住宅展示場

2012.12.09.04:59

 伐採ツアーにはいつも住宅展示場の見学が入っています。何度も見ている展示場ですが毎回楽しみにしています。 住宅メーカーの住宅展示場は普通5年ぐらいで建て替えられるそうですが林業家の住宅展示場は築18年です。
 わが家は築7年ですから10年ぐらい先の木の変化が見られるというわけです。梁の割れ1

 新築直後は源平板の色の違いがはっきりしていますが3年ぐらい経ってくるとだんだん見分けがつかなくなり7年も経つと源平板と言われてもはっきり区別がつきにくくなるくらいに色の違いが無くなってきます。

 住宅展示場を見学して気がついたのは参加者が中に入った瞬間に木の香りがすごいと言ったことです。
 木の家で生活している私にはすごいと感じるほどではありませんでしたが、18年経っても天然乾燥材で造った木の家は香りを発し続けていることは確かなようです。

 また、スギの床はもっとフワフワした感触かと思っていたがしっかりしていて安心したと言われた方もいました。わが家に見学に来た方にも同じことを言った方がいてスギの床は合板の床に比べてフワフワしていると思っている方は意外に多いのかもしれませんが、フワフワしているかどうかは床材の違いでは無く床の作り方の違いなので無垢の床板だからフワフワしやすいというわけではありません。梁の割れ2

 さらに裸足の感触は18年経っても相変わらずサラサラしています。
 違うところはスギの床は年月が経つと感触がなめらかになるというか足にいっそう馴染むように感じました。
 11月17日の気温は15度ぐらいだったのですが裸足で床に触れても冷たいとは感じませんでした。

 スギ床は裸足が気持ちいいことをご存じの方は展示場に入った直後に靴下を脱いでしまいます。私も中に入ってすぐに靴下を脱いであちらこちら感触を確かめるように歩き回ってきましたが何人かの方が同じようなことをしていたのも印象に残っています。

 展示場では林業家が木の家の特徴を話してくれます。私も8年ぐらい前に同じことを聞いた覚えがありますが、スギの床は隙間が空くとか柱や梁が入居後こんなように割れるなど木の欠点と捉えられやすいことについてわかりやすく説明してくれます。

 1枚目の写真では梁の真ん中が綺麗に割れていますが2枚目の写真では割れていません。梁が割れていても裏側まで割れ目が貫いているわけでは無いことが分かると思います。

 今にして思えばここで林業家が話してくれる木の家の特徴がそれまで私が持っていた木の家のイメージをリセットする良い機会だったと思います。
 表面に見える木の割れは木の欠点では無く天然乾燥材の特徴であって強度には全く影響が無いこと、人工乾燥すれば表面には割れ目は見られないが木の中で割れてしまうことなどを木の家とサンプルを使って話してくれます。
床の張り分け
 2階の床には熱圧加工板と熱圧していない板がはり分けられているところがあります。パッとみても分からないのですが今回光の当たり方で違いが分かりやすくなるアングルで撮ってみました。
 写真で見るとはっきり違いが分かると思いますが見た目は、はり分けられていることを知っていてもどこに境目があるか分かりません。

 はじめは違いが分かる状態だったのだと思いますが時間が経つと熱圧加工していなくても艶が出てくるので両者の違いがわかりにくくなるのかもしれません。

 展示場に行かれる方は是非裸足になることをお勧めします。
 肌で感じた感触はずっと残りますし艶が出て光っているのにすべりにくい熱圧加工板の特徴も感じ取ることが出来ると思います。

 築18年の展示場というと古くさく感じる方もいると思いますが時間が経った状態を継続してみられる点では大切な役割があるように思います。
 木の家は時間が経っても人に見せられる裏返しでもあるわけですが単に見学ということだけじゃ無く木の家を知る最初の入口としても林業家の展示場は学舎として活躍しているように思います。

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