地域の違い

2014.10.25.14:46

 地域にあった家造りをしましょうと言われますが何をどのようにしたら地域に合うのか今ひとつはっきりしないところです。
 富山で生活していると南の方はもう少し暖かくて、北は寒そうだぐらいに捉えている程度です。
 ところが違う地域で生活している方の話しを聞いてみると想像もしていなかった話しがたくさん出てきます。

 太平洋側の冬は晴れる日が多いし乾燥しているので布団や洗濯物が乾いていいなと思って話しを聞いてみたら、とんでもない!肌は乾いてピリピリするし乾いた風は寒いのでしっかり防寒しないと風邪を引いてしまうとか、沖縄の台風は一日中、時には日をまたいで四方から風雨が吹き荒れると話してくれた方もいらっしゃいました。
 富山にいて方向を変えながら一日中暴風雨が吹き荒れるなんて想像もできません。

 これまでは他の地域の話しを聞くことが多かったのですが、最近他の地域で生まれ育った方が富山で家を建てる話しを聞く機会がありました。
 富山で家を建てることになって富山の建築士に相談をしたのですが、要望は内断熱してさらに外断熱もやって欲しいというのでそこまでしなくても・・・と説明するのに苦労したそうです。

 お施主さんは北海道で生まれ育ち気密と断熱は家造りには大切だと捉えている方で、富山で十分な仕様でも生まれ育った地域の仕様に強く影響を受けている話しだと感じました。

 以前に建築士が開いている勉強会のお手伝いに行ったときの話です。
 受講生が設計した家の図面から家から逃げていく熱量計算する場面で富山の受講生の皆さんはだいたい同じ値になるのに、寒い地域から参加した方は小さい値になっていました。
 設計段階で計算していなくても地域にあった家造りをしている方の計算結果を見て地域差を感じることができました。

 窓の大きさにも地域によって違いがあるようです。
 暖かい地域の窓は大きくて晴れていれば窓が開いている家が多いように感じます。
 少し前にわが家では夏の高温多湿時でも室内湿度が60%ぐらいだと書いたことがありました。木の家だったらどんな地域でどのような使い方をしても室内湿度が60%!では無くて雨天時や長雨の後など窓を閉めた状態で測った室内湿度が60%ぐらいという話しです。
 窓を開ければ屋外の影響を受けるし、窓を開けて生活する地域の方に窓を閉めたら・・・と言う話をしてもうまく伝わらないかもしれません。

 生活しながら地域の特徴を捉えることはとても難しいことですが、地域の特徴を掴んだ建築士が考えてくれた家は他とは一味違います。
 最近の設備は優秀だから・・・と設備で地域差を小さくするのもいいですが、せっかく家を建てるなら地域にあった住み心地のよい木の家が増えてくれたらいいと思います。

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