吸気口の掃除

2016.04.11.02:47

 家の気密は温熱環境と共に計画的な換気の必要性など最近よく耳にするようになりました。
 気密についてはすきま風の話とか息が詰まるとかいろいろ言われているみたいですが、気密は奥が深くて建物の気密について専門に研究している方もいるそうです。

 気密で言う隙間は計画されていない空気の流入箇所で換気扇や吸気口は隙間とは言いません。
 隙間は引き違い窓やコンセント、柱と床・天井が交わるところ、配電盤にも結構大きな隙間があります。
 こうした計画されていない場所から多くの空気流入があると家全体の換気計画が乱れるので隙間の少ない家(C値が小さい)がよく話題に出てきます。

 換気の方法にもいろいろありますが、換気扇で空気を排出して負圧になった室内には吸気口から空気を取り入れる方法が多いようです。
 ところが、吸気口から取り入れるよりも隙間からたくさん空気が入ってくれば排気口から離れるほど思うように換気ができなくなります。
 だから気密は大切ということになっているのですが、わが家で気密ってどうなっているのか調べてみることにしました。

 隣り合う脱衣室と浴室の換気扇を両方使うと毎分2.5立方メートルの空気が排出されます。
 両方合わせても3畳ぐらいの狭い空間なのでリビングと脱衣室の引き戸の隙間から風が入ってきます。(1m/秒)
 脱衣室に気圧計をおいて換気扇のON/OFF時で測ってみましたが、出て行った量の空気がリビングから入ってくるので気圧の変化はほとんどありません。

 今度は空気が入ってくる引き戸の隙間を四面ともテープで塞いでみましたが、やっぱり気圧に変化が見られません。
 おかしいと思ったら、あれ・・・臭いがする・・・嫌なにおいではありませんが普段と違うにおいがします。
 すぐに床下の臭いだと気がつきました。(床下には何度も入っているのですぐに気がついた)

 しばらくして脱衣室にある分電盤から空気が流れ込んでいることがわかりました。
 分電盤には家中の電線が壁の中を通っています。引き戸の隙間が無くなったので別の隙間から脱衣室内に空気が入り込んでいたわけです。
 これだけ強調すると気密が悪いように見えますが、気体の通り道を塞ぐのは結構大変だと言うことがわかりますし、施工中であれば対処できますが家ができあがってから気密をあげるのは難しいように思います。

 さて、わが家にも各部屋に空気の取り入れ口があります。
 法律で設置が義務づけられている吸気口ですが、数年前から暖かくなると吸気口内でゴソゴソ音がするようになりました。
 たぶんどこにでもいるアブラコウモリだろうと吸気口を閉じて放置していましたが、コウモリが住み着いているとすれば当然うんちもするはずです。吸気口のコウモリ

 この状態で吸気口を開けると空気が室内に入る前にコウモリのうんちフィルターを通ることになり気持ちよくありません。
 4月に入ったばかりの今だったらまだコウモリはいないだろうと吸気口を外してみたところすでに一カ所だけコウモリが3匹居座っていました。
 ほかの吸気口にはコウモリはいませんがうんちはいっぱいだったのできれいに掃除してコウモリが入らないようにしておきました。

 気圧計で室内の気圧変化は捉えられませんでしたが、計画換気には気密に加えて吸気口の点検・掃除が大切だと学ぶことができました。
(後から知りましたが気密を測るには私が使った気圧センサーの1,000倍精度がよい測定器が使われるそうです。)

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