小口を見る

2010.12.22.01:26

 小口とは柱など立方体の最小切断面のことで、早い話が年輪が見える切断面の事です。IMG_0386.jpg

 大工さんは小口を隠そうと様々な工夫をするそうですが、我が家では親柱(階段の手すりを支える柱)の小口はむき出しになっています。

 年輪を数えると52までは数えられます、4寸(約12センチ)の柱なのですがこの太さの柱を取るために50年以上かかっていることになります。

 年輪の細かさに目が行きがちですが、年輪の間隔に注意してみると最初の14、5年ぐらいは比較的広くてそれ以降急に混み合ってきます。
 この年輪の特徴から植林された木だと言うことがわかります。

 自然の状態では種が芽を出しても周りには大きな木がいっぱいあって日光がなかなか当たりません、運良く大きな木が倒れてくれると日光を浴びてぐっと育つことができるため小さかった時の年輪はとても細かくなるそうです。

 植林ははじめから開けたところに苗を植えていきますので、最初から日光をたくさん浴びてぐんぐん育つことから間隔は広くなります。
 つまり我が家で使われている杉の木は誰かが植林して長い間育ててくれた木だと言うことがわかってくるわけです。
 開けたところに植林すると言うことはその前に伐採があるわけですし、伐採されると言うことは大きな木がそこに生えていたことにつながっていきます。

 親柱の小口は長い時間の流れを日常の生活で感じさせてくれる私のお気に入りです。
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