時間が経った外壁

2012.05.23.10:34

 わが家の外壁は杉の板で縦に張っています。
 建築士の他の作品を見せてもらうと張り方はいろいろですし、塗装したり無塗装だったりしますが赤身の板が使われていることは共通しています。
TS15年外壁
 最近近所の方が外壁の汚れを落とす薬品とその施工のセールスを受けたと話してくれました。
 その家も外壁は板で10年以上経過しているので色はシルバーグレーになっています。
 営業マンに薬品と当社の施工技術を組み合わせれば、汚れは綺麗に落とせますと言われ見積もりも結構いい値段だったそうです。

 赤身の板であれば無塗装でも耐久性は50年以上あるし、一部が壊れても木はロングセラーなのでいつでも張り替えることが出来ます。
 営業マンが汚れと言っているのは板の表面が紫外線などで変化した膜の色なので何の問題もないことですが、汚れが!と繰り返されると気になってしまったと言うことでした。

 以前に天然乾燥した床板にアルカリ性の洗剤を使うと紫色に変色すると書いたことがありますが、一月も経てば跡形も無く消えてしまうのに慌てて漂白剤などを使うと漂白した部分がずっと残ってしまいます。
 木の板を外壁に使うと数年でシルバーグレーに変色しますが、変色した後は何十年も変わらず外壁の役目を果たしてくれるのに薬品で脱色するのは余計なことだと思います。TS15年洗浄外壁

 また、表面がシルバーグレーになってしまえばそれ以上奥に染みこんでいくことはありません。
 汚れているだけじゃ無くて腐っていると言っていた人もいますが、シルバーグレーは膜の色なのでカンナで削ったり高圧の水で膜を落とすと赤身の肌がよみがえります。

 膜の色だけ見て腐っていると勘違いしないようにしたいものです。
 木の板を外壁に使うと何がいいのか尋ねられたこともあります。
 一番は耐久性が高いこと、次は見た目が綺麗なことだと思います。

 木は腐ると言いますが、赤身の外壁が腐って使えなくなるのは数十年・・・もっと先の話かもしれません。
 遊びに来た知人に外壁の写真を撮らせてくれと言われたこともありました。
 少しずつ変化してわが家の外壁として落ち着きを見せ始めた板の風合いは気に入っています。

 さて、写真は林業家の住宅展示場の外壁です。
 すでに15年以上経過している外壁ですが、2枚目の写真は新しそうですがこの写真の方が時間が経っています。

 一枚目の写真を見ると汚れているとか腐っているとか言われそうですが、水で膜を落とせば2枚目のように復活します。
 自宅のホースとタオルで洗うだけではこのようにはなりませんが、15年以上経っていても膜の下は綺麗なままだということが分かります。

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