外壁

2011.05.19.22:34

 我が家の外壁は板張りですが時々どうして板を使ったのか尋ねられることがあります。
 木は水に弱いし腐りやすいのにわざわざ雨風に当たる外壁に板を使わなくても良かったのでは無いかということのようです。t_IMG_3614_1.jpg

 確かに長く放置してある木の板にちょっと力をかけるとすぐに折れてしまうほどボロボロになっていることもあります。
 木の板は風雨にさらされて新築後二、三年でシルバーグレーに変色してしまいます。

 それだけ見ると木の板で外壁はちょっと・・・と言うことになると思いますが、使い方を知れば木の板は優秀な外壁材だと言うことも分かってきます。

 板は立てて使えば水をかぶってもすぐに乾いてしまいます、デッキのように板を敷くと水切れが悪いので同じ板を使っても立てて使う外壁の方が長く持つと言われています。

 また、シルバーグレーに変色しますが、表面をカンナで削ってみるとほんのわずかだけ変色しているだけで中身は変色していないことから紫外線などから身を守るための保護膜として働いているようにも思えます。

 木の板を外壁として使う場合には赤身だけの板を使うことが大切です。
 大工さんは白太混じりの板を外壁に使うと白太の部分が溶けていくという表現をしていましたが木は水に弱く腐りやすい白太部分と耐久性に優れた赤身の部分があるので外壁には耐久性に優れた赤身だけの板を使用することになります。

 白太混じりの板でも防腐剤入りの塗装を施せば大丈夫という話も聞こえてきそうですが、赤身の板が高い!から白太混じりの板を使って塗装をすれば安いかと言えばそうでもないでしょうし、ほとんど金額が変わらなければ本質的に風雨に強い赤身の板のほうが良さそうに思います。

 もう一つ、外壁に板をつかうと都合の良いことがあります。
 耐久性に優れた赤身であっても部分的に傷むこともあります。

 木の板はロングセラーなので五〇年経っても手に入りますし、新しく張り替えても数年で周りの板と見分けがつかなくなります、痛んだところに手入れが出来ることは木の板の大きな特徴だと思います。
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