そらまめ君は環境省大気汚染物質広域監視システムのことで全国の大気汚染状況について24時間情報提供しているところです。

PM2.5(微小粒子状物質)や光化学オキシダントなど7種類を風向風速、気温などと一緒に各地のデータが提供されています。
富山でPM2.5についての注意喚起されることは少ないのですが、地域によってはPM2.5の値が高くなっていることもあります。
中国の観測点を見てみると信じられない数字が年間を通じて出ています。

中国の大気汚染についてニュースを見ることはありますが、データを周囲と比較してみると深刻さが伝わってきます。
富山のデータを見ていると年間を通じて低い値で推移しているのですが、高い値が出るときは季節や天気に関係しているように思います。

また、
黄砂についても環境省から情報提供があります。
黄砂と聞いて洗濯物や自家用車が汚れる程度にしか捉えていませんでしたが、小さな砂にいろいろな物がペタペタくっついているので汚染物質として捉えられているようです。
ちょっと前まではこうした情報を見ても「へぇ~昨日は値が高かったんだぁ」ぐらいでしたが、最近は明日は値が高くなりそうだと何となく感じられるようになってきました。何となく感じたことをそらまめ君を見て確かめるといったことを繰り返すことでニュースに頼らなくても自ら感じられるようになってきたように思います。
空気清浄機を連続運転するよりも汚染物質が高いときだけ窓を閉める生活の方が手軽だと思うのですが、盛り上がるのは機械の性能や使い方の話しです。
測定値だけ見ていても生活は変わりませんが、日常生活と関連づけてデータを見ていれば生活が変わってきます。
富山では西にすじ雲が流れていれば天気は下り坂傾向だと言われています。
目に見えない汚染物質もそらまめ君などを使って観察を続ければ、明日の空気は汚れているかもなどと予想ができます。
明日の空気は汚そうだと言った翌日、家内が出かける前の子供たちにマスクを手渡す場面がありました。
中国の汚染に比べれば富山はずっと綺麗な方なのですが、空気が汚いという言葉に反応した母親の行動でした。