Q値の使い方

2012.09.09.00:11

 Q値(熱損失係数)は室内外の温度差が1℃の時、家全体から1時間に床面積1㎡あたりに逃げ出す熱量のことを指します。
 Q値が分かるといろいろ便利なのですが、使い方が分からないと単にQ値自慢に終わってしまいます。
 以前にもQ値のことを書きましたが、今回はQ値から暖房に必要な灯油量を計算してみました。

 Q値=2.3
 床面積=150㎡
 温度差=15℃(外が5℃の時、室内を20℃にする場合)

 2.3×150×15=5.175KW/h
 5.175×24時間=124.2KW/h
 124.2×3.6=446.76MJ (1KW=3.6MJ)
 灯油の単位熱量は36.7MJ/Lなので
 447.76÷36.7=12.1L

 つまりQ値が2.3で床面積150㎡の室内を20℃に保ちたい場合(外気温度差15℃)日量12リットルの灯油が必要と言うことになります。
 実際の消費量が気になるところですが、なんとほぼ計算通りになります。

 わが家の場合エクセルに1時間ごとの内外温度差を入れて計算してみたのですが、実際消費した灯油量と日量0.4リットルぐらいしか差がありませんでした。
 もっとも灯油ボイラーの効率がだんだん落ちていきますので計算が合うのはボイラーが新しい時ですがボイラーの効率も入力しておくと給油前にどれぐらい消費したか分かるようになります。

 Q値を下げる工夫をすれば灯油の節約につながります。
 わが家の場合窓から逃げていく熱量が全体の3割強あることが分かっていますので窓の工夫が効果的です。
 建築士が書いてくれた図面が詳細だからこそQ値計算が出来るわけですが、計算と消費量がだいたい同じになるのは結構おもしろいです。

 ついでにプロパンガスの熱量計算もしてみました。
 ガスの消費量から熱量を計算して灯油に換算してみると一ヶ月で8リットル・・・、暖房で一日10リットル以上消費するのに比べると随分少ないことが分かります。

 こうしたことが分かっていると節約のことで夫婦げんかになったとき不用意にガスを節約せよと言わなくてすみます。

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