Q値

2011.12.17.02:55

 Q値とは熱損失係数を指します。
 大手のハウスメーカーの中にはQ値を算出してくれるところもあります。

 値は小さい方が断熱性能が優れているので数値が小さければ小さいほど性能の良い家だと思いますが、何事にも頃合いがあって値が小さすぎる家は一度暖まるとなかなか冷えないわけですから夏の暑い時期は困ることになります。

 Q値は大変便利でこの値を知っているといろいろ使えるのですが、どうやって使うのかまで説明されることが少ないように感じています。
 Q値を算出するには詳しい設計図面と使われている材料の熱伝導率が分かれば計算できるので自宅のQ値を算出してみました。

 我が家のQ値は目安となる2.7W/m^2Kよりも小さい値になりました。
 木の家は癒しや見た目はいいけど断熱性能はいかがなものかと思っていましたが意外!と言ったら建築士に怒られそうですが木の家でも断熱性能は高いことが分かりました。

 さて、Q値を知っていれば外気温が分かれば、室内が何度になるかが分かります。
 また、どれだけの暖房すれば室内が何度になるかも分かります。

 具体的には
 Q値×床面積×外気温と室内温度の差=暖房+日射取得熱+生活熱

 Q値が2.0W/m^2Kで床面積が150m^2、内外温度差が14度とすると
 2×150×14=4200ということになり、外気温が6度の時に床面積150m^2の室内を20度にしようと思えば4.2KWの暖房が必要ということが分かります。

 本当は生活熱や日射取得熱も式に入れるのですが、日常計算するにはそこまで細かくなくてもだいたいの数字が分かれば十分です。

 数式から冬に日射を取り入れればそれだけ必要となる暖房が減ることも分かります。
 Q値を計算していて換気による熱損失が結構大きいことに気がつきました。
 換気をしないわけにはいきませんが風呂から上がったら浴室の戸を開けっ放しにして換気扇を使わないようにするなどちょっとしたことで必要な暖房を減らせることも分かりました。

 断熱性能だけで家の良し悪しが決まるわけではありませんが、3・11以降エネルギーの使い方が注目されるようになりました。
 住まい手が日常生活の中で省エネルギーを考えるきっかけとしてもQ値は便利な値だと思います。
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