洗濯物の室内干し

2015.01.26.00:00

 わが家では室内で洗濯物がよく乾きます。
 室内干しによるイヤな臭いもしないし、シーツなど大きな物でも半日ぐらいで乾いてくれるので助かっています。洗濯物干しスペース

 冬は室内が乾燥しやすくなるので浴室を使い終わったら換気扇を使わずに出入り口の戸を開けっ放しにしたり、室内で洗濯物を干すようにしています。
 以前、冬の室内湿度変化が小さいことが気になって測定間隔を1時間から1分にして湿度変化を調べたことがありました。

 測定間隔が1時間では見えなかった室内の湿度変化を捉えられて天然乾燥材の表面では早い速度で水蒸気のやり取りがあることが分かりました。
 前回は主に食事の用意などキッチン主体で湿度変化を観察したので、今回は洗濯物の室内干しによる湿度変化を調べてみることにしました。

 洗濯前に洗濯物の重さを測り、脱水後にもう一度測ると差分から水分量が分かります。
 湿度データといつどれだけ干したかを組み合わせてグラフにしてみました。
洗濯物とリビング湿度
 洗濯物を干せば湿度も上がっているように見えますが、相変わらず全体的な変化は小さいように思います。
 グラフでは朝までに洗濯物から1,800g程度放湿されているのですがリビングの湿度は4%ぐらいしか上昇していません。

 容積絶対湿度で見ると1立方メートルに水蒸気が0.8gしか増えていないことになります。
 洗濯物を干している場所は吹き抜けがあるリビングですが、他の部屋とはっきり別れていないので容積は300立方メートルぐらいです。
 室内に放湿したのが1,800gと分かっているのですから短時間でも湿度が50%を超えてもおかしくないのですが、湿度変化は小さく抑えられています。

 湿度上昇が抑えられた分全てを木が保持しているわけでは無いと思いますし、大きく気密が損なわれているわけでも無いと思いますが、調湿性の高い木の家で加湿器を使うのは効率が悪いようです。
 また、洗濯物が乾く際に気化熱を奪うので室温も下がるはずなのですが、干している場所の容積が大きいとほとんど変化しません。

 物干しスペースもあるのですが、干すのもたたむのも同じ場所でできる現在の場所に落ち着いています。
 物干しスペース(室内)ではシーツなど大きなものを干す場所として使っています。
 しかし、室内の湿度変化が小さいと言っても水蒸気はそれなりに出ているし、屋外は寒い時期なので壁内結露が心配になります。

 建築士のご自宅でも様々な計測が行われています。
 先日、壁内温度と湿度データを見せていただきました。
 私は室内の温湿度から露点温度を調べる程度ですが、建築士は壁の中の断熱材より屋外側、室内では最も温度が下がる場所の温湿度を測っています。

 同時に耐力壁の温度も測っているので、壁内の露点温度と耐力壁の温度をリアルタイムに測っていることになります。
 しかも測っている場所が家の中でも結露しやすい場所というこだわりぶりです。
 寒かった日のデータを見ても耐力壁は露点温度に達していませんでしたし、思っていたよりも余裕がありました。

 木の家では室内で洗濯物を干しても壁内結露の心配が無いというと林業家から注意されそうですが、わが家では壁内結露を心配すること無く毎日洗濯物を室内で干しています。
 今回は洗濯物と湿度変化に注目してみましたが、生活しているとキッチンや浴室、洗濯物や人の活動などいろいろ水蒸気の発生源はあります。
 壁内結露の話になると理屈ではこうなるはず・・・が多いのですが、壁の中はこんな環境ですとリアルタイムに見せていただけると安心します。

 家内に今回のデータを見せると室内で洗濯物を干すのは家には良くないと聞いていたので心配していたが、もっと干しても大丈夫みたいって言い出しました。
 だんだんリビングに洗濯物が増えて物干し場で生活することにならないか心配ですが、洗濯物が室内でよく乾くのはこの時期は特にありがたいです。

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