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板の寿命

2018.05.04.09:01

 春の植林ツアーに行ってきました。
 秋の伐採ツアーと共に見所満載のツアーです。200年の板
 秋に開催される迫力のある伐採ツアーの参加者から私たちも山に感謝の気持ちを残したいと始まって20年ぐらい経つそうです。

 地面が揺れるほどの大迫力な伐採ツアーのような派手さはありませんが、植林ツアーは後になるほど効いてくると言うか実際に山に苗を植える体験が私たちの日常を考えさせてくれるきっかけになることもあります。

 リサイクル言うとペットボトルなど何かを回収して再生するというイメージが強いと思います。
 私たちが消費する資源は地球上にある物を使っているので使えば減っていきます。
 リサイクルすることで減る速度は遅くなりますが、資源は減っていきます。

 ところが木は水から水素、二酸化炭素から炭素を原料に太陽という地球外のエネルギーを使ってできています。
 木が使われなくなって燃やされたり腐ったりしても水素や炭素は消えることは無く太陽エネルギーを使って木に戻すことができるので、使うバランスと育てるバランスが崩れない限り再生可能でいくら使っても減らない資源です。

 地球上にある資源を減りにくくするサイクルを小さな循環、太陽エネルギーを使って木材という資源を消費しながら空いた場所に植林して新たに生み出すサイクルを大きな循環と言うそうです。
 植林を通じてその時には分からなくて大きな循環が大切だと言うことに気がついたとき、自らの植林体験が大きな意味を持つことになると思っています。

 さて、今回は古い住宅を見せてもらうことができました。
 大金持ちや実力者の旧家だったら富山にもあるのですが、見せてもらったのは林業家のご近所の家です。
 普通の家ですが、築200年です。

 伐採ツアーでは80年から100年ぐらいの大きな木を切るのですが、アヘン戦争が1840年とされていますからそれ以前に建てられた家です。
 今でも使われている大工技術や木の使い方など林業家の解説付きという垂涎の見学でした。

 その中で「これ源平だろうね」林業家が一枚の外壁板を指しました。
 パッと見るとシロアリの食害を受けた板のように見えますが、風化によって柔らかい早材(春目)が失われてしまった板です。
 以前に木の板の表面では風化によって劣化して剥がれているんだけど厚みがあるので外壁としての機能が維持できると書いたことがあります。

 見ただけでは源平なのか赤身なのかは分かりませんが、他の板には痛みなどもなく十分外壁の機能を維持していましたので赤身の板は私が思っている以上に長持ちするようです。
 同時に板の寿命というと板自体の性能の話になってしまいますが、軒先を工夫することで外壁に雨が当たりにくくするなど外壁としての適材をどのように使うかと言った使い方によっても寿命が大きく変わることも学びました。

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