光合成

2019.06.16.22:40

 以前、木は再生可能な唯一の生物資源だと書いたことがあります。
 地球にすでにある資源を再利用しながら資源の減少を抑える循環を小さな循環、木などの植物が太陽エネルギーを使ってブドウ糖を合成する仕組みに着目した減らない資源循環を大きな循環という話も書きました。

 光合成というと植物が太陽光、水、二酸化炭素からブドウ糖を合成して酸素を排出するぐらいにしか考えていませんでしたが調べてみると光合成はもっと深く私たちに関連しているようです。
 光合成を化学式で表現すると

6CO2(二酸化炭素)+ 12H2O (水)→ C6H12O6(ブドウ糖)+ 6O2(酸素)+ 6H2O(水)

 6個の二酸化炭素分子と12個の水分子から1個のブドウ糖と6個の水分子と6個の酸素分子を作る際に太陽エネルギーが必要です。

 ブドウ糖は水に溶けるため植物の細胞内に貯めておくには不都合なのでブドウ糖を何個かつないで水に溶けにくいデンプンとして蓄えています。
 ブドウ糖はつながっている数によって麦芽糖やデンプン、セルロースなどいろいろ呼び方が違います。

 私たちの体の中では水とブドウ糖に酸素を反応させて代謝エネルギーを得ています。
 体の中では光合成と正反対のことが起きていてブドウ糖を作る際に取り入れた太陽エネルギーを取り出しているわけです。

 私たちが食している物はブドウ糖ではなく多くはデンプンの形をしています。デンプンからブドウ糖を得るにはブドウ糖をつないでいる鎖を切らなければいけません。この役割を唾液に含まれるアミラーゼ、小腸から出ているマルターゼという酵素が担っています。

 酵素によってデンプンが細切れになってようやくブドウ糖が得られます。
 こうして順追って考えてみると私たちの体が温かいのは元をたどれば太陽エネルギーですし、普段の生活でエネルギーというと電気、ガス、石油などしか思い浮かびませんが私たちの体を含めて太陽がエネルギー源であることにも気がつきます。

 本来ブドウ糖が欲しいわけですがそれを合成している植物の都合上デンプンやセルロースになっているのでブドウ糖を分解してエネルギーを得る側の方でアミラーゼなどの酵素を用意してブドウ糖にもどして利用する仕組みなど本当によく出来た仕組みだと思います。

 私たちは何をどうしてもエネルギーを消費することしか出来ませんが植物は太陽エネルギーを貯蔵することが出来ます。
 私たち家族が出来ることと言えば木を使って家を建てて空いた山に木を植えてくれる人を応援することと、山の木が大きくなるまで長く家を使い続けることぐらいです。

 誰かが言った省エネルギーよりも家族で考えて自分たちが出来ることをやる、そんな話を木の家の中でしたこともありました。
 小さな循環も大切ですが、大きな循環を学んだことは良かったと思います。


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