星空と双眼鏡

2012.05.19.23:55

 わが家の周りには家が少ないのと東側は大きく開けているので立山連峰も綺麗に見ることが出来ます。
 夜になると星空が広がって綺麗なのですが星を見るには望遠鏡が必要と思われる方は多いと思います。
 私は星空を楽しむには双眼鏡の方が適していると思っています。双眼鏡

 雑誌などで大きく渦巻いたアンドロメダ銀河や土星や木星などの色鮮やかな写真を見て望遠鏡さえあれば自宅であんな綺麗な星が見られると思って望遠鏡を購入する人は結構多いと思いますが、望遠鏡で見る像は白黒です。

 天文台に行って大きな望遠鏡で見ても目に見える像は白黒なのです。
 人間の目は明るい日中に使っている細胞と夜に使っている細胞が違います。
 日中に使う細胞は色を捕らえられるけど感度は高くありません、夜の細胞は色は識別しにくいが感度は高いという特徴があります。

 トンネルに入ると一瞬真っ暗になるとか長いトンネルを抜けるとまぶしく感じるなどと言うことからも目は光の量によって細胞を使い分けていることが分かります。
 夜に望遠鏡を覗くと夜の細胞で星を見るので白黒になるというわけです。

 雑誌の写真は望遠鏡の像をカメラの目で捕らえることで少ない光を時間をかけて蓄積する方法で撮られています。
 また、木星の大きな渦巻きは迫力がありますが望遠鏡で見ると随分小さく見えます。
 望遠鏡の小さな像をカメラで撮って像を引き延ばすことで迫力ある写真が作られています。

 しかし、望遠鏡やカメラ、その他の機材を揃えるとなると安く見積もっても40万円ぐらいは覚悟しないといけません。
 一方倍率7倍、対物レンズ有効径50㎜(7×50)で25,000~30,000円も出せば星空を楽しむには十分な双眼鏡が手に入ります。

 どうして7倍かと言えば倍率が高くなると見える範囲(視野)は狭くなる傾向があります。
 また、倍率が高いと手ぶれの影響を受けやすくなるので点である星は見にくくなります。
 さらに双眼鏡は手で持つことが多いので倍率が高くなると重たくなることも見逃せません。

 瞳の大きさとか双眼鏡の光学性能とかいろいろ細かいことはあるのですが手軽に星空を楽しむには確かな双眼鏡を1台持っていると重宝します。
 星空を見るのであればズーム付きとか20倍を超えるような高倍率の双眼鏡には手を出さないようにしましょう。

 私が双眼鏡をお勧めする最も大きな理由は取り回しが簡単だと言うことです。
 望遠鏡を設置するには簡単な物でも三脚や望遠鏡の設置などで30分はかかります。
 赤道儀まで持ち出すと最初の星を見るまでに1時間、片づけるだけで30分以上はかかってしまいます。

 さらに、赤道儀を動かすためのパソコンの設定などお手軽というわけには行きません。
 双眼鏡は持ち出して空に向ければ裸眼で見る星空とは別世界が広がります。
 あっちを見たりこっちを見たり・・・大人でも夢中になるほどです。

 夜空をちょっと眺めてみようと思い立ってすぐに見られる双眼鏡と設置や片付けに時間がかかる望遠鏡、両方持っていても年間を通して活躍するのは圧倒的に双眼鏡です。
(写真はビクセン社 アルティマZ7×50)

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