2015夏 チルチンびと

2015.07.06.11:12

 平成27年6月に発売された「季刊・チルチンびと」を読みました。
 木の家は空気がさらりとして気持ちが良いとかよく眠れるなど、体験として語られることが多いのですがこうした効能は科学的に検証されていないことが多いように思います。
チルチンびと
 本の中には木の家と健康を科学すると題して本物の木の家は人の心と体、子どもの5感にどのように働くのかについて専門家の実験などが紹介されていました。

 天然乾燥材を使った本物の木の家については色艶の美しさも付け加えたいてほしいところです。
 時間が経つほど色艶が深まるのは天然乾燥材の大きな特徴ですが、肌の色に近いことが美しく感じる要因になっているように思っています。

 木の家に関する本は新築時ついて書かれていることが多いように思いますが、住まい手としては木の家で生活を続けると何がいいのかについても知りたいところです。

 人間は暑さには強い動物ですが、寒さに弱い傾向があります。
 暑さに強いといっても汗をかく必要が無い環境で生活を続ければ体から排熱する仕組みが上手に機能しなくなります。

 ブログでも何度か風(気流)と湿度が体感温度に影響があると書いてきましたが、汗をかくことで体から排熱する仕組みに風と湿度が大きく関係していることが分かってきました。
 私が木の家に住み始めた頃は建築士が木の家はエアコンいらず!と言うからエアコンを設置していませんでした。
 数年生活してやっぱり暑いと言うことで4年後にエアコンを設置しましたが、2年ぐらい使って最近は年に数回使う程度になってしまいました。(冬はエアコンを使わない)

 室温が35度を超えてくるような日はエアコンを使います。
 しかし、風通しを損なわないで西側窓の外で日射遮蔽するようになってからは室温が33度を超えることは年間に数えるほどしか無く風が無い夜でも扇風機で十分過ごせるようになりました。

 この過ごせるようになった!というところが大事なところで最初からでは無いのです。
 本物の木の家で生活していると住まい手の体が暑さに対応してくれるようになります。
 でも、ある程度時間がかかるので木の家で生活を始めたらすぐにというわけではありません。
 また、暑さに対応できる環境には個人差があるし年齢にも違いがあると思いますが、ちょっと暑く感じる方が体調が良いように思います。

 建築士にこうした話しをすると「うん、うん・・・」と言うだけなのですが木の家で生活して7年以上経ってようやくちょっと暑い方が体調が良いと言えるようになりました。

 わが家が偶然うまくいった事例では無く技術の裏付けがあることがチルチンびとに紹介されています。
 健康は誰もが重要と捉えていると思います。これまでは健康のためにエアコンを使う捉え方でしたが、富山の夏に体が適応できるようになったらエアコンの使用頻度は少なくなっていきました。

 エアコンの掃除やカビなど余計な心配をすることも無く、窓を開けたり閉めたりしているだけで暑い夏が勝手に過ぎていきます。
 わが家では普通の夏の過ごし方になりましたが、現代の夏の過ごし方としては体が持っている仕組みと温湿度上昇を抑える技術や工夫がバランスよく機能しているように思います。

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