を振り替える先があることで生活費から削減額を切り離すことができます。
 急にまとまった資金が必要になったときに備えて時間を味方につけてコツコツ積み立てるお金は元々電力会社などに支払っていた金額ですから生活に負担感は少なく安定して長く続けられます。
 自分で使えるお金を増やすには収入を増やすか支出を減らすしかありません。
 支出を減らして使えるお金を増やす仲介役として積立預金は結構使えるサービスだと思います。

階段の板

2016.06.06.12:48

 わが家の階段は大工さんが造ってくれた手作りで、造ってくれた大工さんの名前がついています。
 踏み板、蹴込み板、ささら板も杉です。
 柱や梁、床板、野路板まで杉なので使い分ける必要が無いように思いますが、ほかの部分同様に踏み板も使い分けされています。階段材

 写真の板は厚みは同じですが年輪の間隔が違います。
 年輪は密度が高く堅い部分と密度が低く柔らかい部分が交互になっています。
 階段を何度も行き来していると踏み板の角がだんだん丸くなっていきます。
 角が丸くなると滑って危ない思いをするので、なるべく丸くならないようにしておきたいところです。

 そこで林業家は階段材として年輪が細かいものを選んで出荷し大工さんはそれを踏み板として使い分けるそうです。
 住み始めて10年になるわが家で観察すると踏み板の角はこすれて丸くなっていますがよく見ると堅い年輪のところで止まっています。

 堅い部分もやがて削れてしまうと思いますが、年輪が細かいのですぐに堅い部分が出てきます。
 年輪の目が細かい方が角が丸くなるのに時間がかかるわけです。

 また、階段は同じ場所を繰り返し踏むので角以外もだんだんこすれてきます。
 堅い部分と柔らかい部分で減り方が違うので年輪の間隔が細かいとちょうどよい滑り止めになってしっかりグリップするようになります。

 家が新しく施主も若いときはそれほど気にとめることは無いと思いますが、年をとってくると滑る階段は危なく感じます。
 階段に滑り止めをつけたり滑りにくいスリッパを履くなど対策はいろいろあると思いますが、余計なことをしなくても裸足の生活を邪魔しないわが家の階段はとても気に入っています。

 蹴込み板についてもきれいな板は部屋から見える場所に使うなど工夫されているのですが、大工さんは細かいことまで言わないので住まい手がそうしたことに気がつくまで時間がかかってしまいます。
 私も建具屋さんに「きれいな階段は最近少なくなってしまった。」と言われてはじめて気がつきました。

 設計事務所や天然乾燥、手作りの階段などと言うと高価な家のように感じるかもしれません。
 わが家を見に来られた方にこんな家は私には無理だと言われました。
 私も最初に建築士の作品を見たときはこれは俺には無理だと思ったことを正直に話すようにしています。

 建築士や林業家は「一部のお金持ちだけが建てられる木の家では意味が無い。」と言います。
 住まい手が気持ちよく健康に生活できる家として木の家には実績があり、普通のサラリーマンでも建てられますが、誰に相談するかで大きく違います。
 イメージや思い込みだけで決めないでいろいろな方に話を聞いて誰を頼るか決めてほしいと思います。

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