暖房期日射地域区分

2016.01.13.21:35

 富山の冬は晴れる日が少なく日射エネルギーを有効に活用することが難しい地域ですが、他の地域との違いをもう少しわかりやすく表現できないかと思っていました。暖房期日射区分
 表は日射量を地域区分した資料の抜粋です。

 次世代省エネルギー基準欄は全国を8地域に分けた区分で北海道は1、沖縄は8地域と寒い地域ほど数字は小さくなっています。
 年間日射地域区分は太陽光発電導入時に使われることもあります。
 A1区分 年間日射量が特に少ない地域
 A2区分 年間日射量が少ない地域
 A3区分 年間日射量が中程度の地域
 A4区分 年間日射量が多い地域
 A5区分 年間日射量が特に多い地域

 暖房期日射地域区分は暖房期(1日の平均気温が15度を下回る期間)における日射地域区分です。
 H1区分 日射量が特に少ない地域
 H2区分 日射量が少ない地域
 H3区分 日射量が中程度の地域
 H4区分 日射量が多い地域
 H5区分 日射量が特に多い地域

 わが家では10月下旬~翌年4月いっぱいまで暖房しています。
 暖房期(1日の平均気温が15度を下回る期間)で見てみると富山は10月23日~翌年4月29日までの189日間が暖房期になっていました。
 冬の日射エネルギーは夏よりも少ないのですがそれでも1㎡あたり550Wぐらいは期待できます。引き違いの掃き出し窓1カ所当たり1.2kWぐらいの日射エネルギーが入ってくることになります。
暖房期間中の外気温推移
 タンク容量5リットルクラスの石油ファンヒーター出力は3.5kW~0.7kWぐらいですからそこそこ使える日射エネルギーがタダで室内に入ってくることになります。
 暖房期日射地域区分を見ていると寒いと思っていたところでも日射に期待できる地域があることが分かります。

 また、家に日射が当たれば屋根や外壁の一部も暖まることで室内から屋外へ逃げる熱量も減ることから暖房費用の軽減につながります。
 軒先を出すことで夏の日射を遮って冬の日射を取り入れる方法はよく聞きますが、H1地域(暖房期日射区分)では日射量が特に少ないので日射エネルギーに期待ができません。

 さらに、暖房期間にも違いがあって富山はおおむね半年ぐらいですが、長野県の諏訪地域は222日と一年の6割の期間、暖房が必要なことなど他の地域を知ることもできました。
 暖房期間や冬の日射量を調べることで今まで漠然と捉えていたことがデータとして見えるようになって他の地域と比べることもできるし、室内から寒さを取り除く工夫を考える上で参考になります。

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冬の日射取得

2016.01.28.22:08

いつもありがとうございます。
 一般的な話しは人口が多い地域の話になってしまいます。
 冬の日射に関しても一般よりも地元の特徴を捉える方が住み心地は良くなるように感じています。
 H1区分と分かれば日射よりも有効な冬の過ごし方を探すきっかけになるかもしれません。

 富山のイメージは灰色の空と言われますが、飛行機に乗って3,000メートルぐらい上昇して澄み切った青空を見るとなんだか大損しているように感じてしまいます。

No title

2016.01.21.11:09

こんな資料があったんですね。

滋賀の栗東・草津近辺に住んでいて、巷でいう「冬の日射取得」が全然しっくりこないので、資料を見てみたら案の定H1区分でした。

昔、富山出身の西村雅彦さんが故郷の思い出や印象を聞かれて、「常にどんよりした灰色のイメージが強い」と言っていたのを思い出しました。
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