見学会

2013.10.08.09:54

 建て方を見学してきました。
 見てきたのは建築士の「私の家」です。
 これまでも何度か建築士の作品を見せてもらっていますが今回は時間をかけて見せてもらうことが出来ました。
 わが家の建て方の時は舞い上がっていてただ眺めるだけだったように思いますが、何度も見せてもらううちにだんだん見方が変わってきました。
毛布を巻いた横架材
 クレーンでつり上げている場面では材料に傷がつかないように毛布が巻いてあります。 梁や柱は塗ったり壁で覆ったりしないのでロープの跡がつかないようにとの配慮です。

 2枚目の写真は追っ掛け大栓継ぎ手がおさまる様子です。何度見ても複雑な形をした継ぎ手が組み上がると線一本しか見えなくなる不思議な継ぎ手です。

 今回の見学では番付された材料が配置されていく様子を見ることが出来ましたが、見事というかよくここまで揃えられるものだと感心しました。
 林業家から強度、乾燥、適材適所の三拍子に加えて色も綺麗な材料が送られてきます。
 色が綺麗と言っても幅があるし工業製品のように均一ではないので大工さんが綺麗な材料は見栄えのする場所、少し色が悪い物は隠れて見えない場所へと振り分けます。
 建て方の時は全ての材料が見通せるのでその様子がはっきり分かります。
追っ掛け大栓継ぎ手
 一本気になる柱がありました。
 柱には一等材が使われていますが一等材にあるはずのフシが見当たらないので大工さんに尋ねたところ、番付の時にこの柱を見つけたのでこの場所に決めたと話してくれましたが、家に使われる柱を全部見ないとこうしたことは出来ないし、実際全部見ているそうです。

 柱が100本あるとすると4面ある柱を100本、400回以上見て配置と方向を決めることになります。
 梁も見るので大変な作業ですが、手間をかけて選んで配置するには大きな価値があることが分かりました。

 これと同じことを野地板でもやっていると言うからさらに驚きです。
 天井板を張らないので屋根の野地板が天井になります。張り終えた野地板を見て赤身の材料なんだと言ったら、源平だよって言われました。
 えっ、全部赤いけど・・・指を指されたところを見ると私が見上げている場所に使われている板は赤身だけど離れた場所には源平の板が使われています。

 つまり大工さんは部屋の使われ方によって野地板まで選んで張り分けているというわけです。
 送られてきた板を全部見ているからこそ張り分けられるように思いました。

 また、見学会でこれから家を建てようとしている方にお会いしました。
 裸足の生活が気持ちよい。
 室内で洗濯物がよく乾く。冬や梅雨の時期でも洗濯物だけじゃなくシーツも室内でよく乾くし室内干しの臭いもしない。
 温熱環境性能が高い。特に梅雨と夏はエアコン、除湿機などの設備機器に頼らなくても家が勝手に調節してくれるし、その効果には余裕がある。
 木の家は時間が経つほど綺麗になる。住み始めて7年になるわが家は新築時より綺麗ですし、林業家のモデルハウスは18年経っているけど深みが増してさらに綺麗になるので柱や梁を塗らない方がいいかもなど住まい手としての感想を話すことが出来ました。

 家が建ったのにどうして見学会に行くのか尋ねられたことがあります。
 自分の時は舞い上がって見逃した見所を見学会で見ることが出来ます。
 どうして手間のかかる手刻みをするのかなど最初は分からなかったことも時間が経つと見えてくることがあります。今回のように番付で振り分けられた材料が組み上がった場面を見ることで手刻みの価値に気がつくと言ったことなどいろいろあります。

 本物の木の家は普通のサラリーマンでも建てられるし、普通のサラリーマンでも建てられるから何度も見ることが出来ます。見学会に行くたびに見つかる新しい発見は私が気がついていないだけで最初からわが家にも取り入れられていることです。
 本物の木の家は知るたびに好きになる!そこが楽しいです。

comment

Secret

ブログ内検索
最新記事
カテゴリ
リンク
タイトル一覧

全記事タイトルの一覧

月別アーカイブ
2010.12~
メール送信

名前:
メールアドレス:
件名:
本文: