木の家の感想

2017.10.09.23:01

 最近は普通に木の家の特徴である調湿性や五感に優しいことをアピールしている広告を目にするようになってきました。
 木造と木の家の違いについては室内から木が見えるかどうかで分けているようなのですが、梁や柱が壁の中に隠れている大壁仕様でも床や腰板など一部だけ見えているような場合でも木の家と言われることもあります。

 どんな家が木の家と言うかについてはいろいろ意見があると思いますが、わが家は誰が見ても木の家だと言ってくれます。
 木の家の特徴についてはいろいろ言われているし私もブログの中でいろいろ書いてきましたが、住まい手が木の家で生活したらどうなるのかについてはほとんど情報がありません。

 木の家で生活して10年を超えて最近になってようやく木の家で生活したら住まい手がどうなるのかについて考えられるようになってきました。

 私が木の家で生活して感じているのはわが家は住まい手に寛大であると言うことです。

 富山は夏は暑くて冬も寒くて日照時間も少ない。湿度も年間を通じて高い地域です。暖房期(一日の平均気温が15度以下)も189日と半年程度は暖房しているのでそれなりに費用もかかります。
 湿度対策には除湿器、乾燥には加湿器、暖房にはエアコンやファンヒータ、冷房はエアコンなど何かの機械に頼ることが多いと思います。

 機械に頼ること自体には問題が無いのですが快適な室内が機械が正常に働くことを前提にしているいるとしたら様子は少し変わってきます。
 正常に働くことが前提になっているとしたら住まい手は機械が正常に働くようにメンテナンスしなくてはいけません。

 5年ぐらい経ってエアコンの中を覗いてみたらファンがカビだらけだったとか24時間換気のフィルターを見たら汚れていたという話はよく聞きます。
 木の家でも換気扇の掃除やエアコンの掃除など必要なことはいろいろありますが、どうも他の人が言うほどやることは少ないように感じています。

 少ないのは私が手を抜いているからでは無くて家自体に季節の変化に合わせて自ら調節する機能があるので寛大な家によって必要なメンテナンスが軽減されているようです。
 メンテナンスが必要なのは分かっちゃいるけどそのうち・・・それを放置すればどうなるかも分かっているはずなのですがまぁそのうち・・・不具合が出なければそのままと言うことが多いと思います。

 エアコンや除湿器から出てくるカビを空気清浄機で対応ということになりにくい環境にわが家は役立っているように感じています。

 また、8月中旬の暑い時期に特に感じるのですがエアコンの使用頻度が少なくなってくると体も暑さに慣れてきて32度ぐらいの室温だったら普通に生活ができるようになります。さすがに35度を超えてくるとエアコンを使いますが室内が35度を超えるのは年に10日あるかないかですし、ちょっと暑い方が体調は良いようです。

 私たちの体は犬の毛が生え替わるように季節に応じて変化しています。
 体が夏に向かって暑熱順化することで暑さに備えようとしているのに家がそれを阻んでいるとしたら住まい手は何かを失うことになります。

 わが家ではエアコンはどうしても暑いときだけ使うけど後はほっとけば夏は勝手に過ぎていきます。
 暑い時期に涼しく感じる環境は私たちの体には寒すぎるのかもしれません。

 さらに、天然乾燥、特に葉枯らし天然乾燥材の特徴でもある色艶については住まい手が年齢を積み重ねていくのに歩調を合わせるように少しずつ色艶が深まっていくことで心地よく、安らぎを与えてくれる家に成長し、それを住まい手である私が感じられるようになったことも木の家にして良かったと思う大きな要因になっています。

 家を建てるには土地のこと、お金のこと、間取りや設備機器など決めたり準備することがたくさんあってとても大変なことですが、住まい手がその家で生活したらどうなるのかについて考える機会があってもいいと思います。

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