熱圧加工板

2011.12.01.11:21

 杉の板に熱圧加工すると表面のわずかな細胞がつぶれて艶と色合いに深みが出てきます。
 見た目だけではなくて汚れもつきにくくなっていいことずくめのように見えますが、細胞がつぶれているだけなので水をこぼすとつぶれていた細胞が元に戻って跡が残ります。

 建築士は床材を選ぶ時に水の跡がつくことも説明してくれますが、跡がつくのを敬遠して熱圧加工していない板を選ばれる方もいらっしゃると聞きました。

 我が家では一階も二階も熱圧加工した杉の床板ですがキッチン周り、脱衣室、トイレと水を使うところの床には水の跡がついていますが、その他の場所には探せば見つかるかもしれませんが水の跡が目立つようなところはありません。

 また、階段は熱圧加工していない板を使っていますが階段の上り口には汚れは目立たないのに階段は汚れがついていることから、熱圧加工された床板は汚れがつきにくいことが分かります。

 さらに熱圧加工すると年輪の堅さの違いによって細かい凸凹が出来ます、この凸凹があるおかげで滑りにくくなります、もちろん靴下をはいていれば滑りますが裸足で体験すると明らかに熱圧加工板の方が滑りにくいのが分かります。

 滑る床に靴下を履いて歩くととても歩きにくい経験をお持ちの方は多いと思います、裸足でしっかりグリップしてくれることで歩きやすい床になっていると思います。

 しかしなんと言っても熱圧加工すると色艶が深まることが一番の特徴ではないでしょうか、知らない人が見ると一様に塗装していると見間違えるほど艶が出ていますし、色合いも深まりを見せてくれます。
 熱圧加工しなくても時間が経てば色艶は深まっていきますが、比べるとやっぱり熱圧加工した方が綺麗に見えます。

 新築直後に床に水をこぼしたら周りが綺麗ですからものすごく水の跡が目立ちますが、6年も生活していると水の跡もあちらこちらにありますし、床も新築当初から見れば色が変わっていることもあってそれほど気になることはありません。

 水の跡は気にならなくなっても相変わらず滑りにくいし、汚れもつきにくい特徴は変わりませんし、床に自然の色艶が出ていてそれが時間の経過と共にさらに深まりを見せてくれます。

 なんだか熱圧加工板の宣伝みたいになってしまいましたが、時間が経てば気にならなくなる水の跡の話だけを聞いて熱圧加工板を敬遠する前に優れた特徴があることも伝えられたらいいと思います。

 一つ失敗談ですが杉床が気持ちがよいので調子に乗って夏の暑い時期に床で昼寝をしていました。
 起きてみると腕など肌が直接床に触れていたところに跡がついています。
 気持ちよく昼寝は出来ましたが床に汗を吸い取った跡が残ってしまいました。

 夏の暑い時期は床に薄い敷物を一枚敷いて昼寝をしましょう!
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