続、源平の板

2012.02.14.13:44

 前にも源平の板について書いたことがあります。(源平の板
 写真は、1階リビングの床から上を見上げた状態です。
 前回は2階の床の話でしたが、今回は野地板です。
源平の野地板
 写真には赤身の板と源平の板の両方が写っているのですがパッと見ただけでは見分けがつかないくらいになっています。

 林業家は源平の板でも時間が経つと赤身と見分けがつかなくなると言っていましたが、新築直後の違いがはっきりしている板を見てこれが同じになるとはなかなか思えないものですが、言ったとおり見分けがつかなくなりました。

 赤身は水に強いので外壁や水回りなどに使うのであれば必須ですが、赤身の色合いだけを見て家中赤身材だけを使うのはバランスが良くないと教えてもらいました。

 丸太から板を製材するわけですが、ほとんどの場合赤身と源平の両方の板が出来ます。
 両方出来るのに片方だけしか使わなかったらバランスが悪くなってしまいますし、製材する丸太の数も大幅に増えることになります。

 木は数千本植林されても枯れたり鹿などの動物に食べられたり間伐されたりして最後まで残っているのは2割程度だと言います。
 長い時間と手間をかけて育った木を製材すると赤身と源平の板が出来るわけですから両方とも使うのが理にかなっていると思います。

 最初は色の違いがはっきり分かりますが時間が経つとご覧の通り見分けがつかなくなります。
 6年経って眺めていても飽きない光景ですが、大工さんが板を張るときに色合わせをしていたのがとても印象に残っています。
 仮に並べてみて下から眺めて、色がチグハグにならないように手間をかけてくれました。
 天然乾燥材の特徴でもある美しい色艶を引き立たせる大工さんの手間や、林業家の話も思い出しながら吹き抜けを眺めています。

comment

Secret

ブログ内検索
最新記事
カテゴリ
リンク
タイトル一覧

全記事タイトルの一覧

月別アーカイブ
2010.12~
メール送信

名前:
メールアドレス:
件名:
本文: