暖房と採暖

2014.11.25.19:21

 今年も冬がやってきました。3年ほど前までは一冬に2,000リットルの灯油を暖房だけに使っていましたが、床暖房の熱源機をヒートポンプに替えたり温水もエコキュートに替えたので灯油は使わなくなりました。
 暖房費用は大きく減りましたが、減った金額を施設整備積立金に振り替えているので私のこづかいが増えたわけではありません。

 さて、一口に暖房と言っても暖房方法は様々です。エアコン、石油ストーブ、ファンヒーター、ホット・カーペット、こたつ、床暖房、薪ストーブ、太陽からの日射などを組み合わせながら使っていると思います。
 暖房する時間や場所についても全室連続暖房、必要な場所に必要な時間だけの間欠暖房など人それそれの使い方があります。

 言葉の使い分けとして暖房は房(建物)を暖める方法と個別に暖を採って寒さをしのぐ採暖に別れるようです。
 諸外国では発電所などで発生する大量の熱をパイプラインで建物に引き込んで建物全体を暖める方法やオンドルなど台所で発生した熱を床下に引き込んで床を暖める暖房が発達した地域もあります。

 最近はオンドルと言っても温水床暖房方式が多いし、発電所以外で熱を作って供給しているところもありますが、いずれも建物を暖める暖房が主流です。
 日本は日射を取り入れられる比較的温暖な地域で発達してきた歴史があるので建物全体ではなく必要な場所を暖める採暖が発展してきたようです。

 建物を暖めるには建物から熱が逃げないように工夫する必要がありますが、やり過ぎると夏に困ります。
 最近の家は断熱性能が高いし、客間や二間続きの座敷が無いとか、部屋を細かく仕切らないで小さな家を大きく使う家が増えているように思います。

 家が小さく、断熱性能が高ければ建物を暖める仕様には有利なのですが、家に誰もいないときや寝ているときまで暖房するのはちょっと・・・という気持ちもあってなかなか連続暖房している家は少ないようです。
 測ってみると連続暖房しても間欠暖房しても費用にそれほど大きな差は無いのですが人の気持ちは簡単には変わらないので、住まい手自身が気がついて行動するしかないように感じています。

 連続暖房は帰宅時や起床時に暖かいだけじゃ無く、暖房の質が大きく違います。
 間欠暖房では冷えた室内を短時間で暖めるため暖かい(熱い)空気で部屋を暖めようとします。空気は暖まりますが壁や天井、家具は室温よりも冷たいとか上下間で温度差ができるのが普通です。
 連続暖房では壁や天井、家具も室温に近い温度になっているので体から熱が奪われる冷放射が少なくなりますが、時間がかかります。

 体感では連続暖房している室内は”やわらかい”感じがします。
 暖房がやわらかいと言われてもイマイチ分かりにくいかもしれませんが、室温と壁などに温度差が少ない環境で生活していると他との違いがよく分かるようになります。

 地域によってはエアコンで連続暖房が可能なところもありますが、富山ではエアコンだけで家中は暖かくならないので床暖房を使っています。
 ヒートポンプなど高効率の設備のおかげで費用を抑えながらやわらかい暖房の中で生活できるようになったわけですが、私は最初からこうしたことを知っていて家を建てたわけではありません。

 暖房の歴史や連続、間欠暖房という言葉も最近になって知りました。
 住み始めて8年も経ってようやく暖房について少しだけ考えることができるようになりました。

 私たち家族は何がいいのか分からないけど、この家は他とはどこか違うという中で生活してきました。
 それはそれでうれしいことなのですが、どこが違うのかちょっとでも分かると心が豊かになります。

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連続運転の効能

2014.11.28.01:16

シノキさん、いつもありがとうございます。
冷暖房機器を連続運転すると住まい手のちょっとした工夫が費用の軽減として見えやすくなります。
コールド・ドラフト対策するだけで体感温度があげるのでその分設定温度を下げられるなどいろいろあります。
シノキさんのようにご自宅の温熱環境を測って記録している方は削減分がはっきり分かりますから削減分をやがて必ずやってくるメンテナンスに備えて積み立てることも出来ます。

No title

2014.11.27.12:03

我が家もなかなか連続暖房や連続冷房に手が出せずにいますね。
まだ新居に引っ越して1年目なのでとりあえず間欠運転ですが、
2年目は連続運転にも手を出してみて光熱費がどのくらい変化するか調べてみたいと思っています。
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