梁は松

2010.12.11.13:39

 横物に杉を使うなんて思い切ったね!遊びに来た知人(建具屋さん)が一言感想を言ってくれました。 t_DSC_4218.jpg

 横物とは梁のことで、思い切ったとは梁には松が使われることが多く、杉を梁として使うことは私の地域ではほとんど無いそうです。

 なぜ杉を使わないかといえば杉は横方向にして使うと強度が足りないとされているからです。
 ヤング率といってたわみにくさを表した数字が杉は小さい、たわみやすい材料として捉えられています。

 ですから知人はたわみやすい杉を梁に使うなんて思い切ったことをしたねと言ったわけです。

 確かにヤング率は松の方が大きい(たわみにくい)のですが、地域によっては当たり前に杉を梁として使っているところもあります。

 梁として使える木を選別して、正しく製材された杉の梁には十分な強度があると言うことです。

 松がヤング率が高いと言う話には続きがあって、今使われている松は日本の松では無くて外国(米松)の松が多くなっています、ヤング率が小さいからと言って国内の杉を素通りして外国まで取りに行かなくてもと思うし、大きな力が梁に加わったら梁が折れる前に接手仕口が壊れると思います。

 梁や柱が表に出ているのであれば梁も杉の方が綺麗だと思うのですが、私の地域では梁に杉を使うのは少数派のようです。
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